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私のときめく瞬間 カップラーメン麺の3分間
私の胸がときめく瞬間は
<カップラーメンをつくるとき>だ。
朝、11:00くらいに起床。
パジャマにスッピンのまま、朝ごはんなのか昼ごはんなのか分からない時間帯に作るカップラーメン。
この行為に胸がときめく。
カップラーメンを作る工程のなかで、いくつかときめくポイントがある。
まずはお湯が沸くとき。
ヒューゥー、ゥー、ゥー
やかんの笛の音が徐々に音をあげていく。
もうすぐ沸くという合図が耳に入ってくる。
この時だけ、カップラーメンを作る時だけ、
やかんの音が高らかな開幕を知らせる
ファンファーレのように聞こえる。
これが台所から聞こえてくると、トゥンクと胸が
ときめく。
そして、カップラーメンづくりの醍醐味。
3分間の待ち時間。
ワクワクともせかせかともドキドキともいえない
なんとも言えない気持ち。
2分でも4分でもしっくりこない。
この3分という短すぎず、長すぎない時間がなんとも言えない気持ちを作り出し、私の空腹をより一層高まる。空腹が焦らされる感じが好きだ。
私はしっかりきっかり3分間ジャストで食べるタイプだ。タイマーをしっかりかける。
ピピピッと、タイマーがなって、いざ蓋を開ける。
容器から蓋を剥がし。湯気が立ち上る。
乳白色のスープのなかでタコやたまごもどきの様なものが顔を覗かせる。
シーフードの匂いが部屋に立ち上り、スープをすすると暖かな汁が喉、胃、腹と体をジワジワと巡り、満たされていることを実感する。
このタイマーがなってから蓋をあけるまでの
この工程でも私はトゥンクと胸がときめく。
やっと出会えたね、カップラーメンちゃん!!!と
気分は最高潮になるのだ。
きっとお湯をそそいで直ぐに出来上がってしまったらこんなにもときめくことはなかっただろう。
私はこれ以上に安く早くときめきを得ることのできる方法を他には知らない。今のところ。
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