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相談相手を間違えると大変だ、という話

今日は「相談相手を間違えるな」というお話です。みなさん、どうですか?今まで人生を重ねる中で「うわ! なんか相談相手間違えちゃったな。間違えたら複雑なところにはまりこんだぞ」みたいな経験はないですか。僕はまあまあ、あります。ビジネスでもプライベートでもありますね。

今日はその中で、ビジネスの話をしようと思います。僕が仕事のことであることをお願いした人がいます。専門家と言える立場の人です。けれど、そのお願いした「あること」が、その人の専門分野ではなかったのですよ。「これできますか?」と聞いたんですね。そうしたら「できますよ、全然。まかせてください」とのことで、「じゃあ、お願いします」とスタートしました。

スタートしましたが、うまくいかない。「あれ? おかしいなぁ」とは僕も感じたんです。3、4日で結果がでるものではなかったのですが、1ヶ月から3ヶ月経っていくうちに「あれ? ん?」みたいな感じで。けれど、僕だけではなく、うちのスタッフも関わっていることだったので、やめましょうという決断ができなかったんですね。サンクコストの呪縛。やり始めて、そこにお金や時間を使ってしまっているので、ダメだと思っても急にさがれない、というのもあったと思います。

それでズルズルといった結果、全然ダメだったっということです。それはお金だけのことじゃないです。人間関係も結構グダグダになりました。これは誰がダメかというと、僕ですね。なぜかというと、見抜けなかったから。正直それだけですね。

「あること」を頼んでいた人。「やれますか?」と言ったときに「やれます」と多くの人はそう答えると思います。僕もそうようなことを言っています。専門家として1人でやっている。たとえば、僕は講師やライター、デザイナーをやっているときに、「今までやったことのないような仕事をやれますか?」と言われたら、まず「やれる」と言え、と。「できない」と言うとチャンスを潰してしまうから。だからそれは僕も普段言っていることです。

でもそこで、発注している側が見抜けるかどうかですよね。今の話でいうと僕がです。では、どうやって見抜くのかというと、一番単純にして一番わかりやすいのは実績ですよね。これを聞くのがわかりやすいと思います。

公的なところ、大きなところと仕事をしようと思うと、必ず「実績を提出しろ」と言われます。それも自分のホームページに載っているとかものではなくて、ちゃんと相手側がリリースしているもの。たとえば、講師だったら商工会議所さんに作っていただいた名刺とか、企業さんが告知に使ったホームページのスクショとか。それは1つの立証となるからです。

では、実績があったとして、その仕事ぶりがどうかを知るためにはどうしたらいいと思いますか。それは成功報酬です。「それだけ実績があるんだったら、成功報酬でいかがですか?」など、あるいは出来高制ですよね。

向こうが「いやぁ、成功報酬はちょっと……」みたいな話になってくると自信がないんだな、と。少しこの人が言っていることは眉唾だと思っておかなければいけないぞ、というところですよね。

では、成果保証もしません。出来高制でもないです。でも実績はだしてきました。ただ、その実績も本当かどうかわかりません。さあ、どうしますか。どうやってその人を信頼していいかどうかを見抜きますか。

ここで一番やってはいけないことは、その人に近しい人に評判を聞くことです。なぜかというと、確かめようとしている人と意見を聞いている人が結構近しい立場の場合、悪いことは言わないですよね。いいことしか言わないと思うんです。僕でも言わないですからね。人間誰しも嫌われようと思っている人間はいないので。いいこと言っておけば嫌われることがないですからね。そっちの方に心が動いてもあたりまえだと思うんです。

今、ネットやAIをうまく使うとわかる気もするんですよね。SNSでも分析しますよね。たとえば今の入社試験にあたるときに、採用面接のときにその人のSNSを全部調べる。そうするとSNSで書いてある内容から、AIが「大体この人はこういうような性格の人だよ」みたいなものを弾きだしてくる、というのがあったりすると聞いています。そういったものを活用して、この先に相談相手を間違えないとサービスできるんじゃないかなと思っています。

いいねやフォローをありがとうございます。この記事はVoicy 『聴くだけで「使える」心理学』から抜粋し、読むだけで使っていただける記事として掲載しています。本編音声はこちらから↓↓


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