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[Switch] ファイアーエムブレム エンゲージ クリア後の感想

唐突に体験の記録と言語化、それによる所感の整理のためにプレイしたゲームのことをまとめようと決めたので、手始めにさっきクリアしたFEエンゲージの感想を書いていきます。


ネタバレについて

以下のネタバレを含みます。

  • 全体のあらすじ

  • 序盤 (〜4章)のシナリオ

  • 過去作から登場するキャラの名称

そのためネタバレを含む感想に入る前に長い改行を入れます。
令和の時代にこの技を使うとは。

前提

  • 過去にプレイしたFEは紋章の謎・封印の剣・覚醒(と幻影異聞録#FE)

  • 他はスマブラで得た知識程度

  • 製作者インタビューなどは読んでいません

  • 1周クリア

  • 細かい描写などに認識違いがあればご指摘ください

ネタバレなしのざっくり感想

  • 綿密なシナリオを求めている人にはあまりオススメしません

  • キャラゲーが好きであればオススメです、君だけの最強推しユニットとカップリングを作り出せ

  • 年季の入ったファン向けではなく、これからFEに触れる若い皆様向けの作品の気がする

といった印象でした。
以降はネタバレが含まれるのでスクロールしてお読みください。
(投稿後に思い出した感想が出てきたら追記していきます)















以下ネタバレ有の感想

キャラクター

あなたの性癖に刺さるキャラクター、必ずいますよという開発陣の強い意気込みを感じる。

内面・外見共に個性に溢れた面々が君を待っている。
フィレネ王国箱推し。蛮族王子好き。

紋章士 (過去作の主人公達)はストーリー上の必然性があって登場している訳ではないので、過去作と本作につながりは特にない。はず。
ただ、自分のいた世界の話をちょい出ししてくるのでプレイしたことのある人はニヤリとできるかも。シグルドさんイケメンすぎる。

あとベレトさんなんでそんなに武具持ってるんですか?エキスパンション・パスで味方にできるあの3人と同じ武器持ってるのも気になるんですけど本作で語られる風花雪月の話を聞くとめちゃめちゃに嫌な予感するんですが?天帝ってまさかそういうことか?

となったので、エンゲージからFEを始めた人に過去作をプレイしてもらうきっかけになる。

またいつも通りの全キャラクターの支援会話に加え、今回はキャラクター✗紋章士の支援会話 (絆会話)もある。
でも関係性の濃さとキャラ同士の掛け合いの濃さは比例していて、紋章士との掛け合いは更に顕著なのであとは二次創作がなんとかしてくれるはず。

(たしか)覚醒以降、どのキャラクターも別のクラスにクラスチェンジできるしやろうと思えばステータス上限までひたすらに強く出来るので、推しユニットを育てて無双したい人にはキャラゲーとしてオススメできます。
スマホゲームに近い感覚。

ストーリー

ストーリーは酷い!

と書き始めた当初は書いていくぞと思っていたけど、クリア後にムービーを見直したらあ〜これ伏線かと気づいたりもしたものもあったので、酷い→自分には合わなかった、くらいの評価に落ち着いた。

個人的にはちょくちょく現れる描写・説明不足感と、そんな話の展開する!?みたいなのがいくつかあった。

さらに理由がある→だから結果がこうなった、ではなく、
結果がこうなった→それはこういう理由だった、という展開も何度かあるが、後付けで出てくる理由もそれまでに語られた描写だけだと納得していいものかなこれは…っていうのがあったりしたので、後付けでいくにしても先に出すべき情報や背景の積み上げをもう少し欲しかった感。

全体のあらすじとしては
「長い眠りから目覚めた記憶喪失の主人公が、封印が解けて同じく長い眠りから目覚めた邪竜を封印するために仲間と共に各地にある指輪を回収しながら邪竜を追う」
というわかりやすいストーリー。

ただ序盤の主人公の旅立ちのシーンが以下のように展開されて↓

  1. 目覚めた主人公が従者とともに拠点に戻り、母を名乗る人物と出会う

  2. 夜に何者かに拠点を襲撃される

  3. 同時に隣国の王子が拠点を訪れてきていたので助太刀してくれる

  4. (プレイヤーの戦闘→クリア)

