【本の紹介】投票日前に一読しておきたい本
みなさんこんにちは、こんばんは、そしておはようございます。
人生のB面に入ってから読書に目覚めたオヤジ、タルシル📖ヨムノスキーです。
自民党総裁戦が終わり石破さんが第102代の総理大臣に就任。
そして早速の衆議院解散。
そして怒涛の選挙戦。
政治のことってなんかよくわからないし、どうせ誰が議員になったって変わらない。
という話はよく聞きますし、私自身もそう思わないではないのですが…。
今回は中高生向けの新書レーベル「ちくまプリマー新書」のなかで、私がこれまで手に取った「政治」や「憲法」に関する本を私の拙い感想とともにご紹介します。
⚪️国家を考えてみよう
【感想】
「国家を考えてみよう」というタイトルなのに、第一章でいきなり「国家を考えるために重要なのは、まずは国家を考えないことだ」と禅問答のような話から始まるので驚きます。
この本で最初に触れているのはnation(国民)と、state(領土)の違い。これは読んでいて「なるほど」と、思わず口に出してしまいました。
一読しただけで全てを理解するのは難しいですが、福沢諭吉がなぜ〝学問のすゝめ〟を書いたのかとか、第9条だけがクローズアップされがちな、憲法改正の本当の問題点などを知ることができてよかった。
まずはちゃんと考える習慣を身につけたいものです。
(2024年6月27日読了)
⚪️学校が教えないほんとうの政治の話
【感想】
この本は面白かった!というか、大人なのに、政治について知らなすぎ!!
あなたは〝右翼と左翼〟、〝保守とリベラル〟、〝資本家と労働者の関係〟〝国家と個人はどちらが大切なのか〟について説明できますか?恥ずかしながら私はきちんと説明できません。
学生時代にこの本に出会ってたら、もう少し政治の見方が変わっていたかもしれないなんて思ってみたり。
この本のプロローグで語られていた〝若者はなぜ政治に興味がないのか〟についてプロ野球に例えていたくだりは目からウロコでした。
それから意見を言わないのは賛成していることと同じというのも肝に命じます。
(2019年8月6日読了)
⚪️投票に行きたくなる国会の話
【感想】
まず、この本を読んだからと言って投票に行きたくなるかというとそれはまた別問題。なぜなら結構いやかなり難しくて苦戦するから。もちろんその原因は無知な自分にあるのですが。
とにかく日本の国会というシステムが複雑怪奇だということは理解できました。
読んでみて思うことはやっぱり法律を作るのは人間だから、作った人たちに都合のいい内容になってしまうということ。やはり官僚恐るべし。
そして結局のところ警察もマスコミも裁判官でさえもそっち側だということ。
とりあえず地元の候補者に「デモをする権利は憲法によって保障されていますか?」と聞いてみよう。
(2021年10月11日読了)
⚪️池上彰の憲法入門
【感想】
同シリーズで2005年に出版された〝憲法はむずかしくない〟の増補改訂版。
ここしばらく憲法、特に第9条の改正が話題になっているけど、恥ずかしながら憲法については、学生の頃にチョロっと習ったくらいで、ちゃんと理解しているかといえば、胸を張って「はい!」とは言えません。
…で、さすがにそれは大人の端くれとして恥ずかしいと思い、手に取りました。
読んで初めて自衛隊の成り立ちがわかりました。もっとも心に残った一文は
なるほど。
(2019年7月17日読了)
【まとまらないまとめ】
いかがでしたか。
今回の衆議院議員選挙は10月15日公示、27日投開票です。
投票日当日に用事がある人は期日前投票もできます。
選挙権はわれわれ国民の権利です。
投票せず意思表示しない人には、文句を言う資格はないと私は思います。
だから、微々たる、でも大切なこの一票を無駄にすることのないようにしましょう。
最後に
読書っていいよね。