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メモを取る頻度の高い仕事はそもそも向いてない



突然ですが、Youtubeって凄いですよね。

ありとあらゆるジャンルの物事が動画化されてそれなりに揃っている。
ちょっと暇な時やそうでもない時に見るのにちょうど良いですし、
関連機能があるので似たようなジャンルの動画も次々と見られます。

検索バーに適当な単語を放り込むだけでもそれなりに応えてくれますし、
自分の好きなものを見てテンションの上がることもあれば関連動画から思わぬ勉強になったりすることもあります。
凄いぜYoutube。
特にnoteを見るようなインターネットやってますな方なら多くの方が一度はハマった時期があったりするのではないでしょうか。もしくは現在進行形。

さて、そんなYoutubeの動画。
どんな動画が好みかは完全に人それぞれだと思いますが、一つ言えることがあります。
それは皆さんが動画を見ている時なのですが、メモって取ってないですよね?

Youtubeはもちろん凄いのですが、今はNetflixやAmazonPrimeなどで映画が手軽に家でも見られるようになりました。なんて素敵な時代。
おかげで映画館のように部屋を暗くしないで見ることも可能になった訳ですが、メモって取って見ないですよね?

YoutubeにしろNetflix等々にしろ、それなりに情報量が多いはずなのですが
メモを取って見るという話はあまり聞いたことが無いです。少なくとも私は無いです。
その割には皆さんで映画の内容を共有したり、ストーリーの詳細を語ることが出来ます。
何故ならこれは興味を持って見ているもの、面白いものだからです。

自分から積極的に好んで見るものはそんなに内容を忘れません。
むしろ誰かに話したくてウズウズするほど覚えています。


ところがこれが仕事になるとどうでしょうか。
会社によっては一つ残らずメモをしろぐらいの勢いのこともあります。
動画サイトのように、自分から積極的に取り組んで見ているものというのはメモなど取らずともそれなりの範囲を覚えられるものです。
この違いはなんでしょう。本当に全てのメモを取る必要性は?
仮にメモを取るとしても、ここぞという要点や、絶対にミスしてはいけない部分ぐらいでいいものです。

というか常にメモを取るようにしてしまうと逆に頭に入ってきません。
試しに映画やYoutubeを見るときにセリフをひたすらタイピングしてみてみるといいです。
メモ帳.exeには大量のセリフを書き込むことが出来ますが、肝心の内容は割りと頭に入ってきません。
それは「映像の情報が欠けるから」ということもあります。
しかし、喋ってる系のラジオ代わりに聞き流せるような動画でもセリフのタイピングを試してみてください。3分ぐらい是非。
実際にやってみるとこれでも内容が頭に入ってこないことを体感出来るでしょう。
何故ならもうこれは「動画を見る」状態ではなく「セリフをタイピングしている」状態になるからです。それだけで精一杯。
仕事で例えるなら「仕事をしている」状態ではなく「言っていることをメモに書き起こす」状態になっているのです。
これでは仕事など覚えられません。
Youtubeの動画を見終わった後、映画を見終わった後に要点だけメモをするのは内容の邪魔にならず、むしろ整理になります。
それなら仕事も同じで、一度やってから、後でメモに起こすくらいがちょうどいい。


好きなもの、向いているものであればメモなど取らずとも覚えることが出来ます。取るにしても少しでいい。
反対にとにかくメモをしないとだめなんですというのは、そもそもその内容が向いていない可能性があります。
「業務の性質上、一つもメモの書き忘れがあってはいけない、完全再現しなければいけない」ということであれば別ですが
証拠を残すにしても今はスマホで録音など出来ますし、リアルタイムでは「メモに書き起こしている状態」というのは減らした方がいいです。
これは仕事をしている状態とは違う状態に脳がなっています。
この作業の割合が増えるほど仕事をしている状態から離れていきます。

メモを常に取らないと忘れてしまうようなことは、自分に向いていないという可能性が高いです。

仕事にメモは不要とは思いませんが、メモをしないと仕事が出来ないということは無いように思います。
むしろ常にメモを取り続けるというのは向いていないことをしている可能性が高いです。
向いていない内容に対してわざわざメモをするという時間を割き(仕事をしている脳の状態では無くなっている)
仕事の効率を更に落とすくらいであれば
少ないメモで覚えられるような仕事をする方が本人とって楽しく効率よく出来るかと思います。

ただ現実問題とすると、真剣にメモを取り続けてます風の人の方が周囲から「頑張っている」と見做されやすい風潮の場合がありますので、
そういった社風の場合は仕事の効率を落としてでもメモをし続けるというのは価値があるかもしれません。
正直、手段は何であれ会社全体の効率を下げていくというのは大アリです。
何故なら資本主義というのは効率が悪いこと、出来が悪いことというのがとてもプラスに働くからです。(◆参考リンク、資本主義ではクズやバカにこそ価値がある)
物事の段取りが悪い方が成長の余地があるみたいなことです。

ただ、そうは言っても長く無理なく仕事をしたいのであればメモをする頻度はなるべく少なくてすむ会社を選んだ方が良いのではないかと個人的には思います。


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