玖玖里 苫子(くくりのとまこ)

いざ、開幕!

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お茶 〜南部先生の思い出①〜

 お華と並んで、お茶とは古来より、私たちが思っている形骸化したものとは完全に別物と言っても良いほど、深く、次元の高いものとして、多くの人々の生活習慣に溶け込んでいたもののようである。縄文時代の住居と思しき建物からも、茶室の跡が発見されているらしい。  今回、お茶にまつわるシンクロニシティが続いているので、数回に分けて綴ろうと思う。  まず一つは、人生上最も大きな出会いだった中の一つ、とあるお茶の先生との出会いから語りたい。  長崎県大島町。先生は当時、御歳90余歳で文化協

    • シメククリ

       まだ何となしに、意識がぼーっとしているが、ここらで一度、これまでの人生そのものを締めくくっておきたいと思う。  兎にも角にも、永かった……。永遠に終わらないのではないかと思った。でも、やはりちゃんと終わりはあった。何とうれしき事だろう!ちゃんと終わりが来たのだ。重い重い、ズルズルと変わらない現実に終わりが来たのだ!!まずは、これが何よりも嬉しい。  20年ほど前、学校教育という名の奴隷小屋をやっと卒業できたと思いきや、更に暗く、頑丈な鉄格子へとぶち込まれた。それが賃労働だ

      • かみさま

        わたしの神さま、 みずのいろ。 わたしの神さま、 かぜのいろ。 でも、 わたしは知ってる。 だからいい。 それがいい。