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【香港99日間 #14】雑貨やデザインが好きなら絶対楽しめるPMQ

香港島側の中環(セントラル)エリアは土地が狭い中でもモダンな高層ビルが多く、ビジネス関係の人が歩いているのを見かけます。またアートギャラリーも街中に点在しています。

この中環エリアのPMQという面白い施設があります。建物自体は非常に歴史があり、かつては中央書院と言う西洋式の教育を行うための学校のような場所でした。しかし、第二次世界大戦で焼けてしまい、1951年に現在の建物に建て替えられ、当時は既婚の警察官向けの寮(Police Martied Quarters)として使われていました。

実際に2007年まで中環エリアの警察官が住んでいたそうですが、2015年に現在のPMQにリニューアルされました。頭文字だけ名称が残っているんですね。このような形で歴史的な建物をリニューアルして、時代に合った形でリユースすることで、歴史を残しながら、現代の私たちも別の形で建物を受け継い活用するという考え方がすばらしいと思います。


PMQに行くには中環駅または香港駅からが最も便利です。中環エリアは坂が非常にきつく、上っていくのは結構大変です。ヒルサイドエスカレーターを利用するのが便利です。一見下から見ると、歩道橋に見えるのですが、動く歩道があります。これに乗っていけば非常に楽に上まで行きます。

ハリウッドロードを西に進みます。10分も歩かないくらいでPMQに到着します。

白色の建物に濃いめの緑がアクセントになっています。入り口のシンボルツリーが良いですね。

PMQは大きな2つの建物からできていて、間が庭園で繋がれています。4階まで行くと庭園に出ることができます。すべての店を見てもらいたくなってしまうのですが、下の階から順番に行くと、足が疲れるので、エレベーターで一番上の階まで行ってから降りてくると効率的です。エレベーターもしくは階段は建物の端にあります。

もともとは寮だったので、建物の中には小さな部屋がたくさんあります。それぞれの部屋の中に、雑貨屋やギャラリーなどが入っています。

それぞれ個性的で一つ一つ見て回りたくなります。

他にも雑貨や服、アクセサリー、食器などが売られています。香港には巨大なショッピングモールがいくつもあり、ハイブランドの店が入っていますが、グローバル化されてしまっていて、結局日本でも手に入ってしまいそうなものばかりです。しかしPMQにはおそらくここでしか手に入らないようなものがあります。

建物そのものも非常に素朴で、きっとこの雰囲気が好きな人も多いでしょう。ぜひふらっと立ち寄ってみてください。

聽日見!

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