あいま

思いつきを書き殴る

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思いつきを書き殴る

最近の記事

嵩を増す

昔はもっと沢山の言葉を交換して、はめ直して、つなげて、たくさん考えて綴っていたはずだった。今はどうだろう。寝る前の少しの時間で何も考えず、ただ思ったことをぽちぽちと殴り書いて居るのだ。 どちらの方が良い文章の書き方かを考えると明らかに前者だろう。たくさん考えて、より良い文章を書こうとしてるのだから。 けれど私はいまのこの殴り書いている文が好きだ。たくさん考えて、創り上げた文よりも、この文の方が生きている気がする。文字からその時の私が見えてきて、画面越しに手を合わせている感

    • 文字に溺れる

      私は大きな図書館に行って大学生や高校生(受験生かな?)が勉強してるなかひとり本を読むのだ。この場違い感が私をさらに深くへと沈めこむ。 分厚めの小説を手に取る。 普段見てる日本語とはまるで違う言語を何時間も目に写す。 あまりにも綺麗で私の頭は幻想的な色で埋め尽くされる。周りの音なんて聞こえなくなって、差し込む太陽の光さえ本の演出となるのだ。 いいところまで読んだら図書館を出る。私の脳はまだ本の中にいるみたいで全ての色が輝いて、光がいつもより特別輝いてるのだ。曇り空や大雨も私

      • 中学生

        白昼夢を包んだカーテンと言う表現が相応しい光の差し具合を暖かく包み込んだカーテンが揺れ、溢れ出した日差しが体を温め深い眠りに誘ってくる。 そんな深い眠りに入っては偉い大人の声なんか聞こえなくて、聞こえたのは時間を区切るチャイム。友達が後ろから話しかけてくれてやっと目が覚める。5分休みになった瞬間眠気が覚めるあれはなんなのだろうか。けど本当に寝てたわけではなくて頭だけが寝てるあの感覚。目は空いてるし伏せてもないけど寝てるって言葉が1番合う。 そんな日が冬の終盤には多くなる。

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