来世の夢について
生まれ変わったら何になりたいですか?
私はずっと昔から答えが決まっていて
医者
か
宇宙飛行士
になりたいです。
ちなみにその次の転生ではお笑い芸人かスポーツ選手がいいなと思っています。 この話はまた今度します。
医者も宇宙飛行士も、今からでもなれるかもしれないけど、今世は今世で、大好きなことを与えてもらったので、それを全うしようと思っています。
先に述べたふたつの職業について、実は正反対の、でもどちらも引けを取らない魅力を感じています。
まず医者について
練習の効かない仕事である
人の命を預かっている
逃げ出したくなるような責任感に向き合い、背負える器を持っている
そのために学生時代に時間と労力を使い勉学に時間を割くことができる→先を考えて目先の娯楽に目をつぶり努力を重ねることができる人が医師免許を取得できる
このような職業だと思っています。
人の命を預かり、自分の人生を何かのために捧げることが出来る。
世の中にいるお母さんたちも、保育士さんや消防士、サラリーマンも全てその類に当てはまると思っています。が、その最たるものが医者だと思います。
この世で最もお金がかかるものは、人件費と、データ、そして技術。
医者は一身にその全てを叩き込み、自分の手で人の生死というタブーに触れ、どんな人間でも目の前の患者を等しく同じように救う職業だと思います。
人格が形成されているかどうかも曖昧な学生の時に既に医者を目指したいと思っている、その気持ちがまず計り知れないし、その中から実際に医者になり、そして命を任せてもらえる人が何人いるのか分かりません。
人が、人の命を救うことが出来る世の中ではあるけれど、自分の手でそれができるのは医者だけ。
空を飛ぶ、時空を跨ぐとおなじくらいの、人の生死を左右するという1つの能力を持っていて、その能力は努力で身につけたものであり、しかもそれを善意のベクトルで使うことができる。
そして、練習の効かない職業だという点についても、述べたいと思います。
オペや投薬について、資料やデータはあるかもしれませんが、生身の人間を使っての練習はできません。目の前に来る患者は全てオリジナルで、1人として同じ人間はいない訳で、
ぶっつけ本番で命を預かる場面が必ず訪れて、それを乗り越えて経験に変え、積み重ねてきた人達だと思います。
同じ点では飛行機のパイロットもすごいなと思います。人を乗せて飛ぶ練習は出来ないので。
業界の人では無いので、知られざるあんなことや、こんなことがあるかもしれませんが、述べたことは客観的事実として嘘ではないかなと思います。
まだまだ沢山あるけど、このような理由で医者に憧れています。
次に宇宙飛行士について
わたしたちは漫画や映画で、空想の世界に憧れますよね、娯楽のひとつと言ってもいい。
音楽や芸術、自然など、娯楽に救われてやっと生きて行けるのが人間です。人生を彩ってくれる娯楽の最果てが、宇宙だと思っています。
確かに存在しているのに、行くのに何光年もかかる、そんな星がいくつもある。
どこまで続いているのか、いつできたのか、どこで何が起きているのか、分からないことだらけ。
宇宙は、この世界におけるいちばん大きな謎で、物理、数学、哲学、全ての答えの出ない事柄の根源だと思います。
人間なら誰でも、今いる世界から抜け出したいと一度は思ったことがあると思います。
時空を超える作品が人気なのも、ホラーや都市伝説が後を絶たないのも、人間の未知への欲求を体現しているからだと思います。
宇宙は確実に存在するもうひとつの世界で、そして、選ばれた人しかそこに行くことはできません。
莫大なお金を積めば行ける時代ですが、そういった人はそれはそれでまた様々な要因が必要で、私としては、仕事として、この星を出ることが許されていることに意味があるのです。
自分の手で目の前の世界を抜け出す理由を作る、それが生きるために必要な労働と社会貢献に繋がっている、というところに大きな魅力を感じます。
好きなものをつきつめるだけではなくて、そのワクワクに背中を押され、人生をかけてその空間に行きたいと願い、生まれ持った人間性や知性、体力、協調性、忍耐力、全てに恵まれる必要があります。
有名な宇宙兄弟を見たことがある人は知っていると思うけど、頭がいいだけでも、センスがあるだけでも体力があるだけでも、宇宙飛行士にはなれません。人間性を見られます。人間性なんて、取ってつけでどうにかなるもんじゃありません。
運も必要です。宇宙飛行士は不定期で、募集されるからです。NASAの宇宙飛行士になりたいなら、アメリカ国籍も必要です。これはまた別の問題ですね。
そして何より、自分の趣味や興味、ワクワクの行先が、この星に住む全ての人の未来に影響します。心のワクワクを追い続けて、世界中の人の未来を良くすることが出来る仕事です。
NASAのSNSをフォローしていて、色んな惑星や銀河の写真を見ては、これが現実に存在することに驚いて、驚いて終わります。
最高の映画を観て、感動して、周りの人に話して、終わります。
大概そんなもんだと思います。
心のワクワクを追い続けて、それだけではなく、そこに行かずに居られない、努力しているという自覚もなく、ただそこに行くため、必要な全ての努力が当たり前にできる僅かな人間、そこに運が合わさって初めて宇宙飛行士になれるのだと思います。
人の心にあるキラキラした感情をきっかけにして最高の社会貢献、いや地球や人類への貢献ができる、いちばん憧れる仕事です。
宇宙飛行士も、医者も、最初にこの世界の果てを知りたいと思った人、最初に人間の体を人間の手で治そうと思った人がいて、今はもう生まれた星を飛び出したり、臓器と臓器を入れ替えたりしています。
そうやって宇宙開発や医学が発展していったと思うと、人間という生き物の探究心は果てしないと感じます。
高層マンションが立っている途中が好きなのですが、落ちてきたらすぐに南無阿弥のコンクリートの塊が、積み木みたいに積み重なって、次の週に見たらあっという間に3階分出来てたりする。最初にコンクリートを積み重ねて雲に近づこうとした人が居たんだろうな、と考えたりします。
来世への夢を綴る私も、きっと今目の前にあることを頑張れば何千回も生まれ変わればきっとその時がやってくると思っています。だから私は今日も、電車の人混みに果敢にトライできます。
子供に将来の夢を聞くように、大人にも来世の夢を聞いてもいいと思っています。
生まれ変わったら、医者か宇宙飛行士になりたい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?