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ホドホド ヲ ユク

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チイサナ ホシノヨウニヒカリヲハナツ コト ゴト
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記事一覧

魔法のような、呪文のような、おまもりのような

気が向かないけれどシナクテハナラナイことへ向かう前、心が慌ただしいような せわしないような。こういう時には要注意。それは過去からの教え。 過去、こういうときに、とんでもない事態が遭った。 それを思い出して、急がない、慌てない、ゆっくりと、と唱えるでもなく そっとユックリへ思いを寄せていたら、今まさに乗り込む予定だった車の前を ふさぐ業者の車をみつけた。様子を見る、時間が掛かりそうかどうか。 あっという間では無さそうだけれど、長くは掛かりそうも無い。 いい、それなら、もう

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極ちいさくとも、最強の味方

同じ場所に居合わせていたとしても見えているものは違う、たとえ同じものを 目に捉えていたとしても、それから受ける印象は違う。同じ環境で育ち、共に 大人になったとしても。 たとえそれが[同じ目的のため]に、集っているのだとしても。 しきたり。 キツイ、状態に有る時にでも尚、そのしきたりを守ろうとするのは なぜなんだろう。むしろキツイ状態にあるからこそ、しきたりが有ることで あまり細かく余計なことを考えずに済むという利点もあるのだろうか。

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にちようびの丸椅子

にちようび、書店へ行く。 児童書が並ぶ一角。色とりどりの絵本が並ぶ隠れ家のような場所 足元には極ちいさな人影がポツン。 背中を丸めて膝に乗せた本のページをめくる、女の子がひとり。 低い小さな丸椅子に腰掛け、静かに、たったひとりで、そこに居た。

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し あ わ せ は 足元に・・・

1 あ~あ、なんだかなぁ、うまくいかないなぁ。 今日は、今日こそはきっと、午前中のうちに形にしようって そう思ってたのに。 まさか、まさか、あんなところで躓くだなんて、しかも部品の故障。 ああ、ツイてない。早く帰って、続きをしようっと。 あれ、あれはなんだろう? ああっ!!  袋、袋、たしかどこかに袋がひとつあったような気がする。 ひとつ、ふたつ、みっつ・・・わぁ! 大きいのもある! へへ・・・へへへ。嬉しいなぁ。なんでだろう、すごく嬉しい。 よし、これを持っ

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暮れなずむ街の片隅で

暮れ掛かる頃 車を走らせていた 坂を下り 坂を登る 長く長く続く坂を登る そして また下る 下ったところで 一旦停止 道の向こう 畦道のほとりに 人が居た 男性と 子供? 寄り添うようにぴったりと座って 夕暮れを楽しんでいるように見えた もうすこし 見た 確かめて 見た それは 男性と 子供ではなく

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セ イ カ イ    なんて

『ミニカーって いいっすよね』 そう言いながらニコニコと笑いつつ近づいて来たひと  思えば それがそのひととの出会いの場面だった いつどこで会っても ふいに会っても 見知らぬひとたちに囲まれていても こちらのことを認識したなら いつでもするりと そのままふわりと 笑いかけてくれる ひと 

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ダイジョウブ 大丈夫だよ だいじょうぶ

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時折 そっと 取り出してはメデテイル  ヒトから聞いた話 

人が人の話を聞いていて  どこかのんびりと おだやかな気持ちになってくるのは それは その内容のせいなのか それとも話し方のせいなのか いや 最も大きな要素は 人柄 なのかな       正解は どれなんだろう

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『アリ』って 言っても いいですか?

『踊らないで・・・』 隣から そっと聞こえてきた言葉に驚く 買い物の真っ最中 いつのまにか踊るような手振りで歩いていた らしい そんなことをする とは そんなことをする ようなひと だったとは 

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