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旅と巡礼

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近所だったり、ちょっと遠くだったり。旅と巡礼とは切り離せないもののようです。
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2023年12月の記事一覧

クリスマスかあ

 先週末に予定があった、個人的、かつたのしみにしていたイベントは、寒波の襲来で交通事情に不安があったものの、問題なくたのしみにしていた以上の時間を過ごすことができました。  その余韻みたいなものにひたっていたら、きょうはもうクリスマスで、そのクリスマスの12月25日ももうのこり1時間です。 *  旅のことで書いてないこともあるし、書いておきたいきもちもありつつ、心がうわついたまま時間が過ぎていきます。でも、少しでも書いておきたい、と指を動かしてキーボードをたたいています。

この日は暖かかった-上野の国立西洋美術館

 今回の訪問先のひとつとして、ここを選んだ理由は特に書かないけれど、上野の国立西洋美術館に行った。  <キュビスム展―美の革命>が開催中なのを目にし、常設展だけでいいや、とおもいながら券売所の列をすすんで自分の番になったところでつい「企画展を1枚」と言ってしまった。キュビスムってよくわからないからやめとこうとおもったくせに、よくわからないから観てみようという気になってしまったのである。  会場の中は、キュビスムとはなんたるかを語りだしそうな人でいっぱいであった。撮影可能な作

旅とクリスマスの雑文

 はっと気づいたら今日はもう12月20日なんですね。慌ててクリスマスカードを書いて、郵便に出してきました。  ことしのカードは、教会の売店で購入したものです。いつもはだいたいポストカード大のものを選ぶようにしているんだけど、絵柄がよく、種類が豊富で、さらに安価だったという理由で、小さなカードをたくさん買いました。年賀状を出さない代わりに、主に仕事で知り合った信徒の方むけのカードなので、ふざけてない正統なクリスマスカードが好ましいから。  郵便局の窓口のひとには、「天候の影

不具の鳩

 関東紀行 写真ギャラリー。 *  その日の夕方の飛行機で帰る予定という朝、ホテルの部屋でコーヒーを淹れて飲んだ。朝食はつけていなかった。  部屋のチェックアウトをして荷物は預けたまま、山下公園に足をむけた。この日はよく晴れていて、「公園」と呼ぶには広い敷地をゆっくり歩く。気温が高めで寒くないけど、ひとりではガラかめ(ガラスの仮面)ごっこできないなあ、などと考えつつ、歩く。  花壇のバラがわりと咲いていて、すずめが何羽も遊んでいる。近づいてみたけれどここのすずめたちは逃

本場ドイツの

 どうも私にとっての12月というのは、どこかへ行きたくなる季節なのかもしれない。去年は奈良付近、おととしは津和野や広島を訪ねた。  ことしはとくに、仕事では春から県内の各地(わりと僻地)に行くことが多く、そのあとにはそれらの総まとめ仕事をする必要があって、遠出のことを考えずに冬を迎えた。  旅にいい季節としての10月、11月あたりも、大きな仕事を終え放心状態なのと、人出の多さに旅への意欲が湧かなかったし、だけど1月、2月となると場所によってはとても寒くて億劫・・・。  とい

ちょっと時間つぶし

ホテルの客室に置かれているボールペンってかなり適当なものが多いですよね(自分のを持っててよかった)。 起きたら部屋が真っ暗で、まだ早朝とおもったら遮光ばりばりのカーテンなだけで、外はちゃんと明るかったです(7時前)。 わりとふらっと出てきてしまった計画性にとぼしい旅の朝です。顔にふとんの跡がついたままだけど出かけてきました。 きょうは人に会う日。 * 今日の「はじめて」:移動中なのでスマートフォンで書いてます。書きにくいね。

大東亜戦争の裏側で

 今日12月8日は、日本軍による真珠湾攻撃(ハワイ時間12月7日)がおこなわれた日ですね。  記念的に、最近知ったことなどを書いてみたいとおもいます。 戸田帯刀神父射殺事件  必要があって、横浜周辺とキリスト教(カトリック)のあれやこれを調べていたところ、戸田帯刀神父の事件にあたった。  戸田神父は、1898年3月23日、山梨県に生まれ、1923年11月にローマのウルバノ大学へ留学、1927年12月17日に司祭に叙階された人物である。  札幌使徒座代理の職にあった194