クハ15

哲学やってきたりプログラミングかじっている人。

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最近の記事

年の瀬に寄せて

気が付けば年の瀬。全く実感はないが。ついでに自分がnote開設して早1年。最も個人的な体験談めいたことばかりでそれらしいものを残せなかったが。 この一年振り返ってどうだったか。もっとも自分は年の瀬より年度末の方が節目という感じがするので振り返るという事をあまりしないのだが…。 情緒不安定な今日の今である。 ずっと脚が痛いので整形外科に行ったら椎間板ヘルニアが判明し、ずっと通院している今日の今。身体面としては秋ごろには歯医者にも通院していた。 バイトには落ちまくる中で専

    • 鉄道研究部は本当に研究部? 後篇

      鉄研を辞めた後、鉄研に所属している時はあまり気にならなかった事やどうでもよかった事が見えてくる。その中で問題点も当然見えてくる。鉄研に、というより文化部に所属していると陥りがちだと思う問題点を幾つか挙げる。 ①他者とのコミュニケーションに難あり ②他校と交流が少ない ③活動が自己満足になりがち まず①について。鉄研(に限ったわけではないだろうが)部員には(部内外問わず)他人の話を聞かず、自分の考えを押し付けるケースが散見された。自分が鉄研を辞めるきっかけの一つとして、

      • 鉄道研究部は本当に研究部? 前篇

        暫く放置してしまっていた。 今日は今から139年前に新橋~横浜間で日本最初の鉄道が開業した鉄道の日ということで。いわゆる鉄オタなので鉄道についてはいくらでも語り草はあるが、今日は自分も一時期所属していた鉄道研究部(以下、鉄研)について自省も交えて語るとする。 中学受験する受験生の中には鉄研に入りたくて、っていう人もいるかもしれない。自分もまた他の事情があったとはいえ、その事が中学受験した動機の一つではあった。考えている受験生と保護者に向けて経験者から。一読した上で鉄研に入

        • 新型コロナワクチン接種体験記

          久しぶりの投稿。 ワクチン二回打ったのでその報告でも。 8月某日に一回目、9月某日に二回目のワクチン接種をした。種類は昨今異物混入でお騒がせ中のモデルナ。幸い自分のロットは混入された物ではなかった。 で、肝心のその後の副反応だが、自分の場合、一回目は腕の打った部分が痛くなっただけ。二回目は腕の痛みに加え、やはり御多分に漏れず倦怠感が襲った。9月某日の正午頃に二回目の接種後、熱に備えて●Kストアでアクエリアスとアイスクリーム等を買い出しして帰ったが夕方から倦怠感が出始めた

        年の瀬に寄せて

          クハ15的「男はつらいよ」愉しみ方

          桜の季節である。とはいえもう散り始めている。そういえばあの国民的映画もこんなナレーションで始まった。 桜が咲いております。懐かしい葛飾の桜が今年も咲いております。 これはモノローグの形ではあるが、生まれも育ちも葛飾柴又のフーテンの寅こと車寅次郎の映画における記念すべき最初の台詞である。 2月14日の投稿のラストを読んだ方はご存知かもしれないが、私は寅さんファンの一人だ。新作含め全作品視聴済でどの作品も大まかなスジが思い出せるぐらいにはファンである。男はつらいよシリーズの

          クハ15的「男はつらいよ」愉しみ方

          ~あれから10年 三陸行ったときのハナシ

          ※データは2013年当時のものです。 被災地へは2度しか足を運べてないと書いたが、そのうちの一つ、三陸行った時の思い出を綴りたいと思う。 その日は仙台泊だった。6時過ぎにホテルをチェックアウト後、仙台から小牛田、一ノ関で乗り継ぎながら昼前に盛岡に着いた。その日は盛岡泊だったのでコインロッカーに大きな荷物を預けてから山田線に乗って宮古を目指す。盛岡~宮古間は並行する国道106号を走るバスにシェアは奪われがちで本数は極端に少ない。2時間ほどかけて宮古まで出たらいよいよ本命の三

          ~あれから10年 三陸行ったときのハナシ

          ~あれから10年 これまでとこれから

          昨日も少し触れたが、中学の「卒業研究」で東日本大震災時の鉄道の復旧について触れた。 例えば,赤字で苦しんできた第三セクター鉄道では全て賄えない多額の費用。住民・鉄道会社・国と地方自治体の3者の間のギャップ。今の鉄道会社の問題点。こういった問題から今後,鉄道会社や国と地方自治体はどう鉄道と関わっていくのか,自動車重視になっている今の日本は地球環境や経済面において本当に良いのか,を述べてきた。最後に,東日本大震災の時のような地震が再び襲ってきたらどうするべきかを述べた。 未曾有

          ~あれから10年 これまでとこれから

          ~あれから10年 あの日の記憶

          明日で東日本大震災から10年になる。またしても問わず語りになるが備忘録的に当時を振り返りたいと思う。 あの日、私は都心の中学校にいた。期末試験の答案返却日ということで登校日だった。答案返却自体は午前中に終わるが、当時所属していた鉄道研究部のミーティングの為、午後も学校に残っていた。その日は春休みに行われる合宿についてが議題で、確か行程について話し合っていた時であった。揺れがきたのは。 初めはいつも通りの揺れだと思っていたが揺れは収まらず、どんどん大きくなっていく。1階の木

