リエゾンナースは心療内科のスペシャリスト

身体的な疾患で入院している方が、精神的な不調を起こす。病院では、こういったケースが問題となることが増えているようです。
ほとんどの看護教育機関では、身体疾患と精神疾患は分けて学習します。そのため、一般病棟に勤務する看護師が、入院患者さんへ心療内科的アプローチをすることは難しいと言えます。
そんな時に活躍するのが「リエゾンナース」と呼ばれる専門看護師。リエゾンとは「橋渡し、連携」という意味を持つフランス語です。リエゾンナースは、実際に病院でどのような役割を担っているのでしょうか。
リエゾンナースとは、精神看護分野の専門看護師です。精神科看護の高度な知識・技術を持つリエゾンナースは、障がいや疾患を持つ患者さんやその家族へ、良質な精神的ケアを提供します。
また、「リエゾン(橋渡し)」ナースという名前の通り様々な診療科の看護師と連携し、患者さんにとって最良の看護ケアを模索します。さらに、病院内看護師のメンタルケアを行うのもリエゾンナースの役割。精神看護のスペシャリストとして、活躍する場面は多いようです。
リエゾンナースに必要なスキルとしては、患者さんとその家族はもちろん、あらゆる診療科の看護師や医師と連携して働くことのできる「コミュニケーション能力」が挙げられます。加えて、他の看護師を指導し、導くことのできる「リーダーシップ」も重要。
日本の病院におけるリエゾンナースの数はまだ少ないですが、その需要は高いと言えます。

■リエゾンナースを目指している方はもちろん、精神科看護に関心がある方に見てほしいサイト

http://shinryounaika-hatarakou.com