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AIと歩む、音楽界とギター?
どうも、1週間ぶりに日記を書かせていただきます。
「I'm 偽(ギ)タリスト!!」こと92yasです。
本日は第3弦の日記です。(※前回の日記では、次の日記で私が初めて演奏した曲についてお話しする予定でしたが、、、ちょっとテーマを変更して)
今日のテーマはAIと音楽の関係
について書いてみようかと思いまして、、、
巷のコロナウィルス騒動で飲食店は多大な影響を受けているとニュースでも報じられていますが、さきほど某バラエティ番組で有名回転ずしチェーンが取り上げられていました。
私はあまり回転ずしを食べに行かないタイプなんですが、知人から伺うには、今や順番待ちの受付やテーブルへの誘導をAIロボットが担当し、寿司づくりからテーブルへのお届けまで、機械によるオートメーション化が進んでいるようで、、、まさか飲食サービスがここまで技術の進歩によってシステム化されているとは。。。 そういえば、ユニクロや大手スーパーでもセルフレジ化が浸透してきて、ローソンでも店員を介さずにスマホのアプリを起動してお店に入り、自分の欲しいものだけ手に取って出口へ進むだけで会計が済んでしまうシステムを試験導入し始めていたり・・・
僕らからすれば、ドラ●もんや21●モンなんかのマンガで見てきたような夢のような近未来の世界にどんどん近づいているかと思うと、ちょっとワクワクする自分がいる。その内、回転ずしチェーンではAIがお客様から読み取った指紋や虹彩情報から、これまで頼んできた好きなメニューを解析して、お客様がタッチパネルを触ることなく(廻らないお寿司屋さんでは「大将!いつもの!」なんて、ありきたりなセリフを言葉にすることなく)お気に入りのネタが用意されたり、ユニクロやスーパーではタッチパネルから今の自分が試したいファッションや料理の献立を選ぶだけで、数分も経たない内にAIがピックアップした商品や食材が運ばれてきて、そこから欲しいものだけ受け取って、出口に出たらお会計はスマホで済んじゃう。。。なんて、、、いよいよ人間が従事する仕事にも変化が訪れてくるのか?? という、少しばかり今後の変化に対して不安を抱く自分もいたりします。
そうなれば、いよいよ人間にしかできない分野が「すき間産業」のように産み出されてくる時代がやってくるような気がして。
AIが音楽の世界に取り込まれると?
どのような世界が待っているんでしょうか?
既に、様々な音楽アプリで自分の聴いた音楽を解析しながら、自分好みのジャンルを絞り出し、おすすめ曲を提示してくれる機能などはありますね。あれで私は自分が知らなかったアーティストを見つけたり、「ああ!これ聴いた事あるけど、誰の曲か知らなかったやつ!」とテンション上がる日もあるんですが、その内AIが体温や心拍数、呼吸や筋肉の動きからその人の精神状態や体調を解析して、アドレナリンやドーパミンを分泌するような曲をチョイスしたり、集中力を促進する曲を流したり、リラクゼーション効果のあるヒーリングソングを決まった時間に流して、睡眠効果を促進させることで、その人のルーティーンを補助するような時代が待っているのかもしれません。
エンターテイメント業界では、AIを搭載したロボット?アンドロイド?が人間に成り代わって音楽シーンを飾る日がやってくるのでしょうか???
こと、ギター界においてはAIプレスリーにAIヘンドリックス、AIムーアが、当時の興奮をそのままにパフォーマンスまで再現するような時代が来るのかも、、、
そういった技術進歩はとてもエンターテイメント性に長けていますが、楽器を奏でるニュアンスこそ、、、やっぱり人間らしさを大切にできる文化が続いてほしいな、、、と考えてしまいます。
人それぞれに、ギターヒーローがいて、心震わせる曲があって、、、
それを、「自分で弾いてみたい!」とチャレンジして、楽しむもよし、
なりたいギターヒーローの手癖や奏法を忠実に探究するもよし、
オマージュの気持ちを込めて自分なりのアレンジを加えても面白い。
蓄積された経験を基に、新たなフレーズやメロディーを創り出し、奏でてみるのも人間らしい!
