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入社1日目で再認識した『自分の気持ちに素直になってみること』

入社1日目に感じたこと

うわさで聞いた話を真に受けるな。
事実は、実際に自分の目で耳で確認してみろ。

いや~~、うわさ話に惑わされるなんて、思春期の女子ですかい。
恥ずかしいことながら、26歳を目前としたいい大人であるのに、私の性格にTHE☆女子みたいなところが未だに残っているので、人から聞いた話を真に受け、流されてしまうことがある。

物事に対する人の考え方ってそれぞれじゃないですか。普段から仲が良い人や、信頼している職場の仲間に合わせる必要はない。もちろん、参考までに相手の意見を聞いてみるという姿勢も大切であるが。
ここ最近、人から聞いた話から勝手に想像して、あれこれペラペラ話すことが多かった。でも、実際に自分で確認してみると、思ったことと全然違う!なんてことが多発。なんて恥ずかしいことなの・・・自分の性格の悪さにがっかり。

知人の言葉。忘れないようにメモっておきます。

例えば、AちゃんがBちゃんのことが嫌いで批判ばかりする。私がAちゃんと仲が良かったとしても、Bちゃんのことが好きであれば、Aちゃんのことは気にせずBちゃんと仲良くする。

いやー、すごく当たり前なんですよ。でも、私ったらこの場合、「Bちゃんはもしかしたら仲良くしない方がいいのでは…?」というのが頭をよぎる。だってAちゃんに嫌われたくないんだもの。こうやってすぐに流されるから、誰からも信用されずに、学生時代友達ができなかったんだよ。本当に、良好な人間観を築くのがあまりにも苦手だった。中学時代の友達がいなかったので、成人式に出席できなかった。(この話はまた今度しよう)


また別の話になるが、初日からあるラジオ制作会社さんに挨拶に行った。

個人的な話になるが、私は大のラジオ好き。学生時代はFM系列の『SCHOOL OF LOCK!』を平日毎日欠かさず聴くほど。今では、ポットキャストなんかも流行っていて、SpotifyやstandFMを活用して、通勤のお供にしている。素人も音声配信に進出できるなんて、なんて素敵な世の中。

ラジオ制作作業部屋にお邪魔させていただくとなんとまあ…!数えきれないほどの機材やモニター、壁一面に張り巡らされた吸音材。BGMの素材の量。これは私のときめき、わくわくが止まらない。

お忙しいのは分かる。分かるんだけども!!私は聞きたいことまみれなのだ。ラジオができるまでの過程を1から100まで教えてください!この機材は何ですか?この作業部屋を整えるのにおいくらかかったんですか?ラジオのこだわりは何ですか?何がきっかけでラジオ制作を始めたんですか??あー、自分でも引くぐらい聞きたいことがありすぎる。気になる気になる…

でも、私はもう社会人。貴重なお仕事時間を私に費やしてはならないことぐらいは分かる。まるで興味いっぱいの、あれなに?これなに?状態な3歳児の私を封じ込め、ひとつだけ聞いてみたこと、

『ラジオの魅力って、何だとお考えですか…?』

いや、いやいやいや。概念?突然概念??
私ってなんて身の程知らずなの、と思ったのだが、プロはこれはもーう真面目に答えてくださった!なんかごめんなさい!でも聞きたかったんです!!

プロが思うラジオの魅力、それは『想像力が最大に働くこと』なんだと。
例えば、テレビだと映像もあるから、音声も交えて、目と耳で情報を得ることができる。でもラジオは耳から入る情報しかないため、聴いた言葉でそれぞれのリスナーは光景を想像する。すると、100人いれば100通りの光景が広がる。それがラジオの魅力。

ダハッ!好き!!そういうの大好き!!!!私のわくわくが止まらない。
想像するからこそ、全部の情報を伝える必要はむしろないということも言っていた。


さらにこんな話もしてくれた。

知り合いの息子が、音楽制作に興味をもち、海外に留学を考えているほど。だから、ぜひとも作業部屋を見せてくれないか。その息子さんは高校1,2年生くらい。『どうぞどうぞ』といい見せてやったそうだ。すると、息子さんは思った以上に制作について独学で勉強を進めており、本気である様子が見られた。宣言通り、高校在学中にオーストラリアに留学したそうだ。

この話を聞いたときにまず思ったことが、10代のうちに自分のやりたいことを見つけ、実際に行動に移していること。そして、環境が整っていること。うらやましい。私は20代折り返しになっても模索中だというのに。
私の勝手な自己認識かもしれないが、高校生が『音楽勉強したいので、留学させてくださーい!』と言って、GOを出してくれる家庭は少数派ではないか。まぁ、親を納得させるほど、彼(息子さん)自身も努力を続けたんだろうなぁ。

今やりたいことが5年、10年先も続いているとは限らない。変な話、彼が1番やりたいことが音楽制作でなくなる時が来るかもしれないし、すぐにでもやりたいことがガラッと変わってしまうかもしれない。でも、音楽活動をやるにしても、辞めるにしても、今までの経験って必ずどこかで繋がってくる。必ず違う夢にも通用する。人生に無駄なものって何ひとつないって、私が昔から思っていることであります。


私は、たくさんの世界を見てみたいです。

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