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6.wineが好き

「最近なにが好き?」と聞かれたら迷わず「ワインだ」と答えるだろう。   
幼少期、子ども会の集まりでみんなでマック(マクドナルド)を食べた時、ドリンクがコーラだった。喉が渇いていた私はパッと半透明の蓋の上から見て「ウーロン茶だ」と咄嗟に判断し、一気に流し込んだ。思っているものと全く違うものだった時の驚きと、慣れない炭酸に舌が痺れた。これがトラウマとなり、今でも炭酸は飲めないでいる。ハタチを超えて甘いカクテルを飲み始めたが量は飲めない。梅酒は失敗してからあまり積極的に飲めなくなっていた。果実酒は好きだが飲める店は限られる。25歳ぐらいからサングリアに出会い、その頃からワインを飲むようになった。日本酒も大好きだが、料理との兼ね合いを考えるとワインの方がなんでも合う。

何よりも、手っ取り早く酔える。
こんなことを言うと反感を買ってしまいそうだ。ちゃんと美味しく頂いている。30歳を超えてから周りにもワイン好きが多くなった。と言うよりワインが飲める人と知り合う事が多くなった。今まではどこで飲んでも分からないしと思っていたが、最近近所ではないが、珍しいワインを取り扱っているショップに巡り合うことが出来、より一層飲む機会も増えた。

大好きなワインショップ「いときち」


※お店の外観の写真撮り忘れる癖を直したいもんだ。

倉敷駅前の商店街を進み、美観地区の手前にそっとある店。堂々とはしていない。ひっそりでもない。ここは半分がワインショップ、もう半分はBARとなっている。気に入ったワインは在庫があれば買って帰る事も出来る。たまーにクラフトビールも置いてあるが、基本はワイン(赤・白・オレンジ)と泡、チーズや生ハム等の軽いつまみもある。ワイン好きがふらっと寄れる最高な店だ。店主は同世代かなと勝手に思っているが、いつもドンピシャにいいものをすすめてくれる。私はギフトで買いに行ったり、頼まれて買いに行くことが多く、なかなか店で飲むことが出来ていなかった。ようやく顔も覚えてもらえた頃、このご時世のなんやかんやがゆるくなってきて飲みに出やすくなった。間借りでのイベントをやっていたりもして2022年に入って既に3回訪れることが出来た。最&高

「スロウカーヴ」

噂には聞いていながら、店の場所すら知らなかった。
(ワイン好きはみんな知ってる有名店)
最寄りで飲むことが多いこともあって訪れるタイミングを失っていた。と言えば言い訳になる。
ある日、友人と飲みに行こうとなったが2件もフラれてしまい、じゃあと次に向かった店の横に小さな深緑の扉が。店名を確認するとそこには「slow cave」思わず叫んだ「ここじゃん。」って。
丁度最近、知人が火事で店を失い勉強もかねて働いてると聞いたばかり。中を覗くと、いたいた‼
共通の知人だったこともあり、友人も何の迷いもなく「入ろう入ろう」と。3杯飲んでしっかりワインも購入。

いい顔してるでしょ。笑
表町の火事。岡山の人なら大抵知っているぐらい2021年に起きた中では大事件。大火事で何件もの店が全焼。彼の店は開店初日、オープン数時間前に全て灰になった。
「love song」大好きな曲名から決めたそう。
この話はまたゆっくりしたいが、お好み焼きとワインが合うことを教えてくれたかなりいい奴だ。

決してワインに詳しいわけでもないし、飲みやすいタイプのものにしか手も出さない。なんなら3回に1回は二日酔いにもなっている。上手な飲み方を知りたいものだ。
ただ、飲みすぎてしまうぐらい美味しいものを進めてくる店を知っている自分は幸せ者だなって思うのだ。

碧空

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