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モテる人がやっている「無力感」のコントロール方法

モヤモヤすることや、嫌なことがあると無気力になるときがありますね。そういった時には、自分の気持ちを変えていくことが効きますのでお伝えしていきます。

具体的には「帰属」と心理学で呼ばれているものです。提唱した方はフリッツ・ハイダーさん。帰属とは、物事に原因を求めて推論すること

例をあげていきます。仮にですが、セールスでナンバーワンになったと仮定しましょう。そのときに、どうして今月セールスでナンバーワンをとれたのか要因を考えると、様々な思考ができますね。

1、もともと自分には才能があったけど、タイミングがあわず、やっと才能が開花した。
2、今月は絶対やってやるんだという思いで頑張った成果だ。
3、トップセールスの先輩に教わったからできたんだ。愚直にやってきたからだ。
4、これはラッキーだ。たまたまお客さんが大きな案件をくれたからだ。

という4つの考え方。

この考え方の1つは、軸として内的・外的軸。「やれたのは自分の力だ」というのは内的。「自分の力じゃなくて外側の何かがあって今回はよかったんだ。外側の何かが原因なんだ」と考えるのが外的です。

もう1つの軸として、固定的・変動的軸があります。ずっと変わらないものと、今回たまたまだったなど、よく変わるものですね。横軸に内的・外的軸があるとして、縦軸に変動・固定軸があるとすると、4つの象限ができます。これがさっきの理由とリンクしてるわけです。

1つ目の理由で、「もともと俺そういう力があったから、今開花したんだよ」と思うのは、内的で固定的な要因です。でも2つ目の「俺、今回すごい頑張ろうと思って、意欲を持ってやったから」というのは、内的で変動的な要因です。

3つ目は、自分ではなくて外に原因があるので外的。4つ目は、外的で固定的な要因です。この4つの要因、理由があるというのが、フリッツ・ハイダーさんの考え方なんです。

「たまたま運が良かった」というのは良い理由ですが、悪い理由であれば「運が悪い」ですね。

これは、悪いことが起きた場合の要因としても当てはめることができます。たとえばですが、何か大きなビジネスをして失敗したとします。「ネットで調べただけの会社と大きな取引を会わずにやるのはおそろしい。だから失敗したんだよ」というのは、外側で固定的な要因です。

「たまたま今運が悪かったんだ」というのは、外的で変動的な要因です。これだと、自分責めのループにならない。無力化しないので、外的で変動的な要因に持っていけると心が楽になるんですね。

起きている事象は一緒ですが、捉え方でこんなにも変わるわけです。「失敗した。自分なんてダメだ。なんてポンコツなんだ」と「たまたま失敗しただけだ。運が悪かった」では、全く違いますよね。無力感にさいなまれている時は、考え方が内的で固定的になっています

この「認知」を、外的で変動的なものに変えていけばいいんです。そのために何をするかというと、それぞれやり方ありますよね。誰かから言ってもらう。あるいは、占いみたいなものに頼ってみたり、気分転換をしてみる。とにかく、認知が変わればいいわけですよ。

一番わかりやすくて簡単なのは、月の変わり目です。「10月は悪かったけど、これ11月になればよくなるぞ」と思うのがお手軽だし、認知が変わりやすいと僕は思うんですね。ということで、月末にはいろいろモヤモヤすることを清算して、気持ちを新たに新しい月を迎えていただけると、認知が変わっていき、心も元気になりモテ力もあがりますので、お試しください。

この記事はVoicy 『聴くだけで「使える」心理学』から抜粋し、読むだけで使っていただける記事として掲載しています。本編音声はこちらから↓↓


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