見出し画像

Podcastのコミュニティで自発的にコミュニティマネージャーをやっている話

このエントリはドングリFMリスナーの Advent Calendar 2021 という企画の1日目の記事です。

こんにちは、今年もドングリFMアドベントカレンダーのトップバッターを務めさせていただきます。すっかり老舗感がただようゆるふわPodcast「ドングリFM」、その番組を愛してやまないリスナーたちが集うコミュニティが「裏ドングリ」でございます。どんなとこなの?というのは昨年のエントリをご参照いただけると幸いです。

というわけで今回は!会員制の裏ドングリにおいて、誰かに頼まれたわけではないけど色々とやっていたら「941さんは裏ドンのコミュニティマネージャーだね」と言われるようになったので、どんなことをやっているのか紹介していきたいと思います。

■番組MCは公園の管理人

ドングリFMのMCの一人であるnarumiさんは自らを「公園の管理人みたいなものかも」と言っています。ドングリFMという番組や裏ドンというコミュニティをまるっと含めて公園と表現して、自分は管理人と認識しているみたいですね。たしかにドングリFMを取り巻く環境は年々色々な方面に飛び火して、今やMCたちですら再生数がどのくらいかよくわからない状態。これはもうどこまでが公園なのか、どこからが神社なのかわからない、まるで代々木公園みたいなものですね。きっと。

■裏ドンにおけるコミュニティマネージャー

では公園の中においてコミュニティマネージャーとは何者なんでしょう。一般的にコミュニティマネージャーはその名の通り「コミュニティを管理する人」ですが、私の場合は思いつきであれこれやっているだけ。同じものを好きな人が集まるコミュニティで皆一緒に楽しもう!という気持ちで動いてるだけ。

そう考えると、ドングリFMが公園だとすれば、私はきっと「体操のお兄さん」みたいなものかな?と思ってます。大きな公園の一角で「はーいみんな集まってー、今からお兄さんと一緒に遊びましょう!」と人を集め、音楽をかけ、集まった人たちと一緒に体操をする。だいたいそんなイメージです。

■2021年にやったこと

コミュニティマネージャーもとい体操のお兄さんがどんなことをやったのか振り返ってみると、こんなことをしてきました。

・1月 MCに内緒でゲストを呼んだ
・2月 Wikipediaで番組の項目を作った
・5月 コミュニティ限定の月刊マガジンを創刊した
・7月 裏ドングリのオンボーディング用サイトを作った
・9月 MCの代わりに25人と1on1した

では1つ1つどんなかんじだったのか紹介します。

・1月 MCに内緒でゲストを呼んだ

ドングリFM 第一章 -完- といわれた、rebuild.fmmiyagawaさんゲスト回。「miyagawaさん出ていただけませんか?」とMCに聞かず出演オファーをしました。番組の成り立ちや、なつめさんのrebuild愛を知っていたので「絶対面白い回になるでしょ」と勝手に企画して、進行してうまくいきました。よかった。

ドングリFMが始まったきっかけは「rebuild.fmみたいにPodcastをやってみたい」と思っていたなつめさんが「声がいいのでPodcastでもやろうかな」とnarumiさんが言ってるのを記事で見かけて声をかけたというもの。つまり、rebuildが原点。miyagawaさんは日本におけるPodcastのパイオニアであり、ノウハウをいち早く公開していくことで参考にしている方も数多くいます。(ついでにいうとBlogを書く文化もmiyagawaさんがパイオニア、数多くの素晴らしいオープンソースの開発者でありマジのスーパーエンジニアでカリスマ)

そんなmiyagawaさんと私、仕事で絡んだことはほとんどなかったけれど短い期間かぶっていた元同僚。miyagawaさんが日本で始めた「YAPC::Asia」というエンジニアの技術イベントを私が引き継いで何年か運営していたり、ゲームやネット界隈で似たコミュニティに生息しており絡む機会があってわりと仲良くしてもらっていました。