それぞれの楽しみ方があり、それを自らが体験する感動や達成感、誰かに聴かせてみて共感を呼ぶ喜び。
ギターという弦楽器ほど、腕と指(と顔)とさまざまなポジションを駆使して、感情を表現する楽器はなかなかないと考えています。
ギターを弾く事で新たな人の繋がりを産み出す。
これこそ、人間同士だから成し得られる貴重な体験ではないでしょうか?
あ!個人的には、AIを使って、自分のギタースキルを磨けるようなアプリがあったら最高かなー。なんて考えてます。
例えば、ギター練習する時に基礎を学びたい人が
「ピッキング」「ストローク・カッティング」「コードワーク」「スケール」「チョーキング・ビブラート」「メロディ・フレーズアレンジ」・・・などなど、ギターを弾く中で必要テクニックをジャンルや好みのギタリストのニュアンスに沿って数値化し、採点・整理・分析してもらって、
・苦手な項目を克服する課題曲
・得意なテクニックを活かせる課題曲
を提示してくれるAIアプリなんかがあれば、より愉しく、自分の枠に囚われる事なく、新しい発見や体験ができるんじゃあないかな?
なんて考えたりします。
このアプリでも掴めないニュアンスや人間味は、実際にスクールをしてくださる講師の方に伺って練習する。
なんて事ができれば、よりAIとギターで音楽を愉しむ可能性が拡がると思うのですが、、、
あ、あくまでも想像の範疇です。個人的にそんなものがあれば便利なのにな・・・と行き詰ってしまっているからなんでしょうね。
そんなこんなで、最後に書きたいのが、
自分が通っている行きつけの楽器店に、高校生の頃から仲良くしてくださってはや20年ものお付き合いがある店員さんがいらっしゃるんですが、その方が最近名言とも思える言葉をふと言ってくださったんですね。
「ブランドもんは持ってても何も産まれへんけど、
ギターは1本あれば、それで何か産み出せるからな!」
勿論、ブランドアイテムが好きな方もいらっしゃると思うので、その方の嗜好を否定するつもりはありません。きっと、好きなブランドを手に入れて身に付ける事で、自分の内面を引き締める効果もあるでしょうし、ブランドアイテムによって引き寄せる有意義な関係だって中にはあるかと思います(”良い靴が、良い人間関係を引き寄せる”という俗説は、私も一理あると考えます)。
私がその楽器屋の店員さんから読み取るのは、
自分が「コレが俺(私)の一本やっ!」と言えるギターに出会う事は、
自分に様々な経験や体験を産み出してくれる代物だろう!
という事を、最近感じてならないのですね。
こればかりは、本当にその人の心やソウルに関わる部分なので、まさかAIには解析することが難しいのではないでしょうか?
楽器に触れた事のある方なら、きっと理解してくださると思うのですが、ひとつひとつのギターが持つ個体が生み出す音やトーン、そしてルックスから醸し出される雰囲気って、人と一緒で違いますもん。
寂しいことに、ギターは生物ではありませんが、、、
木材と金属という、経年変化する素材の良さをフルに活かした楽器だと感じています。
だから、SNSなんかで、自分の愛用しているギターを披露されているのを見ると、ついワクワクしてしまいます。
そのギターと、オーナーさんは今日までどんな日々を歩んできたんだろうな?と。
この気持ち、例えば犬や猫などの動物を愛している方が、SNSで他の方のペット写真を見てワクワクする気持ちと同じです。
かく言う私も、実は「柴犬」が好きなもので、毎日「柴犬フォト」をアップしてくださるフォロワーさんのトピックを拝見するのは、心の中がほのぼのするんですね。
AIにはできないもの。
それは、きっと瞬時に人の心を感じること、揺さぶることでしょうか。
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