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必然的な りふれいん

「エモい」

言語化が難しい感情の中でも
かなり秀逸なワードチョイスだと思う。

おかげでこの言葉の趣は

どこか遠くへ飛ばされてしまったけど。


正直、この言葉が実際のところ
どんな言葉の略称なのか

イマイチよくわかっていない。

というかそんな人がほとんどな気がします。

私の予想は!
Getting emotionalだとおもう!

感激する、心動かされる

そんな意味がありますよね。

私の高校時代の生物の先生がよく

“Don’t get too emotional and cry:)
I know bio is beautiful but you need to learn as well.”

みたいなこと実験する前とか
動画見る前に言ってました。

キュートでめっちゃ好きだったその先生。笑


でも、

実際に英語で使われてる場面と
日本の若者が使ってる場面では

コンテクストに誤差があるように感じますね。

じゃあ最近の子が使うエモいってなんなの?

定義するのが難しい言葉が流行すると

こんな風な事態が引き起こる。よくあること。


時代は繰り返す、と

人々は言います。

繰り返されるべきでない歴史も繰り返され、
ファッションも巡り巡っていく。

音楽もなかなか廃れない。

最近の曲は、

なんだか昔聴いていた音とよく似た音が

頻繁に聞こえてくるようになった気がします。

親が車の中で流してくれていたような曲。

懐かしさを感じるけど、
新しさもあって
おしゃれな曲、増えたね。

温故知新ですね。


古きを温め、新しくを知る。

温故知新の四字熟語を勉強した時、

塾の先生が何度もそう教えてくれた。

でも最近はどうなんでしょう。

古きを温めたは良いけど、

その温めた古さをまた掘り起こすまでの回転率

あまりにも早くないか?

平成レトロっていう言葉を信じたくないあまり、
つべこべ言っちゃいます。

年号変わったばっかりやぞ頭湧いてんのか
と、つい怒っちゃいそう。


でも人って

自分が時間をたっぷり使えた頃に
良いとされていたものを
振り返るの大好きですよね。

私もその一人です。

令和になったというのに、

バレンタインシーズンに聴く曲はいまだに
嵐のBittersweet
渡り廊下走り隊7のバレンタイン・キッスのカバー音源
Perfumeのチョコレイトディスコ

この3曲です。

令和になって聴くようになったバレンタインソング、
一曲だけです。

(2024年のバレンタイン私から受け取った人!
私からの本命だよー!友チョコじゃないよ泣泣
知り合って1ヶ月半で渡したから気遣ってしょぼいけど
ちゃんと本命だよ泣泣)

新しきを知るって、難しいですよね。

歳を重ねれば、
自分に費やす時間ってどんどん少なくなるし、

新たな知識を吸収できる機会も減っていく。


だからこそ、

人は昔のことを振り返っては懐かしみ、

そこに近年の流行に限らず補正まで重なり、

心がときめき、心が躍り、

ふと手に取ってしまいたくなり、

過ぎ去った青春に希少価値を見出す。

しかし現代社会の若者は、

「エモい」という造語で
これら全ての感情を代替してしまい、

過去を振り返ることで滲み出る言葉の趣を
この「エモい」という単語ひとつで
どこか遠くへ飛ばしてしまった。

でも実際のところ、

古きを温め切る前に見る昔の流行は
ダサく見えがちだけど、

少し時間をおいてたくさん新しいものが
誕生した後に見る昔の流行は

どれもおしゃれなんだよね。

こういう循環があるからこそ、

何度も何度も過去の流行が
現代に巡り巡ってくるのだと思います。

まるでその存在を死なせたくないかのように。

歴史を繰り返して、人は死なせるくせに。
過去を現代に適応させず、
人の心を死なせていっているくせに。


今日はここで終わりー。

やっぱり頭の中の考えを
段取り組んで言葉にするって
難しい。

40%くらいまだ脳内に残ってんだよな。

疲れる。
嫌いじゃないけど。

あと私的令和バレンタインソングでは、
「両思いの先払い」っていう
バレンタインにおける最高の表現が使われております。

うんそれを信じて春セメスター開始まで
じっと待つことにするよ(^^)

29/Mar/2024


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