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やさしく奥深い万年筆の世界
日々手に取るもの
普段使用しているのはパーカーというブランドの万年筆。スリムで美しい赤の軸とゴールドの組み合わせ。細さはEF(極細)です。古物屋で買ったハサミと一緒にガラスの器に立ててある姿がなんとも美しくて。背景の鏡の装飾と相まって最近は自宅のデスクに置いてあります。
置き物や飾りのインテリは部屋にないのですが、日々手に取るものが美しいと何気ない日常が幸せです。
使っているインク
パイロットから出ている iroshizuku (色彩雫)シリーズから『紺碧』を使用しています。3年近く前に最初に購入してから色の滲みが美しくて愛用していて先日ついに使い切り2本目に突入しました。
写真は大きな50mlサイズですがお店によっては好きな色のミニボトルを3種類選べるところも。
ちなみに1本目の空き瓶は1輪挿しとして使用しています。
いつか2本目が並ぶ日が楽しみです。
万年筆のインクには大きく2種類あり、滲みのない顔料インクと色彩雫シリーズのように濃淡も楽しむ水性インクとあります。顔料インクは正式な文書や手帳などに、後者は日記や手紙が合うのかなと。
インクの美しさを活かして絵を描く
だいぶ前に描いた絵ですが上記の『紺碧』を使用して線画を描いたあと水を含ませた筆でのばすと美しい濃淡が出ます。
字を書くだけじゃない万年筆。
万年筆はペンのバリエーションも五万とありますがインクも各ブランドから個性的なものが出ています。いつかご紹介したい。ラメ入り、歴史的建物モチーフの色、カクテルを名が冠したもの、自分で混色できるもの…!
ペン先の細さ
普通のペン同様、万年筆にも細さは種類があります。0.5、0.3などではなくM、F等で表記されます。
ちなみに私は
・細字=F
・極細=EF
が好みなのですが日本のメーカーと海外のメーカーで同じ規格でも書いた時の字の細さは差があります。
写真は同じ『F』でも上段は日本のメーカー、下段はフランスのメーカーです。ご購入の際は試し書きをお勧めいたします!
ちなみに太めのペン先の方がインクの濃淡と滑かな書き心地は楽しめます。
カクノ
万年筆って値段高そう…いきなり万年筆売り場に行くのはちょっとな、まずは試してみたい!という方にお勧めなのが『カクノ』
本屋に併設された文具コーナーに大体置いてあって1000円ほどで購入できます。
カートリッジのインクが最初からついています。
ペン軸のカラバリも沢山あるのですが個人的には透明軸が好きです。
コンバーター
上記の『カクノ』に好きなインクを入れられる『同ブランドのコンバーター』を別で購入して組み合わせて。
ペン軸が透明なのでインクの色に合わせて青のビーズを入れて使用していたことも。
コンバーターとは別名「吸引式」とも呼ばれています。好きなインク瓶に差し込んでインクを吸い上げて使用します。他の色に変えたい時は一度水で綺麗にして他の色も楽しめます。
パチンと差し込むだけで使えるカートリッジ式よりコンバーターはコツと手間はいるのですが
・使えるインクの幅が100倍くらい増える
・ゴミが出ない
・吸引が楽しい
そんな理由で愛用しています。
自分で色を調合できる「kakimoriのインクスタンド」
東京・蔵前にあるカキモリさん。好みの色のインクを作ることができます。
ノートもオーダーで作れます。楽しいのでぜひ!
万年筆の雑誌「趣味の文具箱」
お店に行くのもいいけどこのご時世だし他から情報を集めてみたい方にはこちら!新作から定番、海外の高級品、各ペンの比較一覧、楽しみ方など読み応えたっぷりです。電子雑誌読み放題サービスなどにも掲載されています。
「いつか」に夢を馳せる
「万年筆沼」というワードがあるくらい奥深い万年筆界隈。
ハイクラスは高級腕時計にも似た世界が広がっています。
いつか手元に招けたらいいなぁと思っているものの写真をご紹介です〜(メーカーが分からないものも…)
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