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2015年の8月末に亡くなった方が持ってきた、ミント。亡くなったと聞いたあと、このミントを持ってきてくれた日のことを思い出して涙が出た。 父親になついて、よくお店に来てくれるようになっていたその人は、お花の仕事をしていた。実家が花屋で、店舗の生け花などが担当だった。毎週月曜日、家族所有の土地(山)でとってきた季節のものをもって、いくつかのお客さんのところで仕事をしていた。 ちょっと見づらいけど、写真に写っている階段をおりてうちの店に向かう姿を窓からよく見た。にこっと
以前こんなことを書いたが、 実は、閉店後あるご縁をいただいて、父はほそぼそと焙煎を続けている。わたし自身(上の記事に書いたとおり)コーヒーを飲む回数はかなり減ったものの、たまに購入して飲んでいる。落ち着く味である。 トップ画像は、マンデリン。酸味が少なく、こってり仕上げてある。とてもおいしい。 こちらはブレンドコーヒー。後味のすかっとした、ちょっと苦めの味わい。 父は、「いい父親」ではない。店をひとりでやっていくことになった経緯も家族間のすれ違いからである。成