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習慣化を加速させる2つの方法

僕はものごとが3週間続いたらまあまあ続いたな、という感じです。そんな僕でも習慣化したいことはいろいろあります。そのときに2つ、気をつけていることがあります。

まず1つ目は、自分を責めないということです。これができるようになって、すごく大きかったですね。意志力は枯渇するというお話を何度もしていますが、昔の僕はそれを知りませんでした。なので「頑張れない自分はダメなやつだ」と決めつけていたんですね。

たとえば「1日30回腹筋をやろう!」と決めたとします。最初の3日、4日まではできたけれど、しだいにやらなくなっていく。やらない理由は100ありますからね。「今日はちょっと腰が痛いから」、「今日は寒いから。こんなときにやると、かえって腰に悪いよ」とか、うまく言い訳して1日やらずに終わります。

でも、次の日になると、「なんてダメなんだ俺は、本当に。あれだけやるって決めていたのに。何やってるんだよ」と自分を責める。「もう本当にダメな人間だな、おまえ。このポンコツめ!」となると余計やらないですよね。自分に言って、それを聞いた自分がどんどんやらない方向にすねていきます。それが何日か続くと、完全に習慣化失敗ですね。

この悪い連鎖をどこで断ち切るかというと、自分を責めないことですよね。やらない日もある。その日はやる気とか意志とか、そういうものが枯渇してしまった。ほかのことにたくさん使ってしまっただけ。飲みに行っただけ、みたいなときも、飲みに行くと気をつかうこともありますよね。あるいは、すごく楽しいことがあって、ワーッとはしゃいでしまう。遊んでいても意志力は使いますので、意志力が枯渇しているから今日はできません、となる。意志力は寝ると復活するものですからね。くれぐれも「俺はダメなんだ」、「私はダメな人」と思わないことが最初の一歩ですね。

もう1つは、ついでと言った方がいいかな。何かのついでにやると決めていくと、とてもいいです。大きなことはついでにできないこともありますよ。週に何回か、月に何回かできないこともありますけど、毎日やるようなものだったら必ず毎日やる作業や行動と一緒に行う。紐付けすると習慣化がしやすいです。

たとえば歯みがき。歯を磨いているあいだに太ももを上げる運動をする。歯を磨きながらやる『ながら』だと意志力がいらないんですよ。『ながら』と『ついでに』、これを2大キーワードとして進めていってもらうと、いいテクニックとして習慣化できると思います。

そして、最初の話に戻りますけれど、そうやってもできないときはあります。そのできないときに「うわぁ……できなかった。もう俺本当にダメ」と思って自分責めをしない。そのときには「そっか。意志力、やる気が枯渇していたんだな。次、どうしたらやれるか考えてみよう」と考えること。これが習慣化のコツです。

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