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薬の一包化は有効でない事情

介護する上で結構大事なのが「お薬の管理」です。飲み忘れちゃいけない薬が、そこにあるんです。

マジで、薬の量が半端ねぇ

父だけで似たような小粒が売るほど、14種類もあるんです。14錠じゃなくて14種類。仕分けは訪問看護師さんにお願いしています。管理はお薬カレンダーを使用しています。飲み忘れも把握できますし、誰が見てもすぐに分かります。

子育てする方にも共通するかもしれませんが、介護はインテリア性度外視。命優先、デザインなど求めていられません。

薬の一包化サービスについて

処方箋薬局では、医師の指示の元、薬の一包化サービス(有料)を行っています。

一包化とは、服用時期が同じ薬や1回に何種類かの錠剤を服用する場合などに、それらをまとめて1袋にすることです。飲み間違いや錠剤の紛失がなくなります。
また、手が不自由で薬を取り出すことが難しいという方に便利です。

しっかり服薬.com

担当の先生が1人で、且つ、薬の量が多い方にはとても有効なサービスだと思います。こういった薬局でのサービスができるよう、医師に相談していてはと思います。

薬の一包化の問題点

介護の世界では有効とされる薬の一包化。ただこの有効性は条件があり、ウチには条件に合いませんでした。(一度はやってみましたが問題発生でした)

<問題点>
・一包化は処方箋1つに一包のみ。総合病院等で複数科にまたがる一包化は不可
・シートから取り出された粒の状態。薬をぶち撒くと判別不能に
・片手しか使えない人は、寧ろシートの方が取り出しやすい

処方箋薬局で再一包化してくれる有料サービスもあります。
ただ総合病院の場合、異なる受診日、薬の追加、変更、終了も随時行われます。その中でセット済み含め全部の薬を集め、薬局に持参する必要があります。そもそも再一包化サービスは当日出来上がりでないので、現実的ではありません。

訪問看護師さんも「薬の一包化は有効ではない場合もあるのね」と改めて実感してました。今は、シートのまま1錠ずつ切った状態で小袋に入っています。取り出したシートの残骸と薬の個数を照らし合わせて飲めるので、確認ができてよい方法だと思います。


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