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関西フットサルリーグ1部、2部終盤まとめ~SWH連覇に王手、ドント昇格に迫る~

今回はクライマックスに向かっている関西リーグ1部、2部の状況をまとめ、優勝争いなど展望について書きます(写真はフットサル仲間でつくる写真集からaibonさん撮影)。現在は全日本フットサル選手権の予選でリーグが中断していますが、12月には再開されます。

1部はSWHが優勝に王手

5月に開幕した関西1部リーグは11節を終えました。11節終了時点での順位表は以下の通りです。

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SWHが2年連続優勝に迫っている。昨年は10勝1分0負と圧倒的な力を見せつけたが、今年は同志社とヴァクサに黒星を喫した。しかし元Fリーガーを中心に攻守のバランスが良く、接戦になっても最後に突き放す戦いぶりが目立つ。11節では、フエルテに苦しめられ、5-5からブザービートの勝ち越し点で勝利したのは大きかった。

この試合はフエルテさんがハイライト動画をアップしてくれているので(ありがたい)、リンクを貼らせていただきます。関西リーグの激戦が伝わる動画になっています。

上記動画の決勝点シーン(6分15秒~)を初心者~中級者用に僕が解説してみましたので参考にしてみて下さい。各クラブがハイライト動画をあげてくれると、このように記事の可能性は広がりますね。

本題に戻ると、SWHは現在10試合を消化しており、12節は試合がない。12節でミキハウスが負けると優勝が決まるが、最終の13節の直接対決までもつれる可能性は高い。その場合は直接対決を制した方が優勝になる。

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ミキハウスはSWHより1試合少ない9試合を消化し、勝点6差で追う。12節はフエルテと対戦する。優勝には勝つしかなく、最終戦のSWH戦につなげたいが、フエルテも残留争いで強い気持ちで向かってくるだろう。55得点は12チーム中最多で、攻撃力が見どころ。ところが失点は42点で、守備力に課題を抱えている。中断期間の2か月半で修正できているか。

ジャグランカはミキハウスと同じ勝ち点だが、消化が1試合多い。優勝の可能性はないが、地域チャンピオンズリーグに出場できる2位を目指す。昨シーズンは11位に沈み、1部2部の入れ替え戦でなんとか残留を決めたが、今年は上位に食い込んでいる。11節ではヴァクサに前半0-3から4-3と逆転するなど後半の強さが印象に残る。13節でペティロッソと対戦する。

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まだ2負しかしていないFC大阪楽笑と、1部に昇格した初年で結果を出しているシュライカー大阪サテライトも地域チャンピオンズリーグ出場権を争う。

一方、残留争いも過酷だ。12位は自動降格、11、10位は2部との入れ替え戦に回るが、勝点10~7に6チームが固まる大混戦になっている。今年は例年以上に上位から下位までの実力が拮抗し、1点差のゲームが多い。白熱した試合が最後まで続く。

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得点ランキングと今後の日程

1部の得点ランキングは、MIOびわこの武政選手が15ゴールでトップ。SWHの前野選手が14、フエルテの橋本選手とミキハウスの大畠選手が12、フュンフバインの山木選手が11と続いている。こちらも最終節までもつれそうだ。

12節は12月14日で会場は大阪府の堺市原池公園体育館で開催される。試合開始時刻と対戦カードは以下の通り。

10:00 同志社大学 vs ペティロッソ香芝
12:00 ミキハウスフットサルクラブ vs フエルテ大阪
14:00 フュンフバイン キョウト vs シュライカー大阪サテライト
16:00 ヴァクサ高槻 vs MIOびわこ滋賀
18:00 リンドバロッサ京都 vs FC大阪楽笑

13節は12月21日に和歌山県の和歌山市立河南総合体育館、22日に奈良県の生駒市総合体育館で開催される。

21日・・・和歌山市立河南総合体育館

14:00 シュライカー大阪サテライト vs MIOびわこ滋賀

22日・・・生駒市総合体育館

10:00 リンドバロッサ京都 vs フュンフバイン キョウト
12:00 ジャグランカ vs ペティロッソ香芝
14:00 SWH vs ミキハウス
16:00 フエルテ大阪 vs 同志社大学
18:00 ヴァクサ高槻 vs FC大阪楽笑

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2部はドントハフトゥが1歩リード

2部は前期で総当たりし、1~4位が上位リーグ、5~8位が下位リーグで後期を戦うシステムになっている。前期と後期を合算した勝ち点で1位は自動昇格、2、3位は1部との入れ替え戦に進める。

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前期と後期を合算した勝ち点はドントハフトゥが21、パスドゥーロが19、バディが18、神戸大が17となっている。

首位のドントハフトゥは前期で4位だったが、後期で神戸大学、パスドゥーロに連勝して自動昇格に近づいた。関西チャレンジリーグを勝ち抜き、2部に昇格した初年で、快進撃をみせている。流れをつかむと、短時間で得点を重ねる爆発力があり、得失点差37は脅威的だ。パワープレー巧者でリードを許しても終盤に追い上げる力がある。

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バディは最終節で同じ奈良勢のドントと対戦する。前期では7-4でドントを下しており、全日奈良県大会でも度々激突してきた対戦に注目が集まる。バディは強力なピヴォを生かした攻撃力が持ち味。主力に加え、若手の成長で勢いを取り戻しており、激戦必至だ。

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パスドゥーロは、最終節は神戸大学と対戦する。大阪1部から昇格したパスドゥーロはハーフディフェンスから完成度の高いカウンターが得意で、前期は2位。他力にはなるが、最終戦で自動昇格の可能性もあり、入れ替え戦出場圏内だ。

前期は1位だった神戸大は前期と比べると、調子を落としているのは気がかりだが、パスドゥーロに勝てば、入れ替え戦出場の可能性が高い。いずれにせよ、4チームとも実力に差がない。最終節でどんなドラマが待っているのか。下位にも関西リーグで長く活躍してきたクラブがそろい、どこが残留するか目が離せない。

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得点ランキングと最終節の日程

得点ランキングでは、ドントの吉田(拓)選手が14ゴールでトップを守る。関西1部で30ゴールをあげたことがあるバディの濵口選手が13ドントの田中選手が12、ドントの吉田(智)選手とパスドゥーロの宮田選手が10で続く。

最終節は12月21日、和歌山県の和歌山市立河南総合体育館で行われる

10:00 バディ vs ドントハフトゥ
12:00 セットスター和歌山 vs サンスユニック
16:00 パスドゥーロ田辺 vs 神戸大学
18:00 ジプシー vs シュバルツ

関西リーグは接戦学童多く、勝利への執念が伝わるプレーに胸を熱くさせてもらっている。すべて無料で観戦できるので、記事を参考に是非会場に足を運んでもらえればと思います。

(了)

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