見出し画像

「責任」という言葉の意味って?

そろそろ選挙ですね。候補者の方々は一同に「責任」を持って取り組むとか言ってますけど、この責任って言葉、そもそも何なんでしょうね。

「責任を持つ」
一見、最後までやり抜くって印象がありますが、采配を振るう、統治者になるっていう意味も感じます。

「責任を取る」
尻拭いをするって印象もありますが、辞任とか解任とか地位を降りる、降板する、職を取り上げられるって意味も感じます。

代表Aさん 「責任をもって最後までやり抜きます」 
記者Bさん 「そんなの無責任だ!責任取って辞任しろよ」

責任が真逆の意味で使われてますよね。コントみたい。ブレーキなのかアクセルなのか、どっちなんでしょうねぇ。早速、広辞苑で調べてみました

せき‐にん【責任】 
①[荘子天道]人が引き受けてなすべき任務。「―を全うする」「―を持つ」「―をとる」
②政治・道徳・法律などの観点から非難されるべき責せめ・科とが。法律上の責任は主として対社会的な刑事責任と主として対個人的な民事責任とに大別され、それぞれ一定の制裁を伴う。
広辞苑無料検索

辞書でも真逆です・・・
だから、学校や職場で使われる「責任感を持って取り組みなさいよ」っていうフレーズに対して、どんな意味で相手に伝わっているんでしょう。

「最後までやりぬくこと」が「責任」なら、「最後までやりぬきなさい」って言えばいいですし、「やめなさい」が「責任」なら、「やめなさい」って言えばいいんですよね。このもやっとした言い回しが日本っぽいのでしょうか。

じゃ、英語だとどれくらい意味があるんだろう?と調べると、いろんな言葉があるんです。日本語の「責任」っていう1つの言葉に対し、色んな表現のある英語。

そりゃぁ、コントになるはずですね。責任って言葉を使うのは難しいですね。


この記事が参加している募集

#振り返りnote

86,552件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?