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【病院における管理栄養士の役割】高齢患者に対する栄養状態の改善と管理栄養士の価値

 管理栄養士の病院における役割は主に患者への食事の提供などの給食管理と食事指導やNSTなどチーム医療を通じた栄養管理に大別される。この仕事は世の中のため、また病院の運営においてどのように役に立つことができるのかを考えた。
今日の日本の高齢化率は28パーセントを超え、世界でも有数の超高齢社会となっている。そしてそれは今後も進み2025年には国民の4人に1人が75歳以上の後期高齢者になると言われており、健康寿命と平均寿命の格差が広がりに起因すると考えられる。では、なぜ高齢化によって健康寿命と平均寿命の差は広がるのか、それは高齢者の栄養状態が関係している。
 高齢になるにつれて残歯や筋肉量の減少、慢性疾患などにより食事量と質は低下していく。このような食習慣が高齢患者の多くが抱えているリスクである低栄養やサルコペニア、摂食嚥下障害、褥瘡などさまざまな合併症へとつながっていく。また、それだけにとどまらず栄養状態の悪化は若い患者であれば耐えることが出来た手術での高度な侵襲や大量の薬物投与などによる治療に耐えることができず、合併症などの障害を抱え、QOLの低下や要介護など健康寿命に低下の一因となっている。これを踏まえ、管理栄養士の病院における役割とはなにか。それは確実な食事の提供、栄養指導、栄養状態の管理を行うことである。
 これらのことはこれまでも行われていたが、今後は高齢患者の対応が増えていく。これまで以上に手間のかかる医療、栄養管理が求められる。そうなった時、それらを確実にこなすためには病棟に行き、ベッドサイドに常駐し、きめ細かな治療や栄養サポートを提供し、患者の身体の維持・改善を図ることが大切となってくる。そうすることで医師は治療に、看護師は看護に注力できる体制が取れる。このように高度な栄養管理を行うこと、また管理栄養士が高齢化に役立てることを示すことが病院における管理栄養士の役割であると私は考える。

・・・小論文の練習です。
文字を書くのはほんと難しいですね。
事前にどんなお題がきてもいいよう方向性を考えてみました。
もし、気になることがあればご意見いただけると幸いです。

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