19_0224荒木

'19.2.24 共産党 荒木由美子団長

共産党市議団の荒木由美子団長と懇談!共産党横浜市会議員団の荒木由美子団長(南区選出)と懇談しました。

20年間市会議員をされてきた荒木さんは、なんと横浜市会の中で出産第一号議員!ご自身には東京で美味しい給食を食べてきた思い出があり、横浜に給食がないことにとても驚かれたそうです。

荒木議員からは、団として視察に行かれた兵庫県宝塚市の給食のことと、横浜市会の現状についてお話いただきました。

宝塚市は「日本一」の給食!

宝塚市は「『安全安心でおいしい』日本一の給食」を目指している都市!市長さんは「給食はお金に代えられないもの」「お金がかかるからやめようということで、給食などが標的になればそれはもうおしまいです」と語られています。

過去、民間委託をしていたが美味しくなく異物混入など問題もあったことから、自校直営に踏み切ったとのこと。現在は「業務の安定性・継続性に重きを置き、直営方式を堅持している」のだそうです。

食材は原則国産で地産地消も実施。学校で炊飯できるので炊き込みご飯など豊富なバリエーション。パンは当日焼いたものを提供。季節や行事に応じた給食を提供しています。

調理員の方々もきちんと雇用し、生徒からは「給食の先生」と呼ばれています。食に関する授業を行うことも。必要に応じて教職員の会議にも参加していると聞きました。

そんな宝塚市ですが、準備を除く食事の時間は15分で横浜と変わりません。「生徒や先生は大変じゃない?」と荒木さんも質問したそうですが、生徒はお昼休みを少しでも長くしたくてパパッと食べるし、先生は昼食をとる生徒の様子を見ることができるので、良い効果ばかりだとの返事だったとのことです。

そして宝塚市が強調していたことは「おいしさを体験してもらうこと」なのだそう!

勉強と同じように、「わかった」が次につながる。「おいしい」が次への期待、新たな興味関心につながるのだということだったと説明され、「横浜と宝塚で決定的に違うのは、子どもたちの笑顔です」と語ってくれました

「横浜らしい中学校給食とは」との質問には、「『安心安全でおいしい』を追求すること。家庭に置き換えて考えればそうなりますよね。そうして考えたとき、『ハマ弁』はどうなのか」とのこと。メンバー一同、「うーむ!」となりました。

宝塚市のお話があまりにすごすぎて長い報告になってしまいましたが…気になる横浜市会の現状についても、大変詳しく教えてくださいました!

気になる横浜市は…?

荒木さんは、共産党は自校調理方式で、みんなが食べられる完全給食の実施を求めていて、実施に向けては、川崎市のように年数をかけて整備するなど余地があるとのお考えでした。

現在のハマ弁のようなデリバリー方式については、川崎や大阪など他都市の経過と現状から「(失敗の)結果は見えている」とキッパリでした。

荒木さんは、林市長は「給食施設整備には多額がかかる」と言い、税収を増やすことが必要だと市庁舎や高速道路などの開発には税金を使うけども、「優先順位」の問題であり、その優先順位でいいの?ということを市民みんなに問うてほしいし、考えてほしいとのことでした。

また、『安心安全でおいしい』給食を行えば、地元の雇用も増えるし税収も上がる、経済効果があるとも仰っていました。

アンケート後初の懇談は、少し励まされるお話でした!事務所は常に人の出入りがあって、選挙の車もしょっちゅう来ていました。日曜の午前中という貴重なお時間をいただき、感謝です!

会の活動はすべてボランティア、運営は募金で賄っています。仕事と子育てといっぱいいっぱいのメンバーを、みなさんの力で支えていただければ幸いです。