運動音痴の私が陸上競技に一目惚れした話
こんにちは、しおりと申します。
千葉県で陸上競技、ポートレートの撮影をしています。
Twitterでは書ききれないことを言葉にしたいと思い、ずっとやってみたかったnoteを開設してみました。
拙い文章ではありますがお付き合いいただけたら嬉しいです。
陸上競技との出逢い
よく「陸上をやられていたんですか?」と質問をされますが、スポーツの経験はひとつもありません。
小さい頃から絵を描くことや読書が好きで、小学生の頃は地域のミュージカル劇団で演劇をしていました。
運動はとても苦手でむしろ身体を動かすことへの恐怖心が強かったです。
そんな運動部となんの縁もない私は中学で吹奏楽部に入部し、クラリネットを始めました。
最初は楽譜も全く読めませんでしたが次第に音で物語や感情を表現することの楽しさを知り、高校でも続けたいと市立船橋高校へ進学しました。
市船の吹奏楽部ってちょっと変わってるんです。
もちろんコンクールやマーチングの強豪校ではあるのですが、春になると楽器を持たずによさこいを本気でやって毎年6月に札幌で開催されるよさこいソーラン祭りという全国的なイベントに出場したり、部員が100人以上いる中でもオーディションをせずに全員で全てのイベントに取り組んだりなど、市船独自の方針や活動があります。
YouTubeにもたくさんの動画が載っていますのでよかったら観てみてください。
入学してからしばらくの間、YouTubeで市船吹奏楽部の色々な動画を観るのが習慣になっていました。
夏休みのある日、偶然ある動画にたどり着きました。
2013年大分インターハイ 4×400mR 男子 決勝の動画です。
開催されたのはその日から2週間ほど前。
市船は4位でした。
運動音痴の私は走れる人に漠然とした憧れがあり、画面の中で全力疾走するエメラルドグリーンのユニフォームに一目惚れしました。
「全国の舞台で活躍するなんてすごい!」
「同じ学校にこんなにすごい人達がいるんだ!」
全身に鳥肌が立ちすぎて痛かったことを覚えています。
それからというもの、千葉陸協のサイトでリザルトを穴が開くほど見たり部則でSNSが禁止でしたのでブラウザからTwitterを開いて速報を追ったり、YouTubeで陸上の動画をたくさん観る毎日でした。
緊張しいで陸上部の方々とはほとんど交流を持てずに卒業してしまいましたが、今年帝京大学を卒業される田村丈哉君が3年間同じクラスだったので色々質問をさせていただいていました。
彼の専門競技だった3000mSCを初めて知った時は、何でトラックに水が張ってあるの!? と驚きました。笑
振り返ればあの日の偶然から今市船陸上部や多くの選手と関わらせていただいているなんてとても考えられないしものすごいことだなと思います。
ど素人の私が思う、陸上競技の魅力
いずれ書きますが私は小学校高学年から学校を休みがちになり中学は半分近く欠席しており、自傷行為や過呼吸を繰り返すなど精神的に非常に不安定でした。
望んで選んだはずの高校でも多くの人に迷惑をかけてしまい、せっかく憧れの市船に行けたのにと今でも後悔がたくさんあります。
それでも何とか無事に部活を引退し卒業をできたのは部活やクラスの方々のお陰はもちろん、朝早くから遅くまで毎日頑張っていた陸上部の存在にたくさん元気をもらっていたことも大きかったです。
「陸上の何が面白いの?」
高校生の時周りからよく言われた言葉です。
ご存知の通り市船はサッカー部や体操部を代表として多くの部活が全国で活躍しています。
その中でどうしてこんなにも陸上に心惹かれるのか。
最初は自分ですらうまく言葉にできずにいました。
うっすらと言語化できたのは2年生の時だったでしょうか。
吹奏楽部でありながらよさこいや歌など多くのことを経験できる環境にいた自分は
「走る投げる跳ぶというシンプルなことを極めるってめちゃくちゃすごい」
と思うようになりました。
私たちは楽器、歌、ダンスなどそれぞれの分野でそれぞれ輝いている人がいましたが、陸上は自分の競技ただひとつ。
そして音楽と違い記録という明確な基準がある中でひたすらに自分と向き合うことがどれだけ大変なことか、私には想像もつかなかったです。
陸上はやっているだけで凄い、というのは私が当時からずっと思っていることです。
「高校では忙しくて全く観戦に行けなかったから、卒業したら絶対に行こう」
その気持ちは3年間でどんどん強くなり、高校を卒業した私は念願の市船陸上部の応援へ足を運ぶようになりました。
最初はスマホで動画を録るだけだった私がカメラを持つまでのお話は、また次回させて頂けたらと思います。
このような形で、noteでは私自身のお話や陸上を通して出会った方々のことなどを書いていきたいです。よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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