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好意をもたせる「簡単なスキル」

相手の無意識に好かれるスキル

もっとも簡単でもっとも効果的な技術、スキルの1つを渡したいと思います。ものすごく簡単ですよ。

それは「うなずき」
はい、うなずくことです。

相手が話をしている時に、「ちゃんと話を受け取ってますよ」ということで、うなずく。人は誰でも承認欲求があります。「自分のことを認めて欲しい」「自分の話をちゃんと聞いて欲しい」というものです。

うなずくことによって、「この人はちゃんと自分のことを受け止めてくれている」と相手の無意識は認識するわけなんですよ。相手の無意識がそう認識をすれば、「なんかこの人いい人だな」というものが無意識から湧き上がってくる。

たとえば、皆さんも何人かの前でお話されたことは、一生のうちの一回ぐらいはあるかなと思います。

そんなに大勢ではなくていいです。3~4人ぐらいのちょっとしたプレゼンや、会議の進め方の説明でも良いです。あなたが何人かの前に立って、お話になってる時にですね、その中のひとりがうなずいて聞いてくれると、その人の方を見て話してしまう……と経験はないですか?

他の人がまったくうなずかない中で、ひとりうなずいている人がいると、どうしてもその人の方を見てしまう。その人に話しかけて、うなずいてもらうと安心感を得たという経験があるのではないでしょうか。

自分が話しているとき、たとえば何人でもいいです。7人いたとして、その中の6人がうなずかなくても、ひとりだけがうなずいて聞いてくれようとしたときに、どうしても僕達はそのひとりの方に心が持っていかれてしまう。

なぜかというと、その人が「自分の話をちゃんと受け止めてくれている」と僕らの無意識は思うからなんですよ。だから、このうなずくというのは非常に大事なんですね。

相手の話を聞きながらちゃんとうなずいていくことによって、相手の中に「うん。うん。こいつは俺の話をちゃんと聞いてくれる」「彼は、彼女は、僕の話をちゃんと受け止めてくれている」と。そういう風に相手は思います。思いますというか、意識には上がらないですが、無意識の中にはそういう「イイネ!」「LIKE」が貯まっていくんですよ。

だから好意を引き出すためには、「ちゃんとうなずく」。

出典:ACイラスト

ここからはちょっと高度な技になるんですけど、うなずくと言っても、一定のリズムで「うん。うん。うん。うん。」というのは嘘くさい感じになり、相手に「なんかやだな……」と思われてしまいます。ではどうするか。

浅くうなずくとき、深くうなずくときを意識的に、変えてみてください。

話の中には、コンテンツライン、エモーショナルラインというものがあります。コンテンツラインは、「なにが」「どうして」「どうなったか」という事実を話しているとき。エモーショナルラインは、「気持ち」を話しているときです。

たとえば、「昨日映画観に行ったんだけど、昨日その映画のあらすじがね」と言って、映画のあらすじを話すのはコンテンツラインです。そのうちに「そこでさぁ、もうこのシーンがあって、ジーンっときちゃったんだよぉ」と話したら、ここは気持ちを伝えているのでエモーショナルライン。

グッと大きくうなずくのは、相手がエモーショナルラインに入ったとき。相手が、気持ちのことを話したときに大きくうなずくと、「あっ、俺の気持ち解ってくれてるんだぁ」と無意識が感じ、「この人いいな、なんか話したいな」と。好感度につながっていきます。

なので、話を聞きながら「ここはコンテンツだな、ここは気持ちだな。気持ちが来たぞ、うん!うん!わかるよ、それ!」と話すと、距離が一気に縮まります。よかったらお試しください。

出典:ACイラスト

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