美容業界について深く考える☆
お客様も
美容師さんも
是非見て欲しいnoteです☆
今までの業界の傾向
今の業界の傾向
今後の業界の傾向
業界の流れ
などが見えるかと思います。
沖縄を基準に書いていますが、全国的にも通ずることです。間違いなく。
どんな美容師であり美容室を選べば良いか
美容師さんは今何をしていくべきか
長いnoteになります。途中で読むの諦めないでください笑
最後まで見て損はないかと!
10分もかからず読めると思います☆
是非ご覧ください!
美容師はやりがいのあるお仕事であり、人に喜んでもらえて、ありがとうと言ってもらえる素晴らしい仕事です。
ただ、実質的に長時間の労働で低賃金と言われ、無賃労働も多く、働く人にとっては厳しい業界でもあります。
年々美容師を目指す若者も減っています。定員割れする美容専門学校も多いです。
新卒で美容師になった子も、入社して1年後には50%しか残りません。つまり半数の若い美容師達は1年もたずに辞めるという状況です。さらに3年後には残るのは30%のみです。10年後は10%のみ。
美容師になった子は、10年後には10人中1人しか残らないんです。
もちろんサロンとしてもそういった古い考え方を変えようと取り組んでいるサロンもちらほら増えてはきました。
薄利多売の安売りが激化している業界です。
そういった業界特有の安売り体制で非現実的労働の体質改善のため
美容師だからできる先進的な働き方を率先して取り入れていけるようにと、Qoolonとしても昨今いろいろなことに取り組んでおります。
美容師は、美容師の免許を取り、美容室に入社し、アシスタントの修行期間を乗り越え、お客様の髪を切れるようになるまで歳月を要します。数年。
さらに切れるようになっても、日々日々練習をし、今の時代を感じながら学びながら常に進化し続けなければいけません。
自己投資をし続けなければいけない仕事です。時間とお金をかけて。それが美容師本来の姿であるはずです。そしてそういうことに取り組んでいかないと明るい未来はありません。これが業界の当たり前なので、自分が止まったとしても、他の人は前に進んでいます。進むのが当たり前だから。止まった時点で置いていかれるんですよね。
前に進む、勉強するのを取り組むのをやめたオーナーのサロンも大体衰退します。
オーナー自身もプレイヤーであれば、そういった成長する気持ちがないのであれば必ず落ちていきます。
実際そうゆうサロンをたくさん見てきました。
わたくし自身も、今も自分のために、Qoolonの為に投資をして勉強に取り組んでいます。
美容師になり十数年経ちますが、常に学び、プレイヤーである限りは今後も学び続けなくてはいけません。
そして、自分のお店で働くスタッフにも常に成長するチャンスであったり、勉強の機会を提供していくのが、美容師としての明るい未来を作るためにも、小さなお店ではありますが、経営者として、1人の美容師としても大切な役割だと思っています。
「沖縄だから…ね」と言って、成長すること、先進的なことを取り入れるのを諦めたくないと思っています。
これは、単なる妥協だとも思います。
自分のサロンだけではなく「志の高い」他店に勤めている美容師さんだったり、経営者さんだったり、フリーランスの美容師さんと共に良い方向に向かっていけたら。と考えています。
これは他のブログでも記載しておりますが、来年から本格始動します。興味ある美容師さんはDMくださいな。
本気でない方は申し訳ありませんが、連絡しないでください。そういった方はごめんなさいです。
さてさて、前振りが長くなりましたが、
現状であり、これからの業界について書いていこうと思います。
過去から何が変わっているのかもしっかりと確認しつつ。
「横のつながりで商売が成り立つ」
と言われいる沖縄ですが、時代も変わりつつあります。
他県の方からすると「???」と思うかもしれませんが、沖縄はそういった流れが強かったです。
わかっているかとは思いますが、みんな足並み揃えて手を繋いで同じ歩数で歩いていく時代ではなくなっています。
(あ!こんなこと言っている自分も実は沖縄の血が流れてまして親戚とかいまーす)
県内も競争社会にどんどんシフトしています。
美容室経営して、ダメなところはどんどん潰れます。
実際閉めている店もありますから。全国もね。
ちょっと業界が変わりますが、
沖縄県内にセブンイレブンって増えましたよね?1店舗目の58沿いの店ができた時のことが最近のように思いますが2019年7月でしたね。
今132店舗です(2022年9月末)
この意味分かりますかね?
