見出し画像

不妊治療夫婦で二人目どうする?を夫と話し合う。

我が家は1年間自然妊娠で子供を授からず、不認治療を1年経てようやく娘を授かった。

今まだ娘は0歳で、一般的には母体の負担を考えてもすぐ二人目を作ろう!と考える夫婦は少ないと思う。

妊娠中にも二人目はどうしようね〜と夫と話すことはあったけれど「まあ、まずは一人目が産まれてみないことにはわからないよね!」と深く話し合うことはなかった。

今このタイミングで二人目どうしよう?と夫と話し合いをしているのは体外受精のために培養した受精卵があと一つ、クリニックで保管されており、更に1年の延長を希望するのであればお金を振り込まなければならないとのお知らせを受け取ったからだ。

延長費用は5万円かかる。躊躇なく払える金額ではない。

毎年決めきれずに5万円を払い続けて最終的にやめておこう、という決断は取りづらい。

延長するのであれば当然移植は前提であるし、移植するのだって1度クリニックに来院して終わりではない。

移植するのであれば、追加費用もかかるし、事前に卵胞をチェックしてもらったり、ホルモン調整のための薬を飲んだり注射も打って整える必要があるからやっぱり2人目はできたらいいな〜ではなくて、絶対欲しい!という気持ちで臨むことになると思う。

受精卵の凍結保存期間は原則1年であることは予め説明を受けていたので頭の片隅にはいつも二人目はどうしよう?という気持ちがあった。


赤ちゃんが産まれてみればわかるかな〜と思っていたけれど、結局分からなかった。

娘は本当に可愛くてこんな天使みたいな存在がもう一人いればどれだけ幸せだろう、と思う。

でも子供は可愛いだけじゃない。

自分のやっていることを中断してお世話をしないといけないことは数知れず。なんで泣いてるのか分からなくてイライラする時ももちろんある。

娘のためにジュニアNISA口座を開設し、とりあえず3年分の240万円は運用資金を確保できる目処はついている。

けれど次産まれてくる子の学費は貯められそうか?というと今のところそんな余裕資金はない。

数年おきへの夫の実家(フランス)への帰省だけでなく国内や近場のアジアだっていっぱい旅行に行きたい私たち夫婦の理想のライフスタイルは実現できるのか?

子供一人でもちょっぴり不安(なんとかなる自信はある)だけれど、もし子供二人なら経済的にどうなの・・?

不安は大きい。

それでも、節約しつつも今の世帯収入を維持できるのであれば子供が二人いてもやっていけないことはなさそうである。

結局、子供が一人でも大変なのに二人なんてとんでもないだとか、経済的面からは白黒折り合いがつけられる要素が見つけられなかった。

特に夫の場合、二人姉弟で育ったということもあり私よりも子供二人欲しいという気持ちは強かったようだ。


ただ最終的に私たち夫婦の決断としては凍結胚は廃棄とすることにした。


夫の精子の運動率が低かったり私のホルモン値に不足があったりと色々と課題が大きいと分かった前回の妊活経験から、恐らく私たち夫婦が自然妊娠で子供を授かるのは難しいことだというのは理解している。

凍結胚を廃棄するということは二人目は作らないという選択とニアリーイコールにはなると思う。

やっぱり決め手となったのは、辛かった不妊治療を再トライするのか。

すでに可愛い我が子は一人いるのに精神的にも経済的にも、身体的にもまた負担をかけ、あの経験を味わってまで二人目が欲しいのか?

というポイントだった。

私たち夫婦の答えは NO   だった。

二人目は作らない、もし自然にできたらその子は喜んで迎えようというのが二人で話し合って決めた結果だ。

クリニックへは凍結胚の廃棄を依頼した。


ずっと決められなかった問題に決断を下すのは難しかったけれどいざ決めるとサッパリする。

第二子を作らないと決めて、ようやく授かった唯一無二の我が子を後から悔いが残らないようにいっぱい抱きしめて愛情を注ぎたいと強く思う。

それから育休を取ることもこれが最後になると思うと、娘がお昼寝している時など育児家事の隙間時間にも自分のためにもできる限り有意義な時間の使い方をしたいとより前向きな気持ちも出てきた。

娘は今4ヶ月。
あと7ヶ月、悔いない育児休暇を楽しみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?