アイデア出しワークショップ:後編
前回の続き。
2回目:5/22(水)@SENTAN
2回目は各々が考えてきたアイデアのプレゼンがメイン。発表2分、質疑3分。モビリティが何とコネクトするか?、アイデアの特徴等を中心に発表してもらいました。
アイデアの傾向として、学生たちはe-Paletteや自動運転を好む傾向にありました。やはり未来のスマートシティのイメージは、皆似通っている節がありますね。けれども、誰もが考えていることを実現するのは、このアイデアオリンピックの趣旨やオリジナリティの点から避けたいところです。
しかし、TPS(トヨタ生産方式)における創造力については、下記の考え方がとても大切であり、日ごろ心掛けるようにしています。
着想と判断は別の場で
独創的なアイデアを得る為には、実現性や類似性といったことを理由に、"同じ場において"判断をすべきではないのです。否定的な意見はご法度。このアイデア出し1回目と2回目は「着想の場」である為、最終的な判断はまだ保留とし、皆で意見を交わすことでアイデアの拡張を行っていきました。
ただ、次回が最終ということもあり、さすがに方向性くらいは判断したいということで、発表した中からの一番のモテアイデアだけはこの回で選出させていただきました。残念ながら、どんなものが選ばれたかは秘密です。
3回目:5/29(水)@広瀬工場Pロボ棟
アイデア出し最終回、せっかくの機会ということで自職場に来てもらいました。棟内の撮影は禁止ですが、ロビーのみ(入館手前まで)ならOKです。ロビーには愛知万博の楽器ロボットが展示されています。
さて、今回はいよいよ「判断の場」となります。学生には課題として、前回のモテアイデアの拡張機能やプラスのコンセプトを考えてきてもらい、それをベースに議論していきました。
とはいうものの、最終判断はやはり「作れるか」が大きなポイントですので、事前に私の方で大まかな形はまとめさせていただきました。昨年、高校生コラボ時は1人のアイデアを拾いあげたのですが、今年は全員のを包括的にまとめあげた形です。メンバーからも了承を得ることができました。
何を作るのか?は公表できない為、当日までのお楽しみになってしまいます。ご期待くださいませ。
ちなみにこの回、学生たちには静態展示のロボットをいくつか見学してもらいました。残念ながら動くところを見せられなかったので、活動期間中、もう一度職場見学を計画中です。
そしていよいよ次回活動から、楽しいものづくりのスタートです!
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