見出し画像

ジーンズ嫌いから501一筋へ

5月になりました。
5月1日、つまり5月01日だから501の日、リーバイス501の日と思いきや、リーバイスのいう501DAYというのは5月21日なんだそうです。

男子のマストアイテム

ファッション関係の雑誌やサイトでは、リーバイス501は「男なら一本は持っておきたいマストアイテム」なんて書かれてますよね。
Appleのスティーブ・ジョブズ氏が365日501を穿いていたのは有名で、ノームコア=究極の普通なんて言われています。

シーンズが嫌いだった。

私もジョブズ氏ほどではないですが、501が好きで愛用しています。
でも、ここに至るまでは紆余曲折ありました。

もともと、私はジーンズが嫌いでした。
中学生の頃、よくわからないままジーンズを買って穿いていたのですが、硬くて窮屈で。座ると膝の裏あたりが縛られてるような感じ。
そんな嫌な思いをしたので、そのあとはチノパン一本でした。

浪人中もチノパン一筋

高校までは制服がありましたが、卒業すれば当然制服はなし。
私の時代はバブル時代で今ほど大学の門も広くないので、浪人するのが半ばあたり前でした。

予備校の寮に入ったのですが、やはり、チノパン一筋。
寮友はジーンズ好きが多く、一つのブランドしか穿かないというこだわりのある人もいました。
なので、ジーンズも勧められました。「絶対穿いたら似合う」なんてよく言われたんですが、耳を貸しませんでした。

受験が終わって退寮する時、いつもEDWINのジーンズを穿いてるT君がチノパン姿で現れ、一緒にいた仲間が珍しいと言われてました。彼はチノパンは一本しかないと言ってましたが、逆に私がジーンズを持ってないかと水を向けられ、「持ってない」なんて話になりました。

大学に入って初めて一本

大学に入っても、周りはジーンズ派多数。教室の椅子などはどの椅子も座面が青みがかっているくらいでした。相変わらずチノパン一筋でしたが。

しかし、浪人時代の寮友で、別の大学に行った友人からは「ジーンズの1本くらい持ってた方がいいよ」とまた強烈に勧められたり、「自分が似合わないと思っているだけで案外いけるかもよ」とプッシュされ、渋々一本買ってみることに。

買ったのはエドウィンのジーンズで細身なもの。
友人からは「やっぱり似合うじゃない」と、そこそこ好評価だったんですが、やはり、あまり好きになれず。どこか、周りから言われるのは嫌というような思いもありました。


ジーンズがあっても「やっぱチノパンの方がラクでいいや」ということで、本当に時々しか着ることもなく。

ただ、その後Leeのシルバータブを一本買って、それからは毎日ではないけど、まぁまぁジーンズを穿くようになりました。

リーバイスのジーンズとの出会い

学生の頃、通学用に買った自転車(ママチャリ)に乗ってあちこち行くのが楽しくて、朝も早起きしては2時間ぐらい走ったりしてました。自転車に乗るとチノパンが傷みやすいのには困りました。

浪人時代の友達とも付き合いは続いていました。いつもリーバイスのジーンズを穿いていたS君が「憧れの501を買った」と自慢していました。
大学ではゼミに入ったのですが、仲間の一人がTシャツにリーバイス501をカッコよく着こなしていて、リーバイスのジーンズも欲しいと思うようになりました。

ショップに行って501も試着してみたのですが、やはりボタンフライには抵抗が強く、結局515を購入しました。

やっぱ501じゃないと。

と。515を愛用していたのですが、やはり501も一本持っておきたいという思いは強く、ストーンウオッシュの501を購入しました。

それでも、ボタンフライに馴染めず、残念ながら515や505を穿いていました。
その頃になるとほとんど毎日ジーンズで過ごすようになっていて、ジーンズ嫌いからはすっかり脱却していました。

大学を出てからも普段着はジーンズばかりでした。
街に出るとジーンズをかっこよく履きこなしている人が多く、サイン公にはしていたのですが、いいなと思ってパッチを見ると「501」ということが何回かありました。
さらに、たまたまみた映画で男女のシーンがあり、俳優がワイルドにボタンをバババっと外すシーンが衝撃的でちょっと冒険してみたいと思うようになりました。

そこで一念発起。
タンスに眠るストーンウオッシュの501を引っ張り出し、さらにワンウオッシュの501も買って、1ヶ月我慢して穿いてみることにしました。

501一筋

こうしてボタンフライの壁は乗り越え、それ以来501一筋になりました。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?