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マンガ「チェーンソーマン」感想文:疾風怒濤のデビルハントストーリー

今更このマンガですが、ネタバレしないように綴ります。興味はあるけど読むか悩む、という方の判断材料になる事を目指して書いています。

まずどんな話かは、あらすじに目を通していただければすぐに分かると思います。副題通りデビルハントモノです。

個人的に知っているそのジャンルモノは「青のエクソシスト」や「Dグレイマン」などですが、それらはスタイリッシュな退魔アクションだったのだなと思わせる程、主人公は泥臭く戦います。私生活においてもスタイリッシュさはありません。

また設定が複雑で、気を抜いたら置いていかれると感じました。ですがストーリーはデビルハントである事から一切ブレないので、何を読んでいたんだっけ?と迷子になりません。そこがおそらくこの作者が天才だと言われる所以なのかと思いました。
巻を追うごとに、設定に次ぐ設定、それを動かす怒涛のストーリー展開、読み終えた時に全11巻だと気付き驚愕しました。それほど濃密、濃厚なマンガです。
読みやすいマンガではないですが、おそらくマンガを沢山読んできた方は、このマンガはあのマンガに影響を受けた描き方をするな、と気づかれると思います。その上自分の物にして描いているという、それがまた、憎い演出をするな〜と唸りたくなりました。

筆者は作者の「ルックバック」を読んでから、ようやくチェーンソーマンを読みましたが、同じ作者かと思うくらい作品の雰囲気が違ったのも面白かったです。

夕飯のタイミングを逃したくなければ、夜からは読まない方がいいでしょう。

最後までお読みくださりありがとうございました。



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