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【香港99日間 #18】お腹を壊さないために〜コンディションは足し算と引き算で決まる

皆さん、お元気でしょうか?実は香港に来てから1週間お腹を壊していました。香港は衛生状態は悪くない地域ですが、やはり慣れない土地だということでお腹を壊してしまいました。

香港に限らずこれから海外へ行かれる方へ参考になると思い、なぜお腹を壊してしまったかの自己分析と、どのように治したかをお話していきたいと思います。

※私は医者ではないので、医学的に誤った内容が含まれているかもしれません。本当に体調を崩して困ったときには医師に相談してください。(保険に入っておくことも重要です)


身体を守るしくみ

そもそも、私たちが食べている食べ物は完全に無菌であることはなく、食べ物そのものや、食器、手などからウイルスやバクテリアが身体の中に入ってきます。私たちの身体には免疫がありますので、これらの外敵と日々、戦って身体が負けてしまわないようにしてくれているおかげで、私たちは元気に過ごせます。

ところが、ウイルスやバクテリアを多く含むものを食べてしまったり、逆に何かの拍子に免疫力が落ちたりすると、ピンチに陥ります。このときに、お腹は防御反応をします。それが、下痢や嘔吐です。これらによって外敵を緊急的に外に排出しようとします。さらに事態が深刻な場合には熱を出します。熱を出すと身体の中の免疫細胞が活発化して、より外敵との戦いに勝ちやすくなります。

お腹を壊した

私の場合には1週間ほどお腹を下していました。お腹を下す前日は、特に変なものを食べたわけではなく、苦手な辛いものも避けていました。後々になって考えてみると思い当たることとしては、

  • 慣れない土地で身体が疲れていた

  • 食べるものが美味しく、調子に乗って食べすぎていた

  • 暑さと冷房で体温調節がうまくいかずお腹が冷えていた

  • 睡眠がいつもより不足していた

  • 日本での仕事のトラブル対応がありストレスが溜まっていた

  • お腹を下す前日にビールとポテトチップスを食べていた

という、小さな悪条件が全て重なっていました。すなわちお腹のマイナスポイントが溜まっていたのです。そこに、慣れない食べ物がお腹の中に入ってきてとどめを刺されお腹を壊してしまったのでしょう。おそらく日本での食事であれば多少何か悪いものが入ってきたとしてもウイルスやバクテリアに対して免疫が慣れているので対応はできたのだと思いますが、普段とは違う環境だったので、私のお腹が外敵との戦いに負けそうになってしまったのでしょう。ウイルスかバクテリアかわかりませんが、増殖を始めてしまい、私の身体が緊急事態になったのでしょう。

しかし、私は甘く見ていました。いつもお腹を下すときは、だいたい辛いものを食べたときで、これは外的というより単純に刺激物に対して腸が過剰反応していただけなので、原因さえ出て行ってしまえば、半日もあれば回復します。今回もこれと同じようなものだと思い、美味しいものを探して食べまくっていました。

基本、食べているものは中華なので、肉や油が多めです。たしかに、なかなかお腹が治らないわけです。5日ほど症状が続き「これはヤバイぞ!?」となりました。さすがに気づくの遅すぎですね・・・。何か変な病気にかかってしまったのではないかと怖くなりました。調べてみると、深刻な病気の場合には便の色が変わるらしいので、私の場合には当てはまりませんでした。

回復への決意

とにかく回復させないと色々と困るので、まずはお腹を休ませることにしました。

固形物をほとんど食べないこと、コーヒーやお茶などの刺激物を飲まないことにしました。香港ではお粥がどこでも食べられるのでお粥を食べ、飲み物は白湯か常温のポカリスエットにしました。白湯はミネラルウォーターをホテルの電気ケトルで沸かして飲みます。お腹を壊しているときは水分が十分に吸収できず、脱水状態になってしまうので、ポカリをちびちび飲みます。


お粥が美味しい人気店「大師傅粥品」

睡眠も十分にとります。毎日無理して運動もしていたのですが、一時的に止めました(早く止めておけよというツッコミはやめてください・・・)。

これらのお陰で1日半ほどで回復しました。見事な勝利です!!

身体のシグナルには逆らわない

野生動物も身体を負傷したり病気になったりすると食べ物を食べず、じっとしているそうです。エネルギーを無駄に使わず、身体の治癒力を高めるのに全力を注ぐのでしょう。人間も同じ状態にすることで早く回復するそうです。意外と食べるというのはエネルギーを使うそうで、免疫力が必要なときには邪魔になるのですね。

あと、お腹を壊している1週間はどうもやる気がなく、思考もネガティブになりがちです。お腹が回復してからは、エネルギーに満ち溢れ色々なことにチャレンジしたくなります。元気がないからお腹を壊したのか、お腹の調子が悪いから元気がでないのか、因果関係は定かではないですが、精神状態とお腹の状態もリンクしていそうです。

以上、まとめると、海外に来るときには

  • 事前に身体の調子を整えておく

  • 暴飲暴食をしない(特にアルコールや油もの)

  • 身体を冷やさない

  • 手洗いをしっかりする

  • なるべく加熱調理されたものを食べる

  • 水はペットボトルのものを飲む

というプラスポイントをしっかりためておきます。プラスポイントが十分あれば、多少の無理をしてマイナスポイントが溜まっても耐えられる可能性は高くなります。お腹のコンディションは足し算と引き算できまります。体調を整えて、楽しい時間を過ごすための、助けになれば嬉しいです。

聽日見!


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