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浮き沈みする私たちを肯定する

子どもが生まれて一年が経った。ありきたりな感想だけれど、一日一日は長いのに、一年はあっという間だった。

子どもが三ヶ月ぐらいになるまでは、思春期と並ぶぐらい、過去いちばんで情緒が安定していなくて、こんなことしても意味はないと分かっているのに悲しくて泣いたり怒ったりしていた。「こんなことしても意味はないと分かっている」ところが、思春期とは違う。けれども、分かっていてもどうにもならないものはどうにもならない。そのことがよく分かった。

子どもをみていてもそれはよく思うことで、一人で機嫌よくおもちゃで遊んでる日もあれば、私が構っても抱っこしてもずっと泣いている日もある。人というのはこんな風に浮き沈み(というのもなんか違う気がするけど)するのが元来なのだということ。社会的になるにつれそれが抑えられていくということ。だからといってそうした抑圧から解放されること=是ではないということ。社会的になるということは、こうした浮き沈みをコントロールできるようになることなんだなと、社会に馴染めない私は思った。

こうして浮き沈みする私のまま、浮き沈みする子どものことをこれからもずっと肯定し続けたいと思う。

今日は好きな小説書きさんに今年読んで良かった本を教えてもらった。なので自分も今年読んだ本を振り返ったのだけれど、ブクログの読んだ本グラフがその3ヶ月間だけへこんでて、記録し忘れたかな?と思ったのだけれど、ただ単に本を読んでいなかっただけっぽい。その期間は比喩じゃなく一冊も本を読んでいなかったし、そのこと自体忘れているほど記憶があまりない。今年はあまり本を読めなかったけれど、読めなかったなりに良かった本の記事など書きたいなと思った。

読んでいただきありがとうございました。サポートしてくださると本づくりが一歩進みます。