セブンイレブンが参入してくる前の「人口10万人あたりに対してのコンビニの店舗数」
沖縄県は全国で45位でした。
つまり県内のコンビニって、とっても商売しやすい状況で、沖縄のコンビニ業界ってけっこう潤っていたんですよね。商圏の状況が良かった。人口に対してコンビニの数が少なかったから、お客様の人数が多かったということです。
セブンイレブンは5年で250店舗作る目標です。
つまり2019年が最初だから、2024年までに250店舗の予定ですよね。
そうしたらどうなるか。
「人口10万人あたりに対してのコンビニの店舗数」
全国45位だった県が、一気に駆け上がり、全国で2位になる計算です。全国で2位ですよ?凄くないですか?
人口がどんどん増え続ければいいんですよ?人口に対してコンビニの数の比率バランスが崩れないと。
崩れるから上記の順位が上がってくるんですよね?人口に対してコンビニの数が増えるから。
戦後人口が増え続けているのは東京都と沖縄県だけです。ずっと増え続けています。いや、増え続けてました。
沖縄も人口減少の入り口に入りかけています。2025年に人口減少に入っていく予定だったものが、今年既に入りかけているとの予測も出ています。
つまり、人口が増えないと、潰れるんですよ。他のコンビニが。F社とL社が。さらには、出したはいいがセブンイレブンも潰れてくるでしょう。
まずはコンビニが増えすぎたことによって。
そしてその後は人口が減っていくことによって苦しくなっていき、さらに潰れだす。
そうなっていきますよ。
必ず。
これはもう決まっていることですから。
コンビニ戦国時代ですよ。本当に。
美容室も同じなんですよ。
増え続ければ潰れだすんです。コップから溢れ出して。
美容室は増える。人口は減る。そうすれば来店されるお客様が減るので、間違いなく潰れていきますよ。
でも、みんな出店したい。だから競争になって弱いところは潰れるんです。
じわじわと売上が下がっていき、なんでだ!?なんでだ!?と思った時には
「時既に遅し」
怖いけど、そうなりますよ。
あ!ちなみにこれは全国も同じ状況ですからね。
人口減っていきますから。一気に。
沖縄県内は大体年間80〜100店舗くらいの割合で美容室の出店があるかな?
ここ最近はそんくらいのペースかと思います。すごいですよね。
沖縄県内に今美容室3600店舗くらいあります。
コンビニですら730店舗くらいですよ。
沖縄の信号機の数だって2100基くらいですよ?
そもそも美容室ってめっちゃめちゃ多いんですよね。
ただ、美容室の場合は美容室の数だけでなく、美容師の数と人口を比較する必要もあるので、一概には言い切れませんが、他人事ではいられませんよ。
沖縄アルアルな横のつながりだけでは成り立たなくなっていくんですよ。
誰も、助けてくれませんよ。
美容業界は逆転満塁ホームラン、ないですからね。
商売っていうのは競争です。
なんとかならないものです。
それをなんとかするのが経営者ではありますが。
これからの時代に美容室として美容師として、生き残っていくためには何をしていかないといけないのか。
・高い技術を適正な価格で提供すること
これに尽きると思います。
薄利多売の波に呑まれ、人数をこなさないと売上が成り立たない仕組みでやっていると、必ず時代が進めば進むほどキツくなっていきます。上記の通りに人口は減るんですから。
しっかりと価値ある技術を持つことが大切です。
2004年までだったら薄利多売な経営戦略でもいいんですよ。なぜかと言うとそこまでが日本の人口が増え続けていた(ピークだった)時です。
とにかくお客様を多く取り入れるために何をすればいいか。それがうまくいったはずなんですよね。
1990年代後半のカリスマ美容師ブームもあり、美容師になる人が一番多かった時期です。
サロンを多店舗化して美容師を会社で多く抱えて、とにかく多くのお客様を取り入れる。
そんなのがうまくいく形でした。成り上がった経営者さんもたくさんいると思います。それはすごいことでもあると思います。
そんなことをやっていたサロンがこの10年〜15年くらいでどんどん経営悪化に陥り、店舗縮小をして、中には倒産するサロンもあります。当時有名店だったお店もバンバン閉めています。
文頭にも記述していますが、美容師を目指す人も減っているんですから。
もう、時代が違うんですよ。
考え方を変えないと。美容師も経営者も。
正しい技術を正しい価格で提供することは間違っていますか?何か悪いことですか?
