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コロナ体験談【Day8】ほぼ治ったので鬱憤をエッセイにしてみた

 七月二十八日、木曜日。実は私のコロナの症状メモはここで終わっている。
 これから先は咳とだるさがダラダラと続く、ただの風邪状態。特筆すべきようなことは何も起きなかったのだ。

 今日の症状として、まず鼻水が減った。しかし身体のだるさは相変わらずだ。しかも今日も猛暑。この頃の東京は連日の信じられないくらい暑い日々が続いていた。
 もう暑いからだるいのか、熱があるからだるいのか、コロナだからだるいのか。わからなくなってきた。とにかくだるくて、あまり頭が働かない。まるで怠けているような状態だった。

 翌週は仕事が入らず、さらに翌週は掲載媒体のお盆休み。図らずも二週間の連休を取得できてしまった。

 財布の中は非常事態だが、体調的にはありがたい。喋ると咳が出るので、取材ができない。頭が回らないので、原稿が作れない。本当なら営業活動とか慌てるべきだろうけど、あえてここは思いっきり夏休みを満喫することにした。

 それに私にはやりたいことがある。これまでの日々をエッセイにすることだ。

 あれは日曜日の夜だろうか。少し余裕ができた頃から、常々私はこう思っていた。

「治ったら、これまでのことを全部書いてやる!」

 病院予約が取れなくて自力で治すはめになった流れを、記録に残そうと思ったのだ。ちょうどエッセイを書く練習がしたかったのでちょうどいい。

 それに私自身、発症時に「実際に罹患した人の体験談を読んでいればな」と後悔していた。そうすれば土曜日に病院予約が取れただろうし、解熱剤や咳止めを常備していただろう。一番大きい箱の冷えピタを買ったのに即使い切ってしまったので、もっと買っておけばよかったと思った。

 ちなみにGoogle検索したら、コロナに関する情報は医療関連のサイトしか出ない。もっと早くnoteの存在に気づき、検索していれば事態は違っただろう。

 エッセイにしたのは、面白おかしく読めるから。真面目な感じで読みたいならもっとしっかりした記事を読むべきだし、面白くなければ読者は読まない。私が作品作りで何よりも大切にしていることだ。

 noteに投稿したのは、おすすめなどでnoteユーザーに届きやすいから。私が持つブログだとGoogle検索で表示されないだろうから、情報が埋もれてしまう。それだけは避けたい。

 ボンヤリした頭で書いたら支離滅裂になるので、ベッドの中で構想を練りながらエッセイを書く未来を楽しみにしていた。でも結局我慢できなくて、ある夜からチビチビと書き出した。

 ぶっちゃけると、深く考えずに書きたいまま書いている。読みづらい点があれば今ここで謝罪したい。そしてある程度貯まってからnoteに投稿した。

 コロナ関連の話だし、赤裸々に書きすぎたから炎上しないか不安だった。

 でもおかげ様で、今のところ炎上はしていない。むしろ多くの方にスキを押してもらえた。Twitterに宣伝を投稿したところ、「私も病院予約が取れなかった!」というコメントをいただいた。体験を共有できたようで嬉しかった。

 ちなみに、私が発症している間、東京だけでもかなりの感染者が増えたらしい。地方に住む私の兄もコロナになったと、後から父に聞いた。

 過ぎたことだから調べてないが、連日医療機関の逼迫が問題視されている。今までは「大変だねー」と思っていたが、私が思っていた何倍も大変だったようだ。今ここで懺悔とともに非礼を詫びたい。

 最後に。結局、私のコロナは四週間を過ぎた今も完治していない。咳だけが三週間近く止まらないのだ。それ以外は何もなし。熱もないし、すこぶる元気。周囲への配慮のため自粛しているだけで、もう治ったも同然である。(あ、引きこもったせいでかなり太ったのは内緒で!)

 しかし咳と同じく、本作もダラダラ長引かせるのはヨクナイ。忘れていたエピソードがあれば加筆や追加投稿するが、これにて一度終わろうと思う。

──最後まで読んでくれたあなたがコロナに負けず、今日も元気で過ごせますように──


こんなところまで読んでくださって、ありがとうございます!