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ラグビー新リーグが来月開幕って知ってますか?〜静かすぎる船出を憂う〜

1.年明けに何があるんですか⁉️

2022年1月7日 

ジャパンラグビー・リーグワン🏉開幕❗️❗️

ラグビー新リーグの門出、しかし、ファン以外でこの事を知る人は多くない😢

W杯2019から2年、コロナ禍で世界が激変する中、あの熱狂もまた過去のものとなった。

たしかに、この自国開催大会からファンになった人達は、今もラグビーを応援している。ただその数がどれほどなのか、ラグビーファンはどれ程増えたのかは知る由もなかった。

先日、ようやくその一端を知った。

開幕戦のチケットが余っているのだ😨。ほぼ全席種で😨😨。

セレブ層が購入する高額商品は売り切れたらしいが、その席数は国立競技場の総座席数からすれば微々たるものだ😢

売れない理由、色々あると思う🤔

①『真冬の、平日金曜日、しかも夜

なにより、この時間設定が問題だ❗️

服装を間違えると、凍え死ぬ😨😨。

野外観戦は想像以上に冷えるのだ🥶🥶。

学校、会社帰りに気軽に観に行く、という感じには到底ならない。W杯開幕戦も平日夜だったが、季節は秋、半袖の観客もいたくらいだから比較にならない。

他試合と重ねたくない、という気持ちはわかるが、土曜昼になぜ出来なかったのか😢。いっそ他試合を土曜15時と日曜にしてもよかったのに。

②別のラグビーイベントが重なる

しかも、ラグビー界の一大イベント大学選手権決勝が9日日曜日❗️に設定されているのだ😨

開幕戦が土曜でないのはこの日程によるものかもしれない。連日観戦は、ファン平均年齢の高いラグビーではちょっと辛いのは確かだ。

この『とばっちり』を受けたのは他チームだ。大学選手権とリーグワン開幕節数試合とがバッチリ被ってしまった😨😨

各チームのコアファンでなければ、ラグビーファンはこの日選手権決勝を選ぶだろう。翌日10日も休みなのに、なぜこんな日程を組んだのか。

金曜夜&土曜、日曜、月曜。この週は三連休、試合を連休頭の土日に集めた方が、かえってラグビーファン以外の人達が足を運びやすかったのではないか。

月曜に試合を入れなかったのは、翌週第二節が土日開催なので、休養日の公平を図った、のかもしれない。

だとしたら選手権は月曜でいいじゃないか❗️

部員が成人式に出席できない、からなのか⁉️影響を受けるのは2校の学生だけなのに⁉️

いっその事、大学選手権を一週遅らせればよかったのに、とすら思う😓

改めて考えると、各チームが興行権を持つリーグの運営は、早くも開幕節から苦労を強いられているのだ。

日曜にホーム開幕戦を控える某チームは、一部客席を1000円、500円で売り出した。

これが効果的な集客方法か大分疑問は残る。

安ければ、試合会場に足を運ぶだろうか。この手法を続ければ後日チーム運営を苦しめることは、誰でも知っているのだが。

2、人はエンタメに何を求めるか

若い世代が夢中になるもの、といえば今も昔も

アイドル

だ。アイドル達は終始笑顔で、時に自分の弱みもさらけ出しながら『来てくれてありがとう』『大好きだよ』を連呼する。

集まったファンは、その時間、その空間において

自分は受け入れられている、自分には仲間がいる。

と実感するだろう。

『ここ』にいる限り、彼らは『孤独』を感じない。

今の時代、学校でも職場でも、SNSにがんじがらめにされた『共同体』で人は心をすり減らして生きている。

たった一言がイジメや孤立のきっかけになる、そんな人間関係は、どこか緊張感が付きまとう😢

その点、エンタメは、いい意味で『緩い優しい共同体』を形成する力がある。だから休日に、いや、あえて休みを作ってでも人はエンタメに参加するのではないか。

では、今のラグビー界は『緩く優しい共同体』だろうか。

試合会場に行けば、程度の差はあれ確かに繋がりは存在する。

なにより、コロナ禍前と比べれば、SNS上で、最近は生のイベントを催して、選手スタッフはファンとのコミュニケーションに相当努力している❗️ファンサービスに及び腰というか無関心に近かった昔とは雲泥の差、と言っていい。

企業スポーツという性質故か、ラグビーは、プロ野球、J1と比べても、ファンと選手スタッフとの物理的距離がもともと近いのも魅力だろう。

社業と二足の草鞋を履いている選手が多いこともあり、髪型服装もこざっぱりとしているし、体育会系のハキハキとした受け答えをしてくれる。

年齢性別問わず、誰もが親しみやすい雰囲気を元々選手達は持っていたが、『ファンにはいつも笑顔で接する』というエンターテイナー意識が根付いてきた事が昔との大きな違いだろう。

ラグビー界は、新リーグ開幕に向けて『一途なアスリート集団』ではなく『ラグビーをかすがいとしたアスリートとファンの共同体』へと成長しつつある。

3、『思い出して』もらう努力を

しかし、現時点では、この『きっかけ』に出会わない国民の方が遥かに多い。

やはり、今回のチケット売れ行き問題には、

代表戦が地上波放映されなかった

ことが大きく響いているのではないか。

普段はスポーツに無関心な層も、オリンピック、W杯には大きな関心を寄せる。

サッカー日本代表は今ホーム戦しか放映されないが、放映の度に、国民は『森保への文句』を口にしつつサッカーを思い出す。オリンピックを見て、川崎フロンターレ旗手や鹿島アントラーズ上田、Fマリノス前田の存在を多くの国民が知った。

ラグビー日本代表は、今年秋の欧州遠征で3試合も戦った。その前には、伝統ある合同チーム『ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ』とも戦い、その後アイルランド、日本でもオーストラリアと試合を重ねた。ところが、

これらのほぼ全てが地上波放映されなかった😢

なによりNHKが放映しなかったのが痛い😢😢

おかげで多くの国民は、勝敗どころか、試合の存在さえ知らない。それが現実だ。

時差の問題があったにせよ、夜11時台kickoffならそれなりに視聴率を稼げたかもしれないのに。

国民にラグビーを思い出してもらう

リーグワンは、その機会をほとんど持てないまま、開幕を迎えるのだ😢

チケットを購入する層が限定されるのは当然の成り行きだった。

もちろん、年末年始にかけて日本代表はテレビに顔を出すだろう。しかし本当に国民を試合会場に引き寄せるのは、

時に血を流しながらプレーに打ち込むアスリートとしての姿

これしかない。

TVの影響力低下が叫ばれて久しいが、まだ今の時代ならそれなりの訴求力拡散力を持っている。

『アイルランドになんでボロ負けした、ジェイミーHC辞めろ😡』

こんな言葉が巷に出回った方がまだ良かったのだ(あくまで例えです💦)

リーグワンの試合が、数試合でもNHK総合、Eテレ、BS1あたりで放映されると、国民は再びラグビーを思い出してくれるのではないか。

エンタメは知ってもらってナンボのもの。たとえ賞賛と批判が渦巻いてもその渦中で耳目を集めてほしい。

BIGBOSS新庄のように、とまでは言わないが😓








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