新築によくあるダニと勘違いされる極小の白い虫の正体
「愛する家族のために手に入れた真新しい棲家。
楽しく快適な生活が始まるはずだった。
ある時ふと床を見ると極小の白い粒が動いている。
更に周囲によく目を凝らすとおびただしい数の白い粒が動いている・・・
虫だ・・・ダニ?
バルサンを焚いても効き目がない。
眠れない、ノイローゼになってしまった。」
実はこれ、木造・RC鉄筋コンクリートを問わず、新築住宅によく
ある話で、正体は殆どの場合チャタテムシです。
このチャタテムシが最終的に世の嫌われ者 G様 へと繋がっていきます。
ではなぜチャタテムシが大発生するのかを紐解いていきましょう。
RC鉄筋コンクリートの場合、セメントと骨材に大量の水を加え
鉄筋を組んだ型枠に流し込み、その化学反応(水和反応)により硬化を促し
建築を行っているため、完全に水分が蒸発するまで10年程度はかかると
言われています。
木造の場合でも、昨今標準的なベタ基礎(住宅の底面全体で基礎を構成)
も鉄筋コンクリートです。
つまり、鉄筋コンであれ木造であれ、築後10年間程度は大量の水分と
一緒に生活する事になるわけです。
さらに踏み込んだ解説と具体的な対策をお話しましょう。
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