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父から母へ、母のためのプレゼント

父はThe 昭和男、The団塊世代。
肩書きや不動産をステータスとして、自身の城を築くことに人生を捧げました。

ま、さ、に、土の時代を生きた漢

母を家政婦か何かか。トロフィーワイフのように扱い、母が欲しいと思っているものを買い与えている自分が正義でした。

母が何故それが欲しいのか、手にして何をしたいと思っているのかには興味はなく、母が望むものの根本に触れようとはしませんでした。

父は費用対効果至上主義。父の意向に沿わないモノ、お眼鏡にはまらないモノは、悉く貶し、蔑む言葉を浴びせる性質です。

ただ本人は悪気はありません。相手がどう思おうがお構いなしです。
さらに語彙力ゼロなので、それが語威力となり、いつの間にか周りを傷つけていることに気づいていません。

まるで張○勲。生けるハラスメント。

と、前置きが長くなりましたが、実はこの度、母は施設に入ることになりました。
その施設は地元では超有名。実家のある県では1位の評価を得るほどの施設です。

つまり超高額です。
初期費用だけで、ちょっとしたマンションが買えてしまうほどの金額がかかります。

父は、そのお金を私たちのためにと貯めてくれていました。ただ私も弟も、そのお金は母のために使って欲しいとお願いをしました。

まだ入居日などは決まっていませんが、たまたま空いていたので、仮押さえもしました。

念のため、他の施設も見学に行く予定ですが、仮押さえした施設は介護や看護の体制も素晴らしいので、そこに決めようと思っています。

母のために、内容を吟味検討し、どうしたら母のためになるのかを納得ゆくまで考え、あらゆる人に教えを請い、それで決めたこの施設。

今まで母のために、こんなに労力をかけたことはあるのかな?もしかしたら初めてなんじゃ?と思います。本当の本気のプレゼントです。

あとは、母と父が離れて暮らすことで、父の心のケアが必要だろうなと。父も77歳です。本人は大丈夫と言っていても、凄い不安だし寂しいはずです。

自分のできる範囲で、サポートしたいと思います。

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