          ~あれから10年 あの日の記憶

          残すべき文化、残さなくていい文化

          今日はご存じバレンタインデー。 チョコを贈る日になったのは製菓会社の戦略だの義理チョコだの友チョコだのなんだのうるさいが私が思うことを幾つか。 まず問題点として。 ・女→男という構造がジェンダーの多様性が叫ばれる中、時代遅れである。 ・1か月後にお返しを強要する風潮。 1つ目は性別関係なく愛人同士で交換する日にすれば問題ないかと思う。いわゆる「本命」を固定されていた女→男という図式から男⇔女、女⇔女、男⇔男 これら全てを行えばよくなる。というより「友チョコ」もあるよ

          残すべき文化、残さなくていい文化

          私の最も長かった1週間

          2月1日。今年も予定通り母校では入試が行われるようだ。母校というのは中学校のハナシ。そう、もう10年以上前の話だが当時自分も中学受験生の一人だった。もうそんな昔の話なので色褪せてきてはいるものの備忘録として、少々大げさではあるがこれまでの人生で最も長い一週間であった当時を振り返ろうかなと思う。 同じく中学受験を経験してきた人はご存じだと思うが2月1日から入試が始まるのは東京都と神奈川県のハナシで千葉県や埼玉県は先んじて1月に始まる。そして本命は2月でも1月のうちに腕試しとし

          私の最も長かった1週間

          震災の痕跡を訪ねて~阪急

          久しぶりの投稿になってしまった。今日はご存じ阪神淡路大震災から26年の日。そういえば阪急電車にもいくつか痕跡を残してたなぁと思って記したい。 宝塚駅1,2番線(阪急だと号線を使うことが多いが)のホームにしっかりと痕跡が残っている。揺れでヒビが入ったのちに修復されたものの今もずれたままである。宝塚駅は宝塚(本)線と今津線の終着駅で日中は4番線を宝塚線、3番線を今津線が使用し、1,2番線は閉鎖されているが、朝夕の時間帯は1,2番線も開放され、今津線の電車が入線している為、もしそ

          震災の痕跡を訪ねて~阪急

          いいだろお前?成人の日だぞ

          今日は成人の日だ。もう3年前になるが勿論、自分も代だったわけ。まぁなんとなく察しがつくと思うが私は成人式に参加しなかったし同窓会の類にも出席しなかった。丁度その時、祖母が亡くなり、弔問へ行くというイベントがあったが、それとは関係なく元々行く気がなかったのだ。理由はカンタン。面倒くさいからである。式典という場が第一性に合わないし、退屈だからである。それに服装が没個性なのがどうにも気に入らなかったってのが大きい。それと引っ越しして地縁と無縁になったというのもある。中学受験をして地

          いいだろお前?成人の日だぞ

          哲学をする意味~万学の祖アリストテレス⑥

          アリストテレスはプラトンのように直感に基づくのではなく厳密な検証を元に世界を捉えようとした。これはプラトンがどちらかというと芸術家や詩人肌なのに対してアリストテレスは学者肌といった性質の違いでもある。 結果的にアリストテレスの理論はプラトンのイデア論を凌ぎ、後世に多大なる影響を与えたわけだ。これまで①~⑤で述べてきたことは今日にも通ずる考えであることは言うまでもないだろう。アリストテレスの生きた時代はちょうど社会が変わろうとした変革の時代だった。アリストレスはアレキサンダー

          哲学をする意味~万学の祖アリストテレス⑥

          おしらせ

          哲学をする意味 万学の祖アリストテレスの続きは今日はお休みします。

          おしらせ

          哲学をする意味~万学の祖アリストテレス⑤

          昨日はアリストテレスの考える自然で終わった。人間はロゴスを有し、ポリス的動物であることが他の動物と決定的に違うってわけ。 アリストテレスの著書の一つ「形而上学」は聞いたことがあるだろうか。なんとなく哲学って感じがするかと思う。前者の形而上学であるが、これは①での分類でいうところのエピステーメーの存在論だ。形而上学いうのは世界の根本原理について探求する学問であるが早い話が「ある」ということについてじっくり問う学問だ。②の4つの原因の話もここの序論に収録されている。その後も「あ

          哲学をする意味~万学の祖アリストテレス⑤

          哲学をする意味~万学の祖アリストテレス④

          昨日は少し話題を変えたが、一昨日はアリストテレスの考える自然についての話をした。続けてみていこう。「階層的自然」という言葉を聞いたことがあるだろうか。まず、土台として4つの元素がある。土、水、火、空気だ。こららは目には見えないが湿、乾、冷、熱の感覚の組み合わせから成る。すなわち土なら冷・乾、水は冷・湿、火は熱・乾、空気は熱・湿の性質を有する。そしてこの土台の上に元素から構成され、目に見える形での非生物の自然物が構成されている。ここを構成するのは石などだ。そしてその上に生物が存

          哲学をする意味~万学の祖アリストテレス④