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入院日記⑤〜点滴生活〜

【前置き】
9/1 妊娠23週5日目。
羊水過少のため紹介先の病院を予約受診。
その後緊急入院となる。

ここでは、入院生活7日目で点滴が始まったことについて書いています。

点滴が始まる

羊水が少ないせいで、お腹の赤ちゃんが苦しくなることが続いたため、入院7日目で点滴を開始することになりました。

私に処方された点滴は「マグセント」というものです。切迫早産の方に使うのが主流のようですが、私の場合はお腹の張りを抑えて、赤ちゃんを守ること。
マグセントは胎児の頭を守ってくれる作用もあるようです。

点滴の副作用

マグセントの副作用は、身体の熱感や血管痛、瞼が重くなったり、嘔吐と説明されましたが、次第に慣れてくるそうです。

注射が苦手な私は、カテーテルを入れられる時に、不安や痛みでメンタルがごちゃごちゃになってしまい、大号泣。薬剤が入った時に、すぐに身体が熱くなり、だるくなってくるのがわかりました。

「どうしてこんなに辛い目に遭うのか…」

お腹の子供を守れるのは自分しかいないのに、私の心は負けそうでした。そうは言うものの眠気はやってきて、いつのまにか眠りについていました。

点滴を入れ始めて6時間ほど経った早朝、トイレの帰りに急に吐き気に襲われ、動けなくなり嘔吐。マグセントには嘔吐の副作用もあるのですが、実際私が点滴中に嘔吐症状があったのはこの時だけでした。

それよりも辛かったのは血管痛!

血管痛が治るのに3日

カテーテルが入った血管とその周りが痛む症状を血管痛と言うのですが(多分)、それがジンジン痛む!そして、液漏れするとさらに痛いのです。

液漏れすると、傷口周りがぷっくりと腫れ、押すと打撲跡のような痛みが出ます。私の腕に入った初日のカテーテルは液漏れしてしまい、1日も経たずに刺し変えることになりました。うまく行けば1週間は持つのですが、どうやら刺した血管が細かったようです。

私は血管痛がひどく、点滴をすると3日は血管痛と戦い続ける日々でした。利き手にカテーテルがついていると、お箸やお茶碗を持つこともできず食事に苦戦しました。寝る時も痛みで起きることが増えました。

お風呂は2日に1度になり、水が入らないように処置して入ります。もちろんカテーテルの刺さり具合が悪くならないようにこちらも注意して入浴するのですがなかなか不便な日が続きました。

ちなみに、私が血管痛を和らげるためにしていたのは、アイスノンでカテーテルのある周辺を冷やすことです。これがあると痛みがかなり軽減されて気持ちよく寝ることができるようになりました。

2日おきの採血と尿チェック

マグセントを処方すると、血中のマグネシウム濃度が高くなるので、2日おきに採血で濃度を確認することになりました。それに加え、尿でしっかりと排出することが大事だそうです。

点滴が始まると、採血の針なんてもう慣れっこです。あんなに注射が苦手だったのに、採血はもう何とも思わなくなりました。

いつの間にか私の腕にはたくさんの点滴の後が…!この点滴生活は退院まで続きます。

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