入院日記②〜入院2日目でドキッとしたこと〜

【前置き】
9/1 妊娠23週5日目。
羊水過少のため紹介先の病院を予約受診。
その後緊急入院となる。

ちょっと時系列が前後するけど、入院2日目の午前中の話です。プロに囲まれていることへの安心感と不安感で何とも不思議な気持ちになりました。

助産師6人に囲まれる

入院2日目、朝食を食べ終えて初日に入れなかったお風呂を済ませました(大のお風呂好きで妊娠してからも1人で温泉にいってました)。

10時半前からモニターをつけて、赤ちゃんの心拍を観察することに。モニターは一日2回、朝と夜にやると助産師さんから説明されていました。

この時はまだ、赤ちゃんの心拍見てるんだなーぐらいにしか思ってなかったし、職場でよく心電図を見ていたので、あまり意味も考えずにつけていました。

というか、モニターつけると体勢を変えられなくなってしまうので身体痛いのです。

昨日も1時間ぐらいつけていたので、今回もそれぐらいかなーと思っていたら、助産師さんが全然外しにきません。

まだかなーまだかなーと来るのを待っていたら、少々急ぎ気味に助産師さんがやってきて、お!外れるか!と喜んだのも束の間。

別な助産師さんがSPO2の計測器を持ってきて、私の指にはめ、他の助産師を呼ぶためにナースコールを押しました。

これはなんかやばいんだ…となんとなく察知。

赤ちゃんの心拍を機械で必死に探す助産師さんだが、なかなか見つからず、「体を横に向けましょう!」と声をかけられました。

次々と助産師さんがやってきて、私のベッド周りに5、6人の助産師と先生がやってきました。

赤ちゃんの心拍が確認できて、ようやく助産師さんたちの顔から緊張感が解けていき、もう少しモニターをつけておくように先生から言われました。

赤ちゃんのSOS

最初に駆けつけた助産師さんのうちの1人が、「念のため」と言って私の頭上に酸素マクス用の機械を取り付け、テーブルの上に酸素マスクを置いていきました。

担当の助産師さんが、モニターから流れ出た記録をまとめながら「今、お腹が張ったのわかりました?張ったことで赤ちゃんが苦しいってSOSを出したみたいでした。でも今元に戻ってます。びっくりさせてごめんなさい。」と説明してくれました。

そして、モニターをつけたまま1時間が経過しました。

その間にお腹が2回張ったけど、特に何もなくお昼前に先生がエコーをしたいということでエコー室に移動しました。

先生からは、羊水が少ないからお腹が張ると臍の緒を圧迫して赤ちゃんの心拍が落ちると説明されました。

お腹が張ったことで赤ちゃんが苦しいとサインを出していたのです。

入院する前から、似たようなお腹の張りはあったので当たり前に思っていたけど、まさかこれがお腹の子を苦しくさせていたとは…。

エコーでみる赤ちゃん

エコーは問題なさそうな感じでした。赤ちゃんの小さな血管に狙いを定めては何かの波を診ています。
私には何を見ているかわからないけど、赤ちゃんの顔とか性別よりももっと大事なものを先生達はエコーで診ているんだと思いました。

人の中にいるまだ600グラムしかない小さな命を、エコーという機械でよく診て、2人分の命を守ってくれています。

エコーは、まだ誰も会ったことのない私の中にいる赤ちゃんをきちんと調べるためのたった一つの手段だったことに気付きました。

これを発明した人も、これを使いこなせる先生も本当にすごい。

先生からは、今後お腹が頻繁に張るなら薬を使いましょう!モニターも1日3回つけさせてくださいと言われました。

確かにモニターをつけると体が動かせなくて私は大変だけど、それがあるからこそ赤ちゃんのSOSに気付くことができるし、プロの技術を受けることができます。

次のモニターは夜8時から。

何事もなくモニターが終わればな…と思っていたのですが、そんなわけもなく。

長くなったので続きはまた次回。

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