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ケビンの "I don't know"

こんにちは。日本語でも言葉につまる遠山ハルです。精神疾患ありです。
どこかのドトールですら店員さんとうまく話せないときもありますね。
人には言語との相性などもあるそうで、例えば日本語だともじもじして話せない子供が英語だとたくさん喋ることができたり、なんてこともあるみたいです。

今日はその英語のお話です。

実は最近近所に英会話スクールができ、価格もお手頃なので、緊張しつつも、ずっとやりたかった英会話の勉強をしようと入会しました。

しかしその英会話スクールはまだ開校したばかりなので大人クラスはまだわたし1人しか生徒はいません。プライベートレッスンみたいなもので、かなり緊張して授業にのぞみました。

いきなりノージャパニーズでレッスンスタート。
しかし外国人講師のスコットはマンガやアニメも好きでなんかやわらかい感じで話しやすかったので、ラッキー!良い学校みつけた!と思いました。ちょうど外国の方とやりとりしなくてはならない事案もあったのでその相談ものってくれたりして、フォーマルなメールの書き方などを教えてもらったりしました。

ところが、次の週スクールへいきましたら、
「スコットは家庭の事情により今週限りで退職します。」

え?まだ2回目なのに?
「来週からはケビンがきます」

まだ対人恐怖なところがあるので、かなり心配になりましたが、大丈夫、ケビン良い奴だよといわれ次の週ケビンと初対面しました。

ケビンは上背のあるアメリカ人で、ちょっと厳しそうな感じがしました。でも、克服しないと授業料もったいない!

ケビンは何か質問ある?ときいてきました。
まだ、英会話超初心者のわたしもとにかくカンバッセーションカンバッセーションと、
「What's your favorite movie?」的な質問をしたんですね。
するとケビンは迷わずに

「I don't know」

とはっきり言いました。
すごい、固い表情。

その後も、好きなミュージシャン、趣味、色々きいてみてもケビンは

「I don't know」

もう会話出来ないよ。

こんな自分のこと喋らないアメリカ人初めてだよ。
まあなんというか外国の方って明るくって、自分の主義主張が強いものなんだとかいう固定概念がね、崩れていきましたよね。

でもね、わたしここに英会話勉強しにきてるねん!!と気持ちを固めて決心し、
「なんで何をきいてもI don't knowって答えるの?」と怒ってみました。(のちにこの発言はカウンセラーの先生に褒められました)

するとケビンは「ああ、ごめん、これは僕のクセなんだ、それに自分のことって案外自分ではわからないよ」と初めて優しく言ってくれたのです。
さらにenglish speakerは「I don't know」とか「you know,〜」とかが口ぐせになりやすいという話をしてくれました。

その日からなんとか心を少しずつ開いてくれるようになりました。

たまに、Are you〜を使って簡単なyes/noセッションをしなくてはならないとき、思いつかなくて無理矢理「Are you an english teacher?」とかレベルの低〜い質問をしてしまうと、まだ
「I don't know,Am i?」
などと目をそらしながら質問返ししてくるところもありますが、なんとかやっていけそうです。(そんな悲しい顔しないでくれケビン。ごめんよ、ダメ生徒で)

さらに年配の、けいこさんという新しい生徒さんが入ってくれたことで、ケビンがより先生らしくなってきました。良かった~

最近は英語を勉強してると気分転換にもなり体調にも良いです。まだ超初心者ですが。

今週末にはちっちゃいフェスティバルもやるそうで、ちゃむ(わたしの姉)と、いこうねーと約束してます。
ちゃむのテンションが上がりそうでちょっと心配。あと土日の疲れが早くぬけてほしいです。

とりあえず How are you today? です。

#精神疾患 #日記 #日常 #遠山ハル

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