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【初】わたしよ!愛を叫べ!!ー愛をとりもどせー


去年、いや一昨年ぐらいから気になっていたものの、特に理由もなくやっていなかったnoteをやっと使ってみる。

大きな理由があったわけではないけれど、
どうしても自分はゼロかヒャクの結果を求める傾向があって

「始めるからには何か結果につながるように」とか
「何者かになれるきっかけになるのでは」とか自分に求めすぎてした結果、
そのためにはどうすればいいかとか肩に力を入れすぎて
結局何もしないというパターンばっかりだった。


今まで30数年自分として過ごしてきたけど
結局何者かになったことはないし、
計画だけして妄想しただけで仕事になるなんてことは絶対有り得ないことは流石にわかってきたので、とりあえず、やってみる事にしたのである。

案外、とりあえずやってみるは大事な気がする。
自分以外の他者が関わるときは、とりあえず、がダメな時があるから要注意。



お気持ち表明はこれぐらいで。
肝心の何を書くの?だけれど、好きなものを書いていきたい。


わたしはあまり人にこれが好き!と伝えてこなかった。
理由は簡単であんまり共有できるような相手がいなかったからである。

例えば学生時代の流行りのお話。
小学生だとリボン、ちゃお、なかよしとかの少女漫画。
モー娘。とかSPEEDとか、キンキキッズとかのアイドル。
友達にモー娘。の下敷き?を見せられて、
「どの人が好き?」って聞かれてなんとなく顔が好みだった石黒彩さんを指さしたけどその後すぐに脱退された。

中学生だと女の子もジャンプを読むようになってナルト、
ガンダムSEEDの〇〇萌えー(ってこの時代かな?)
オレンジレンジが流行ってた気がする。
イケないたいようぉお〜♩Na,na,na,na,na,na,na,na

これ書くのに初めてオレンジレンジ(スペース)イケない太陽って検索した。

高校生だとアニメとかみてるやつはオタクで、EXILEとか倖田來未とかイケてる。

EXILEと聞くとどうしても思い出す光景があって、
地区ごとにチームが決まる小学生のバレーボールチームに所属したいたのだけど
その時に仲良くしていた同じ歳のお友達が高校から見事にギャルに転身されて、
上履きに「ATSUSHI最高」とか「好きな体位は騎乗位」とか書いてて
ああ、もうこの子とわたしとの接点は高校が同じ、住んでる地域が同じというだけで何もないんだろうなあ。と少し寂しくなった。

もしまだATSUSHI最高!って思ってるなら、仲良くなれるかもしれないけれど。



好きなものを共有してきた経験がない、に話を戻す。

上記がわたしの世代の小中高ぐらいの流行りものなんだけれど、
一方その頃のいくみそは何が好きだったかって話。


小学校
兄が2人いるので少女漫画は1冊も家にない。
代わりにジャンプを毎週愛読する日常。

うすた京介(セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん)
柴田亜美(南国少年パプワくん)
島袋光年(世紀末リーダーたけし!)
などなどから日々ギャグを学び。
(特にギャグに大事なのは“間”だと思うんです。)

小5の夏休みに北斗の拳を読破。
原哲夫先生、森田まさのり先生、北条司先生、井上雄彦先生
荒木飛呂彦先生などなど…
うーん、最高で最強!!!

他にも兄がオタクだったことで
漫画も短編集や過去の作品、アニメもOVAやらなんやらがたくさんあったので
メキメキとそういった知識をつけていった小学生時代。

カウボーイビバップを見て犬のコーギーに一目惚れしたのもこの時。
今もコーギーが犬の中で一番好き。短足最高。


音楽も然り。

友達がモー娘。とかミニモニに憧れていた時には
母親がなぜか用意したDEENのライブに8歳で参加したことで
「DEEN最高!!!」になっていたのでアイドル文化には見向きもせず…。


兄姉の趣味嗜好で、末っ子って人格ある程度決まっちゃうよねえ。
の典型的な例な気がする。


でも小学生のいくみそは自分が結構偏った環境にいることに気づいていなかったので
友達が「昨日のちゃお買った?」ぐらいのテンションで
「カウボービバップって知ってる?」とか友達に聞いてた。
空気の読めないオタクみたいで我ながら悲しい。

ちなみにもう30歳過ぎてるけど、同い年でビバップの話で盛り上がったことはいまだにない。


漫画の話をすれば「何それ?」
音楽の話をしても「誰それ?」
「知らない」「おじさんやん」「可愛くない」などなど…。


わたしだって、わたしだってよ…!

