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夢:葬式のあとに刺された

大所帯の平和な葬式の帰りに実家で待ってると祖母役の老女に刺される夢を見た。

最初に水谷豊が刺され、その相棒も刺され、傘をさすまた代わりに使うも膂力で押し切られ腹部を刺された。
ずっと我慢していたと口上を述べる祖母役の本心を聞き、腹の傷が取り返しのつかない状態であると感じて暗転する。

病院の病室で平和な情景が描かれ、自分を含めて刺された計4人が無事だったことがわかる。が、そのうち1人はどさくさに紛れて入院しただけで刺されてなかった。というくらいには平和な情景だった。
ジャンルはホームコメディなんだろうと感じる。水谷豊がすぐ隣に寝ていた。

その鉄面皮は植物状態かと思わされたが、看護師が水谷豊の眉間をほぐすと表情が動き出した。ドラマ相棒の語り口で事件のあらましを教えてくれた。

祖母役は異常者としかいいようがなく、過去に身内の失踪事件にも関っており、祖父の後妻に収まり葬式という区切りでその異常さを抑えられなくなったという。

誰の葬式かといえば、嫁の祖母の葬式だった。骨壷ではなく首を入れた箱を持たされていた。
実家では、伯母に預けた鍵が見当たらず、母から寺に忘れてきたのではないかと言われ慌てて心当たりを探すと、勝手口が納屋に直結する構造になっており、その中の仏壇に伯母の財布とともに置かれていた。

勝手口が納屋に直結する構造で勝手口をあけるとすぐ右手に仏壇がある…という情景には、刺されて入院して水谷豊の説明を聞いてる時にその不気味さに思い至ったが、夢の中ではその背景事情に触れられることはなく看護師の巡回が描かれる。「将来について」だったか、そんな一方的なおしゃべりがされた。

改めて自分の状態を確認する機会となるが腹の傷に痛みはない。夢なのだから痛みがなくて当たり前というわけではなく、引きつりや動悸など様々な不調を感じることもあり、全くの違和感がないというのもありがたい話しだった。銃タイプの注射器で有無を言わせず服の上から胸と腹に注射を打たれる。

針なしの注射器

針なしの注射器ではなく針が飛び出ていて、改めて調べてみたら歯科用の注射器なんだな。動物用のもあったけどこの画像が一番近い。

衣類の上からで大丈夫なのかと疑問を感じる間に手際よく注射されたが、腹の方は失敗したといわれ、慌ててみてみると赤くニキビのように腫れていた。

そしてスタッフロールが流れ、祖母役の役者名が「李 ○○」であることについて複雑な思いを浮かべながら一連の物語は終わった。テンポよく、血縁関係と祭事の繋がりは明瞭でなかったが、夢という都合のいい断片の寄せ集めにしては一本の物語に収まっていた。



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