業務システムのUIの特徴 1 定型作業の標準化と負担のバランス
業務システムでは似たような定型作業も多いです。
操作手順やシステムのふるまいに一貫性を持たせることで、学習・作業効率を上げやすくなります。
また、複雑性保存の法則というものがあります。
これは「プロセスの単純化には限界があり複雑性は減らせないが移動は可能」ということです。
業務システムのUIにおいては、ユーザーの負担をなるべくシステム側に移したり、段階的にするなどして分散すること、として応用できます。例えば
項目数はそのままでも、適切な初期値(ブランクではなく大多数のユーザーが最もよく入力するであろう値をあらかじめセットしておく)や自動補完、入力補助などによりユーザーの操作や記憶の負担を減らす
項目数×画面数の総和は一定(画面あたりの項目数を減らす/増やすと、画面数が増える/減る)なので、ユーザーのリテラシーや習熟度に合わせた適切なバランスに調整する
といった工夫や考慮が重要になります。
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