「あ、いいよねそれ!」
「わたしも読んでるー!〇〇いいよね!」
「それ聴いてたら、これも好きだと思う」

とかやってみたかった…!!盛り上がりたかった!

大学とかだったらもしかしたらあったのかもしれないのだけど、
「人と好きなものを共有する」が全くできない子供時代を経験したことで
わたしは「自分の好きなものを人に話さない」人間になってしまったのです。


決定打は中学時代。


兄の影響で当時チープトリックというバンドをよく聴いていました。

英語の授業で週に何回かだけ、外部の外国の先生が授業に来てくれたのだけど
わたしが筆箱にエアロスミスのキーホルダーをつけていたのに気づいて、
(兄がライブに行ったおみやだったような…。
そして海賊版だったような…。今もあるんですかね、海賊版。)

授業中、みんながいるクラスで
「おま、エアロスミス好きなん?(ほんとは英語)」
と個別に話しかけてくれた。

わたしは何せ好きなものの話をした経験がほとんどなかったので、
嬉しくなって「最近はチープトリック聴いてるねん」と答えたら
彼も「まじ!?めちゃくそイケてるやつ聴いてるやん!最高ー!」
といってくれた。

すんごい嬉しくて、でも少し恥ずかしくて、へへへ…ってなったのを覚えてる。



でもここからが地獄とトラウマの始まり。


授業中に特に冴えない女が先生と何かわからん洋楽の話で盛り上がっている。
→あいつ、調子乗ってね?否、乗ってるよね。調子。

の図式が、田舎の思春期真っ只中中学生ヤンキーに出来上がってしまったらしい。
田舎って自分が理解できるもの、知ってるもの以外を排除する傾向強いよね。



そこからは「調子乗ってる」とか「ブス」とか
授業中に消しゴムやら消しゴムのカスやらを投げられる日々…。


そこからわたしは自分の好きなものの話をすると、よくないことが起こる。
と思うようになってしまっていた。


さっきの外国の先生、マーク先生が廊下でわたしを見かけると
「Hey!チープトリックガール!」とか
「Hey!KENDO ガール!(わたし剣道部だったので)」とか
チープトリックの曲を「Surrender♩Surrender♩」と歌ってくれても

苦笑いしか返せない。
誰かに見られてるかもしれない…。怖かった。


マーク先生も「?」って表情をしていた。
最初は元気なかったか?と思ってたかもしれないけど、
最終的にはあまり話しかけてくることはなくなってしまった。

中学卒業までこの外部のマーク先生がいたかは覚えていないのだけど、
チープトリックの話ができたのは後にも先にもあの授業の時だけだったのは覚えてる。


もっと先生と音楽の話がしたかったな。
今この文章を書いてても思うよ、先生ごめんね。
心がキュッとする…。


…ちょっと泣けてきたけど話を戻すと、
この経験がなかなかのトラウマになって
好きな話を学校とかでするとインキャのわたしはロクな目に合わない。と
嫌な勉強をしてしまったので、余計に話さなくなってしまったのである。


でもねでもね、もし自分をさらけ出して
消しゴムのカス投げられようとも
「Hey!マーク先生!
今日もウォークマンでチープトリック聴きながら通学してきたぜ!」
って言えたなら、

もしかしたら先生と
「まじか!お前センスよー!このバンドもめちゃええよ!」
「Hooo!イカすー!!」とか言い合って、
性別も、世代も国も超えた友情が生まれたかもしれない。

それって今でもなかなか手に入らないものだね。書いてて気づいた。




別に誰かに「わたしこれ好きでさ」って言ったからといって
何かすごいことが起こるわけではない。

でも、あのころの寂しさとか、言わなかった後悔とか
そろそろさよならしたいと思ったのです。


だから、わたしはこれからは好きなものは好きという!(noteで)
これを愛していると言う!(noteで)
言うだけでは弱いな……、そうだ、叫ぶ…。叫ぶぞ!(noteで)
わたしは愛を叫ぶ!!

そしてあのころの後悔とお別れをする!
そう、愛、愛をとりもどす!

愛をとりもどす!!!!
愛をとりもどせ!!!!!(表題に戻る)



でもそこまで気合を入れずに好きなことをただ書いていく予定です。

楽しみ。ニコニコ。


中学時代に買った、チープトリックのベストアルバム。
いい趣味してるぜ。

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