ヴィンテージの501(但しレプリカ)
ジーンズの元祖といえばLevi's501ですが、長い歴史を持つからこそ、時代に合わせて変わってきたわけです。
基本線は維持しつつ、年代によってスタイルが変わっていますので、501が好きな人で詳しい人は1960年代のものが好き！というように好みがあって、それに呼応するように年代ごとのレプリカも販売されています。
基本的にレギュラーなのだけど
私は基本的にレギュラー派なのですが、一時期ヴィンテージのレプリカに手を出したことがあります。
501に詳しい人は世の中には数あまたいて、ブログを検索しただけでも、唸るほどわかりやすい記事がいっぱいです。
道を究めるってこうなんだなぁと思います。
そんなヴィンテージ愛を語る人の記事を読むとやっぱり欲しくなっちゃうんですよね。
なので、だいぶ昔ですが、ヴィンテージのレプリカに手を出しました。
今、リーバイスで売ってるレプリカは大体3万円くらいで、企画ものになると6万円くらいするものもあります。私が買ったのは米国生産が打ち切りになった頃で、1955年モデルを3本、1966年モデルを1本買いました。当時はまだ2万円くらいでした。
主に着用したのは1955年モデルです。
今でもその日の気分によって時々穿いてます。
がっしり、ゆったり。
履き心地を一言で表現すれば、「がっしり、ゆったり」です。
デニムの生地は厚くてずっしり重いのですが、頑丈さを感じさせる重量感です。一方、シルエットはかなりゆったりしています。
ショップで買ったところリジッドなので縮みを考慮して、当時は29インチがジャストサイズのところ、31インチを勧められました。
洗って縮むとぴったりフィットするかと思いきや、一度もそんな履き心地になったことはなく😁、ゆったりした履き心地です。
30インチを買った方が良かったと後悔しました。
体にフィットするジーンズを選ぶのって、本当に難しいです。
野暮なスタイルと思ったものの
ジーンズは次第にライトオンスになっていますね。ライトオンスの方が動きやすいし、見た目もすっきりしてカッコイイですからね。
最近は10代、20代とおぼしき人でジーンズを穿いている人は少なくなりましたよね。かつての私のように、ファッションのために我慢して穿きにくいジーンズを選んだりはしないんだそうです。
まぁ、ジーンズも最初は着心地が悪いですけど、だからこそ、そこを乗り越えて自分の体に馴染んだときの愛着って、違うんですよね。
しかし、ヴィンテージ、特に1955年モデルの501は近年のライトオンス化の対極を行くもので、分厚い生地にゆったりとしたシルエット。みた感じもボテッとして、微妙だなぁとは思っていました。
そんな折り、あるイベントに参加した後、参加者みんなで記念撮影をしました。その日は55年モデルの501を着て行ったのですが、その写真に写った私自身のジーンズ姿をみて、「1955年モデルって思ったより良い味が出るんだな」と思いました。自分でいうのもナンですが、なかなか渋いのです。
…あ、穿いてる人のことじゃなくて、あくまでもデニムがいいってことですからね。
出番は時々だけど大切にしたい
今では時々しか出番がないのですが、それでも大事にしたい55年モデルのレプリカ。カレントなスタイルのレギュラーもいいんですが、いろいろ楽しみたい時もあります。ここにもリーバイス501の奥深さがあります。長い歴史があるからこそいろいろなスタイルが楽しめる。
そう思うとますます愛着が湧いてきます。
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