帰国からもうすぐ1年

オーストリアから帰国してもうすぐ1年が経とうとしている。
帰国から半年程は日本での生活にストレスを感じたり、何をしても楽しくなかったり、何かとブルーな気分になることが多かった。
就職活動が始まると、忙しさのあまり気分が沈むことは少なくなったが、それでもふと留学生活を思い出し、海外への強い思いを再認識することがあった。

例えば、ガクチカで聞かれそうな想定質問への解答を考えている時。
普段は留学生活で楽しかったことが頭をよぎるが、ガクチカはむしろ困難や苦労をどうやって乗り越えたのかについて聞かれるため、嫌な出来事も思い出さなければならない。
嫌な事は思い出したくない反面、その時よりも強く成長した自分がいることに気付き、自信が沸いてくることもあった。

さらに、企業説明会に参加している時。
海外志向が強いことから、海外展開を積極的に行う企業のみを探していた。
しかし、「海外赴任ができるのは30代から」「海外駐在の人数は年々減っている」といった言葉を聞くことがあった。
あと10年も日本にいなければならないし、いたとしても駐在のチャンスはないかもしれないと思うと気分が沈んでしまった。
海外就職や大学院留学が頭をよぎった時期もあった。
しかし、冷静に考えてみると、働いた経験もなく、成果も上げていない自分が今海外に出ても、何も得られるものはないと確信した。

「どの国で働きたいか」「そこで何をしたいのか」「ずっと海外がいいのか」など、今の時点では全て漠然としている。
それでも、留学生活を通して確信した海外生活への夢を実現するため、まずは日本で頑張っていきたい。


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