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90年代の501を探した頃

こちらの記事で書いたように、私が501を愛用するようになったのは90年代の中盤以降のことです。

今から7~8年前のこと。
ふと思ったんですが、学生の頃もっとジーンズを穿いてたらどうだったんだろう?と。
失った青春時代を取り戻すべく??USEDの501の収集に動きました。

90年代前半のレギュラーを探す

デッドストックを探すのも手ですが、なかなか見つかるもんじゃありません。手っ取り早く手に入れるなら古着屋を巡回するかネットオークションです。
まず、古着屋を見て回るのですが、ジーンズと行ってもいろんなメーカーや品番のものがあって、メジャーな501でもなかなか探すのは大変です。おまけに、古着屋の場合はモノを見る目はあるので安心ですけど、その分マージンを取ってるわけですから、お値段的にも古着好きじゃなければ魅力はちょっと乏しいかなと思うところです。

ヤフオクで探す

そこで、ネットオークションへ。当時はまだメルカリもそれほど知られていなかったので、ヤフオクで探しました。
さすがにLevi's501の出品数は他の追随を許さないレベルですが、逆に数が多すぎるのと実物がなくサイズ感が分からないところが難点。
おなじウエスト30インチでも生産された時期によってだいぶフィット感は違いますし、リジッドから穿き込んだモノなが施されていたものなのかでもものなのかでも違いはあります。

やっぱり画像は重要

90年代初頭の501を見分けるのは比較的容易で、パッチにある501のロットナンバーが赤字のものなら80年代後半~90年代前半に生産されたものです(例外もありますが)。また、シームの部分に縫い付けられたタグで生産時期を知ることができるので、その部分が写っている画像があれば完璧です。
ただ、問題は色味とサイズ。特に色味は写真の光線の具合でだいぶ変わってきます。インディゴの表情の違いがジーンズの奥深さなのですが、あまり微に入り細を穿つような拘り方をするなら、オークションで入手するのは避けた方がいいと思います。

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気づけば6本落札

ということで、大量の出品の中から写真を一つ一つ確かめて選んでゆきます。
やはり、たくさん出品している人は色のこりやレングス、ウエストのサイズなど、需要を睨んだ値付けをしてるなと感じます。ただ、501の場合はボランフライの壁があり、数回着用しただけで出品されてると思しきものも結構あります。そうしたものは比較的安め。一方、ダメージ物でも新品の半値くらいで出している出品者もいたりします。ダメージ好きにはいいかも知れませんけど、私の尺度だと、値付けしても新品の1割未満じゃないかと思っています。

半年くらいオークションを物色しましたが、結局6本落札しました。
最初は古着に抵抗はありましたが、慣れれば気になりませんし、リーズナブルに90年代にタイムスリップしたければどうしても古着を選ばざるを得ないですからね。

過ぎた時間が戻るわけじゃないけど

もちろん、オールドタイマーのジーンズを身につけたからといって、当時に戻れるわけじゃないですが、あの頃できなかった体験ができるんじゃないかと。
だいぶ時間が経ちましたが、ダメージが大きくて諦めた一本を除けば今も現役です。時々90年代の501を穿いて街に出たりしますが、30年前のものを穿いてるなんて思う人はいないでしょうね。
30年前に流行ったスーツを着ていれば違和感バリバリでしょうけど。
その辺がジーンズ、そして501のいいところかもしれません。

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