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チェストを塗る

よく晴れた休日の午前、チェストを塗りました。
思いつきで1100円、1時間半でこの仕上がり。

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きっかけ

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何回目かの緊急事態宣言が出ておうちでできることを考える中で家具の色の塗り替えもしてみたいなぁとリストの中に上げていました。

私の家と最寄りの間にはホームセンターがありまして。
ふと「ペンキの値段っていくら位なんだろ?」と疑問に思って閉店30分前のホームセンターに立ち寄りました。

いざペンキコーナーに行くと金属用、木用、屋外用色々あるのですが意外とリーズナブル。酎ハイの缶くらいのサイズなら800円くらい。

「明日休みだし…」「晴れるみたいだし…」
「おひさまに照らされて乾燥中の家具が並んでる姿って『休日』って感じでいいなぁみてみたいかも」

たくさんの種類がある中、淡いピンク色に一目惚れして気づいたらレジでした。刷毛やローラー、受け皿もペンキコーナーにもちろんあったのですが今回きりだし100均見てみよう…その目論見は見事成功ました。

100円の刷毛とローラーと使い捨てのカレー皿…笑

十二分に役目を果たしてくれることとなります。



IKEAのチェスト

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塗るのは5段チェスト。
無垢材(=塗装加工なし)で節の多い板を繋いだものです。その分安価だったような。当初はもっと白木って感じでしたが少し色づいたような。シンプルでちょうど良いサイズ。
今はクローゼットの中でインナーやボトムスなどを入れています。

当初からいつか色を塗るのも楽しいだろうなぁと思いつつなんだか大ごとな気がして不便はないし…と置いてました。


2年ほど前に取手のマイナーチェンジはしましたが、いざ塗るとなるとワクワクするものですね。


買ったもの&準備したもの

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買ったもの
★ミルクペイント200ml「フロリダピンク」800円
 (ホームセンターで購入。詳細は下に)
★刷毛(細め)100円
 (細かいところ用に。100均)
★スポンジローラー 100円
 (100均のDIYコーナーにありました。)
★紙カレー皿3枚入り 100円
 (横長のローラーが入り深さがあるのがこれでした)

家にあったもの
★マスキングテープ(かわいいやつ)
★養生テープ(梱包用ガムテープ)
★45Lゴミ袋2枚





ミルクペイント

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今回使用したペンキがとても良かったのでご紹介です。


買う前の決め手はこの辺り。
・まず見た目がかわいい。
・実際に牛乳が使われているらしい。
・環境や体への影響が少ない。
・色のバリエーションがかわいい。
ちなみに他のメーカーのペンキも200mlサイズは800円〜1000円程度です。用途と使用量さえ合ってれば好きな色を選べばいいかと考えた結果ミルクペイントの「フロリダピンク」でした。


実際使ってみても、
・ペンキ独特のきつい匂いがない
・乾くのが10分〜20分と早い。
 完全乾燥には1日〜2日かかるようですが“手で触れてつかない”ならあっという間でした。
・見本の色と相違ない
・ゴロゴロ適当に塗ったけど綺麗な仕上がり

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やすりがけ

塗る前に紙やすりで表面を滑らかにすることで仕上がりを美しくします。本当はやったほうがいいんです。私はスキップしちゃいましたが。(ベランダに出して直射日光に当てたら産毛のように細かいささくれが見えて「これ大丈夫か…?」と思いつつ強行突破)
今回のチェストは普段手に触れるのは取手の部分のみだしいいかなって。テーブルの表面などなら丁寧にやすりがけをオススメします!


マスキング

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塗りたくないところをマスキングテープで事前に保護しておく作業です。ちょっと面倒ですが後の塗りをガシガシやるには必要です。これはサボれない。買ったはいいけど出番のなかなかない紅葉やペンギンちゃんのマステ、面積の大きなところは養生テープで保護します。
ラジオ聴きながら室内で30分弱くらいでした。


塗る時の服装

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「ペンキがつかないように気をつけてやればいいだろう」って思いますよね。飛びます。トマトソースパスタより危険です。処分予定のトップスと料理用のエプロンをしてやりました。ちなみに繊維についたペンキは手強いですが手についた程度なら洗えば落ちるので今回は素手で塗りました。



塗る

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チェスト本体へのマスキングが終わったらベランダへ。ゴミ袋を2枚ハサミで切り開いてくっつけて床に養生テープで貼り、作業場の保護をしておきます。

チェストをベランダに運び出して塗りやすい位置に設置。

ついでにラジオを流してたiPadもベランダへ。外でラジオ聞くってなんだかいいな〜

カレー皿の裏底と床を、丸めたテープでくっつけておきます。
風や道具による転倒防止になります。

大まかな塗る順番は
①ローラーで広い面積を塗る
②ローラーで塗れない角など細かいところをハケで仕上げる
③マスキングを丁寧に剥がして乾燥
です。

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ペンキは飲むヨーグルトくらいの濃度です。カレー皿に深さ1センチぐらいタパタパと出しまして。ローラーをつけます。

ほんとはローラーのスポンジ全体に含ませた方がいいのですがペンキの重みで全然回らない。

諦めて滴らない程度につけてそのままチェストにオン。あとはゴロゴロ転がします。何の技術もなくひとつの面が均一になるまでゴーロゴロ。少し押し付けるように転がした方がいい感じでした。心配だった毛羽立ちもなんだかんだ抑え込まれてひと安心です。

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左が塗る前、右が塗った直後。
私は今回が初挑戦なのでたぶんペンキが優秀なんだと思います。よく伸びるし勝手に均一になります。

スポンジも塗装面もカサカサになってきたらまたペンキをひたして塗って。

40分ほどで塗り終わりました。その間カレー皿に継ぎ足した回数は4回くらいだったかと。

塗り広げてしまえば10分ほどで指で触れてもつかなくなります。しかしカレー皿の中はフチが固まったりすることもなく初心者に優しいペンキでした。

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乾燥させる

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日曜の昼下がり、自分で塗った達成感と共にベランダで風にあたるかわいいチェストを眺めながらお茶するの、中々よかったです。

使った道具は洗って再利用しても、処分しても。ちなみにペンキは全体の1/4ほど残りました。

夕方に部屋に戻して取手をつけてその色合いと仕上がりに大満足。


かわいいのにはかわいいのを入れたいなぁとついでに中に入っていた服や小物の整理もできて一石二鳥。


レッツトライ

「欲しいものがないならつくってみてもいいんじゃない?」

家具にペンキを塗るなんて!場所も匂いも大変そう…!そんなのDIYに慣れてる人がやるものでしょ。って思う方もいるはず。

でも実際には

・時間:1時間半
・値段:1100円
・スペース:一畳
・技術:ゼロ

休日のランチくらいのお手軽さでした。


中々外に出られない今、身近な物をより愛着の湧くものにする。

新鮮な景色を見たり経験したりしたくて出掛けたりするものですが…ここでどうでしょう、部屋をひとつ新鮮にしてみるのはいかがでしょうか?


好きな色はありますか?あなたなら何色に塗りますか?
今回私はマットに塗りましたがアンティーク調にしたり
木目を生かしたままツヤだけ出せるものあります!
持ち手も探してみるといっぱい種類があるんですよ。
組み合わせは無限大ですよね。


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この記事があなたの日常をひとつ塗り替えるヒントになりますように!



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