  5. ムービーが始まる
    →説明なしに突然敵と対峙する主人公
    →主人公を庇って敵の攻撃を食らう母

  6. 母死亡 (あっけなくやられる理由はある)

  7. 隣国の王子「自分の国も敵に襲われてて助けを依頼しにここに来た、この流れで言うのも申し訳ないけど助けに来てくれないか」
    →主人公「行きましょう」

あまりにも唐突な母の死亡と、それにあまり絡まない旅立ちの理由にアカン…となってしまったので以降の展開が楽しめなくなってしまった。
(たしかこんな感じだったと思うんですが間違ってたらすいません)
自発的に絶望から立ち上がり「指輪を集めに行こう」となって、最初にいく国で隣国の王子に出会う流れであれば感情移入できたかもしれない。
これなら問答無用で村、ではなくて拠点を焼かれて旅立った方が良かった。村を焼かれて旅立つ作品は名作と決まっている。

この点があまり気にならなかったとしても、以降もキャラクターの背景や積み上げたストーリーの重みがそれほどない状況での展開があるので、ストーリーに入り込みづらい。と思う。
このあたり、自分が気にしすぎなだけで他の方はどうだったのか感想戦がしたいので皆さんプレイしてください (宣伝)
基本的に自分は細かい描写がなければ「まあこんな感じのことがあったんだろうな」と想像で補完するけど、それでカバーしきれなかった。
wikipediaだったら[要出典]がそこかしこにつく。

全体としては絆・努力 (レベル上げ)・勝利を骨格としたシンプルな少年ジャンプ方程式ストーリーで、未プレイだけど前作の風化雪月でお話100点モラル0点みたいな評価を見たので、本作のストーリーはそれの反動かもしれない。

BGM

ストーリーが書いた通りなので、ストーリー上で流れるBGMに関してはバフがあまり乗らなかったのでそれほど刺さらなかった。
(個人的にまずはゲーム体験ありきでゲーム音楽はあくまで舞台効果だと思っているので、BGMが良いだけならサントラだけ聴けばいいじゃんってなる)

それ以外のBGMはとても良い。
砂漠の国の戦闘BGMが推し。無限にここで戦闘できる。
また本編とは関係のない外伝として過去作の主人公と戦う章があり、そこではその主人公の作品のBGMをベースとしたアレンジBGMが使われているのでプレイしたことのある作品だとアツい。

サントラあれば買うので何卒よろしくおねがいします。

その他 (システム等)

動作面はマップの切り替わりに伴うローディング以外ほぼ快適。
ネットワークに接続するとローディングに加え通信も入る。
接続する恩恵はマップ上の特定マスでアイテムや経験値が入手できるくらいなので切ってもよいかも。

支援会話の他に、主人公✗他キャラクターのお目覚め会話というものがある。初回に「イヤホンなどでお楽しみください」と注意が出るし、映画キンプリのようなキラキラエフェクトが周りに出ているのでそういうアレ。
聞くためには拠点内でさらにマップの切り替わりによるローディングがあるエリアに行く必要があるので、だんだんめんどくさくなってくる。でも聞きたい。

1章が終わるたびにそのマップで散策フェーズ (キャラに話しかけたりアイテムを拾うフェーズ)があり最初は全キャラに話しかけていたけど、途中からレベルアップなどに伴う定番セリフ→アイテム入手→再度話しかけても同じセリフ、のパターンが多くなったので面倒くさくなって話しかけなくなってしまった。
マップ上のマーカーでこのキャラはセリフありますよというのは表示されているけど、それ以外でも章ごとにセリフが変わるキャラがいたはずなので都度読みたかった。
もしかしたらそういうキャラは絶対にそういうセリフ話してくれるのかも?

まとめ

(何も考えなければ) シンプルでわかりやすいストーリーと過去作主人公総出演の2点から、FE歴xx年のファンではなくエンゲージでFE初プレイになる人向けにFEの玄関となるべく作られた作品であると思います。
自分にはストーリーが合わなかったけど、それ以外は概ね良かったと思う。
そしてつまみ食いでFEをプレイしている自分でも風花雪月やるか…となったので油断できない。どこに沼への入り口があるかわからない。

序文に書いた通り、書いていく内に心情が整理されていってだいぶすっきりしたので言語化は大事。

個人的には重々な大人向けシナリオのFEもやりたいので次回に期待!

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