なつめさんが番組の中で「rebuildはメモ取りながら聞いてる」「全エピソードを2周してる」など熱くrebuild愛を語っていたのと、私が裏ドングリに加入してドングリFM熱があがっていたタイミングが2020年の4月。その頃に「そういえばmiyagawaさんを勝手にドングリFMに呼んだら面白いかな?」と思いついたのもあり、いきなりmiyagawaさんにDMしたのがゲストオファーのきっかけ。

思いついたらパッとやっちゃうマンの図。(ご本人には許可をもらいました)くしいさんはマネージャーなんでしょうか?永遠の課題です。

画像1

その後、半年ほどの時間を経て突然の快諾をいただき実施できる運びとなりました。やったね!

画像2

ゲスト回の内容までは企画しませんでしたが、色々なターニングポイントになる回となったきっかけを作れたと思っています。よかったよかった。いつもとはちょっと違う回、MCが少し緊張しているのが伝わったりして面白いので聞いてみてください。

・2月 Wikipediaで番組の項目を作った

ドングリFMの情報は公式サイトにまとまっているように見えてじつはあまり網羅されていません。これは何かしらのコンテンツを作っているとあるあるなんですが、作ることに一生懸命で「情報をまとめる」「過去の内容を振り返ってまとめる」といったことになかなか手が回りません。

「ドングリFMの正式名称ってなんだっけ?」「あのエピソードはどういう背景だっけ?」「あのゲスト回っていつだっけ?」と気になることがどんどん出てきて、都度調べて自分だけ納得していたんですが「自分が困ったことは他の人も困っているのでは?」と思い、そうだWikipediaに項目作ろうとなった次第です。(かなりニッチではありますけど)

Wikipediaの項目は当事者以外が発行した客観的な情報をソースとして用意できれば誰でも編集が可能です。しかし一人で全部やるのは大変なので、裏ドングリで有志を募って一緒に情報を集めて準備を進めました。

画像3

ある程度形になったら公開し、MCをちょっと驚かせたかったので公開収録のタイミングにあわせて「Wikipediaの項目作っておきました」とお便りを出し、見事採用。裏ドングリでも大変盛り上がりました。

・5月 コミュニティ限定の月刊マガジンを創刊した

裏ドングリ向けに定期開催される公開収録はいつも2−3時間くらいやっており、収録用トークの合間には「そういえば裏ドングリであれやろうよ」とか「今度こういう収録やろうよ」とMCたちがパッと思いついたことを距離感を近めにやってくれます。

そんな合間トークの中で「そういえば月イチとかで裏ドンのメルマガとかあるといいかもね、やりたいなー」とMCが言っており、たしかに裏ドン参加者もずっとSlackを見ているわけじゃないし1ヶ月の出来事とかをまとめるのいいなーと思って聞いてました。が、数ヶ月経っても全然発行される気配がない。じゃあ作っちゃおうかってことで、こちらもWikipediaの時のように有志を募って編集部を立ち上げて作ってみました。

いちおう裏ドングリメンバー限定にしているので創刊号の雰囲気をほんの少しお見せします。聞いてる人ならわかるネタが盛りだくさんな仕上がりになっております。

画像4

「あまり無理をせず楽しく継続しよう」というのが編集長である私のテーマなので、月によってコンテンツがまちまちですがこんなかんじの内容でお届けしています。

・裏ドンつまみぐい
Slackで盛り上がった話題を一部抜粋してご紹介。見逃した話題をキャッチアップするのにとっても便利。

・おすすめ過去エピソード
放送回数700回を超えるドングリFMから厳選して名エピソードをご紹介。最近聞き始めたというリスナーも安心ですね。

・聖地ピックアップ
番組で紹介された場所やお店をリスナーたちは「聖地」と呼び、MCたちの背中を追うように巡礼の旅に出ています。聖地の中でも人気が高いスポットを実際に行ってレポートするものです。「これがあの!」となって楽しい。