今の時代を考えても、安いが正義ではないですよ。みんな最近の物価上昇を肌で感じて、なんとなくわかるんじゃないですか?安いが成り立つ時代じゃなくなってきているんですよ。
本物の技術でカットをして、本当に品質の高い薬でカラーやパーマをして、本当に髪や頭皮がよくなるトリートメントやヘッドスパを提供して、環境下に適したホームケア剤を用意して、
「お客様に心から喜んでもらえるように」
「人から褒められるくらいお客様を素敵にする」
そういったことをハッキリとやっていくべきなんじゃないですか?
本当の意味で美容師もお客様も二極化していきます。
二極化してもニッチなビジネスももちろん需要はあったり、そこが伸びたりすることもあるかと思います。
ただ、美容師として、経営として、どこを目指すか。とても大切です。
全国のマーケットをはじめ、沖縄のマーケットもこれから激化していきますよ。
何をすればいいのか。
沖縄でサロンワークしている美容師さんであればマーケットを理解してニーズを明確化していき、それに合わせたことをしっかりとやっていく。
目の前にいるお客様に本当に満足してもらえるような技術を持つ。
他のサロンや他の美容師と差別化できるだけのゾーンまで
「品質」をあげましょう。
得意分野を確立させて専門的な知識を高めていく。
それに伴って堂々と「価格」をあげましょうよ。
上げると言うよりも「適正な価格でやりましょう」と言うのが正しいですかね。
髪を切れるまでに歳月を要し、本物の技術を確立して、今も勉強していってるんであれば、それって「適正」だと思いますよ。
自分たちの業界の適正価格は時間単価10分1000円。
まずはこれをしっかりやらないと。経営者も大変だし、勤めている美容師はもっと大変です。
カラー剤の名前で価格を上げたり、
流行りの技術やメニューで上げたり、
そう言うのも大事なのかもしれないですが、本質を考え直して品質を上げることがもっと大切なんじゃないですかね?
できないことはやらなくていいです。
そこにかける時間は無駄です。
やるべきことの質を上げて、そこを求めるお客様とフィッティングしていく。
お客様はどうしていくべきか?
安いがいいというのであればそれはそれでいいと思います。
ただ、安いことには何か裏があると思ってもらった方がいいと思います。そもそも安いのに、高い品質やサービスを求めるのはどうかと思います。
すみませんが、第三者である自分の目線から見ても。
「それは間違っていると思います」
以前もホトペパブログで書いていますが、価格と施術にかける時間(丁寧さ)と原価(使用するカラー剤)などは一定数比例します。
接客をはじめとしたサロンの教育レベルも比例すると思います。
ユニクロだってそうじゃないですか?
低価格でシンプルなデザインの大量生産したものを販売しています。
1980円のシャツに「なんでもっとシルエットをよくしないんだ」「もっとデザイン性を取り入れて欲しい」
そんなこと言ったって非現実的じゃないですか。
接客だってほとんどないですよね。
その価格で生産工程や接客、レジなど、省けるところは省くからできるわけであって。
(ユニクロ生地はいいけどね)
でもミニマルにコンパクトにファッションをライフスタイルに落とし込みたい人には合っているかもしれないし。
個人的には「高い技術力、高いデザイン力を持った本物の美容師」に出会って
ヘアスタイルを
心から楽しんで欲しいです。
しっかりとカットしたデザインは日々も楽ちんですよ。人にも褒められる。
質の良いカラー剤やパーマ液を使えば髪のダメージはかなり減りますよ。
ダメージが減れば髪はとっても扱いやすくなりますよ。
なので、そこのところをよくみるといいと思いますよ。
安いしコスパが良くってよかった!
ってお店も、2回、3回、4回と通ううちにお店の状況などでボロが出てきたりしていませんか?
そんなことを感じている方、とても多いはずです。
自分はですね、
本当に生き残っていくためにも、本物の技術を身に付けたい美容師さん、美容室は応援したいです。
お客様には本物の技術や知識を持った美容師さんに出会って欲しいです。
そんなこんなで業界が今後どんな流れになるかをざっくりと考えて自分の意見も述べてみました☆
最後は一言メッセージで締め括ろうと思います。
「美容師さん、人生は一度きりですよ。なんでも思い切って!やるなら本気でやりましょう」
「お客様、髪はあなたの評価です。絶対に素敵でいる方が、全てが好転していきますよ☆」
長文お読みいただきありがとうございました〜♪
Qoolon 高橋
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