・リンク送ったんですけど。
前月に配信された全てのエピソードに関連するリンクを余すことなく紹介し尽くします。毎度すごい気合で編集されるので有益すぎてすごいことになっています。

・お便りその後を追う!
過去にお便りを採用された方やゲスト出演された方などに「その後どうなりました?」を突撃インタビューしにいくコーナー。ドングリFMって普通に有益じゃん…という顔に思わずなってしまう名コーナーです。

・プレゼントコーナー
何かよさそうなものがあったら読者プレゼントにしようかな?くらいの温度感で始めてみたやつですが「なつめさんからアフリカ現地通貨&MCのサイン入り、世界の名言集」「ハナウタカジツさんのクラフトコーラ」「番組で紹介された本たち、第1巻詰め合わせ」「MCに好きなセリフ言ってもらえる権」など、気づけば豪華になっています。

他にも色々なコーナーが生まれており、今のところ毎月3日に発行するペースでvol.7まで継続しています。今後もワイワイ楽しく継続していきたいところです。(手伝ってくれる方を一生募集しています!)

・7月 裏ドングリのオンボーディング用サイトを作った

これはMCが公開収録中に「くしいさんとかちょっとお願いしたいんだけど」とご指名があったので作ったもの。要望としては「裏ドングリを楽しむ方法をnotionとか流れていかないページでまとめておきたい」という内容。Slackは楽しいけど話題が結構な速度で流れていってしまうので、裏ドングリの楽しみ方をまとめておこうってことですね。

コミュニティは新しい方が入った時に自分が楽しめる場所だと感じてもらうことが大事だと私も思っていて、加入して1年以上経過すると「裏ドングリ加入時にどう感じるか」がどんどんわからなくなってきます。なのでこれに関してはブトウムさんという、裏ドングリ加入したてホヤホヤの大学生に協力してもらって一緒に作りました。

画像5

裏ドングリ加入時に届くメールの中にURLが記載されているので、加入された方はぜひ読んでみてください。こちらは今後も随時アップデートしていきたいなーと思ったりしています。

・9月 MCの代わりに25人と1on1した

2021年の2月に裏ドングリの特典としてはじまった「narumiさんと1on1」は、MCであるnarumiさんが希望者とオンラインで30分の1on1をするというもの。企画開始から半年が経ち、公開収録中に「もうnarumiさんだいたい話しただろうから次は941さんとかどう?1on1とかうまそうだし、しらんけど」と、なつめさんが言ったのがきっかけの企画です。

雑に振られたものを面白がって実行してしまうのがウリ(?)の私。これはやるっきゃないってんで、早速募集を開始してみました。calendlyという便利な調整ツールを使って自分の空き時間を公開して募集したところ、あれよあれよと枠が埋まって結果的には25人ものかたと1on1をすることになりました。

こんなかんじで募集してました

画像6

話題は多岐にわたり
・リモートワーク全盛なので東京脱出したい
・副業やりたい
・仕事の悩み
あたりについて、よく話しました。

画像7

働く業界やバックグラウンドが違う人と短期間でたくさん会ったのは初めてでしたけど、終了後に皆さん感想を伝えてくれるので私もとっても楽しかったです。「チャットで普段あんなかんじでコミュニケーションしてるあの人、じつはこんな事をしている」という発見の連続で刺激的でした。機会があれば是非またやりたい。

■まとめ

というわけで体操のお兄さんなのかコミュニティマネージャーなのかもうようわかりませんが、私がとにかく楽しんじゃってる話でした。「面白そうやな」と思ったら裏ドングリに加入して、みんなで一緒にワイワイしましょう!

ドングリFMリスナーの Advent Calendar 2021 は他にも色々な方が参加しているので楽しみにしてください。明日は越後の暴れ馬ことBRING BACKさんによる何かしらのエントリです。お楽しみに!
→公開されました https://note.com/shokuro/n/n4f9236a267b8


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?